どうでしたか?
「思いの外、良かったです。多くを学べました。」
そうですか。
「優介さんがやってる事も、アイメッセージなんだなって思ったり、ブログに書かれてることもアサーティブコミュニケーションなんだって思いました。」
私は、ユーメッセージでガンガン言う時は言いますし、ノンアサーティブでも相手の意見を真っ向から否定する事もしてますよ。
「そうですか?そんなことはないような。こちらの意見も尊重してくれて、主張も、分かりやすく説明してくれる良い方だなって思ってますけど。」
私はお薦めしないですけど、経験も必要ですし、知識が助けとなる場合もありますので、良いんじゃないでしょうか。
「・・私のこと良く思われていらっしゃらないのは分かってます。本をどれだけ読んだところで息子が死にたくなってること、変わってないってこと、酷くなってること、気付かせてもらって反省もしました。でも、息子の為にやってあげられることは全部やってあげたいんです。」
私が言いたいのは、以前にも言いましたけど、知識でどこまで通用するのかなんです。
「・・・」
私もそうでしたけど、ある相談者さんは、母親が一人で病院に行って先生からアドバイスを貰っていたり、本も読むようになって、初めは理解しようとしてくれてるのかなって思ったみたいで、ちょっと嬉しかったんですって。
「はい。」
でも、どれだけ時間が経っても話掛けても来ない、心配もしてくれない、喧嘩になったり、死にそうになって助けを求めても、いつもの知識と理屈で押し通そうとして来る母親と一緒で何も変わってないと、こんなに何冊も本読んでも変わってないじゃんか!って、本をビリビリに破ってしまったそうなんです。
「はい・・」
挙句の果てに、その母親、家から出て行ってしまいましたからね。
「・・・」
私は理解が必要だと、前回の相談でも、※省略のご家族や周囲の方へっていう所でも言ってるんです。
「・・はい」
どう言葉を掛けたら良いだとか、アイメッセージのようにどう言ったら良いのかだとか、方法論や知識では駄目だと言いたいんです。
「・・・」
方法論とか知識で動こうとすると、心が無くなって偽善と化すだけなので、正直言いますけど、私は知識を重んじて、頭で動こうとする人間を一切信用してないんですよ。むしろ危険人物だと思ってるんです。
「・・そういう考えをお持ちなんですね。」
皆さんも同じこと言うんです。ホームページが頭の良さような、知識豊富で、横文字だらけで、資格も凄そうなのがズラーっと並んでて、相手の人格を現すような、めちゃくちゃ良いことも書いてあって、信じてカウンセリング受けてみたら、ゴミだった、クソだったと。
「はい・・」
私はですけど、特に、知識を羅列してるようなホームページであったり、そんなブログや書籍になってるカウンセラーであったりすると、心を持っていない、信用に足る人間ではないと即判断してるんです。
「・・そうですか。」
あと、健常者を相手してるのかって思うほど、当たり障りのない事ばかり書いてあるのも特徴です。下手したら精神病の患者さんのカウンセリング自体をやってない場合もありますからね。
「・・そんなのもあるんですね。」
はい。どうでもいい知識ばかり連ねて、何の為に※省略になったんだと、何の為に※省略になったんだって言いたいですけど、どんどん増えてるんですよ。分析、研究、診断、練習、トレーニング、講座、心理学、そんな事しかしてない者もいて、そんなの本で事足りる、セルフカウンセリングで事足りる、ネットの知識で事足りるって、私ならそう思ってしまうんです。
「・・・その先生もしてなさそうです。」
何をですか?
「カウンセリング。」
カウンセリング受けたんじゃないんですか?
「説明は受けましたけど、そこ、もともとカウンセリングじゃなくて、今、優介さんがおっしゃっていたような、心理学の講座を受ける所なんです。」
あっ、そうなんですか。すみません。勘違いしてました。
「あいえ、こちらの説明が足りていなかったです。すみません。」
いえいえ。
「息子のことで悩んで、自殺したい人にどうしたら良いのかを調べていたら、そんな時に出て来たサイトで、そこでアイメッセージを知りました。」
そういう経緯だったんですね。
「はい。それで、そのあとに講座にも参加して。」
ちなみに、その※省略のサイトを見せてもらっても良いですか?
「あ、はい。どうしたら良いでしょうか。」
ラインにサイトを張り付けて頂ければ。
※省略
あぁ、講座まんまですね。健常者のコミュニケーションスキル向上お悩み相談室みたいな感じですね。
「・・・そう言われると、そう見えて来ました。」
精神病がどうとかは、どこにも書かれてないですね。
「え?・・・え・・・あ、ほんとですね。目に入ってませんでした。」
講座はどんな感じだったんですか?
「※省略」
なるほど。それで実際に行動に移してみましたか?
「まだ勉強中で、イメージトレーニングをしていました。」
そのイメトレはどんな内容ですか?
「そこもまだ勉強中でして、優介さんに言えるほどじゃないです。」
成果がなければ講座の意味なんてないですから、今、頭の中に入っているだけでも構わないので教えて下さい。
「・・・う~ん、私はあなたのこと心配してるよと伝える・・・気持ちを話してくれたら嬉しいと言う・・死にたいと言われたら死なないでと言いたくなる、けれども、その気持ちは否定しないで自分で認める・・」
うん。
「・・死にたいくらい苦しんだねと相手の気持ちを受け止めて、そこからアイメッセージで、あなたに死なれたら悲しいと伝える。・・え~~、死にたいと言って来たら、相手の気持ちを想像しながら本人に直接聞いてみる。疲弊してしまったり、死にたくなってしまったら元も子もないから、相談できる場所を確保する。」
・・・・終わりですか?
「はい・・」
なにも気付くことは無かったですか?
「気付くことですか?」
○○さんの言ってる事って、思いやりの心、一つで済むんですよ。
「・・・・」
文字に起こせば恐らく気付かれるとは思いますけど、もう知識を入れようとするのはやめて下さい。またそんな感じで息子さんと接したら、恐らく息子さんは激高すると思います。
「・・・・」
言ってみましょうか。え~~、私は○○さんのこと心配してるよ。気持ちを話してくれたら嬉しいな。あ~死にたいくらい苦しいんだね。それは辛かったね。でも○○さんに死なれたら悲しいな。
「・・気持ちがこもってないですね。」
どれだけ演技したとしても最終的には伝わりますからね。そこに苛立つんですよ。知識が途絶えたらどうするんですか。口だけで行動が伴ってない人もいますからね。全てが矛盾だらけで、問題だらけになって、酷くなるだけですよ。
「・・・思い出しました。息子に言われたこと。」
はい。
「お前はロボットだって言われた事あります。同じ事しか言わないって。」
すぅ、馬鹿の一つ覚えのように、知識を連呼していたかも知れないですね。
「それはなかったと思いますけど・・気持ちも籠めて、息子のこと心配してましたから。」
言い訳してる場合じゃないんですよ。息子さんの状態は、窮地に陥ってると言えるくらいなんです。今でも。
「・・はい・・」
息子さんのこと心配なんじゃないですか?
「心配です。」
息子さんに死なれたら嫌なんですよね?
「はい。嫌に決まってます。」
その心さえあれば良いんです。もう知識は入れないで下さい。
「・・でもどうしたら良いのか分からなくて。」
息子さんこと心配じゃないんですか?
「心配です。言いました。」
じゃあ○○さんは相手のことを心配になったら、何をするんですか?
「・・心配になったら?ですか?」
知識はいいので、息子さんのことを想像しながら言ってみて下さい。
「・・・大丈夫?って聞きます、ね。」
良いじゃないですか。是非言ってあげて下さい。
「言ってますけど。」
その後どうなってるんですか?
「大丈夫って聞いても、昨日はお腹空いたからマック買って来てって言われて、私も家事や仕事で忙しいので、お金はあげるからそれは自分で買って来てって、それ言ったら怒って暴れて、そんなことばっかです。」
もう悩みを話せるような関係にすらないんですね。
「・・それは分からないです。」
取り敢えず、今のままでは何も好転して行かないので、まずは○○さんが変わる事が初めの一歩になると思って下さい。
「・・どうしたら良いのでしょうか。」
まずは知識を入れようとしないで下さい。
「そんなにいけないことなんでしょうか。」
そんなにいけない事ではありません。今の○○さんにとってはそんなにいけない事です。
「・・はい・・」
何も学んでないのなら先には進めません。このまま講座に参加して下さい。
「・・思い出しました。すみません。知識は入れないように致します。」
心の迷いや悩みがあると、そこに不安などが働くと、特に!知識脳の方は、知識を入れたがるんです。
「はい。」
知識を入れる事で、相手の為に何かしたと、良い母親だと安心して、心の安定を図ろうと、保とうとするんですけど、もう一切合切やめて下さい。
「・・分かりました。」
これからは、息子さんの事だけを考えて、息子さんが良くなる未来を想像して、息子さんにとって今何が必要なのかを必死に考えて下さい。答えが見つからない場合は、私に相談して下さい。
「・・はい。そう致します。」
次の相談で、その答えを聞きますね。息子さんの為に悩み苦しんであげて下さい。
「はい。」
私が支えますから、必ず良い方向に持って行きますから、そこは安心して下さい。お願いします。
「ありがとうございます。考え直してみます。」
⇒次回の相談(1週間後)
取り敢えず良かったです。あと、前に話した、何か答えは出ましたか?
「それが、考えてはみたんですけど、・・思いつきませんでした。」
1週間考えても、何も出て来なかったんですか?
「はい・・」
仕事をしてる間も考えました?
「仕事はミスができないので、仕事に集中してました。」
家事をしている時はどうです?
「・・洗濯や料理や、夫の世話もありますから、ペットのお散歩もお世話もしないといけないので、寝る前に少し考えました。」
息子さんのこと心配なんですよね?
「はい。」
死なれたら嫌なんですよね?
「嫌です。」
私が息子さんなら、その話聞いたら死にますね。
「・・そんなこと言われましても、これでも一生懸命やってるんです。」
そうでしょうね。家事に旦那さんのお世話にペットのお世話に仕事に、とてもじゃないけど、息子さんのことなんて考えてる暇なんてないですよね。
「息子のことも考えて、息子の世話もしてます。」
もし仮に○○さんが精神病で、死にたくなっていて、母親と接する時間も少なくて、母親が家事やお世話や仕事で、甘えようとしても、お金であしらわれて、一人で怒り悩み苦しんでいたらどう思いますか?
「・・それは・・私の・・」
極端な話、私が息子さんを家に住まわせることくらいできますよ。
「養って下さるんですか。」
伝わらないですね。息子さんが体の病で手術をしないといけないくらいの大病になったらどうしますか?
「看病しますけど?」
毎日?
「はい。毎日、できるだけ。」
仕事はどうするんですか?
「仕事は・・続けます。夫にも頼んで、家事とペットの世話は分担してもらいます。」
ならなんで息子さんは死にたくなってるのに、それをしないんですか?
「え・・それは死にたいって言うだけで・・・死なないですし。」
死ななければ看病はしないって事ですか?
「それとこれとは別だと思います。」
息子さんのためにやれることは全てやってあげたいって言ってたと思うんですけど。
「それは・・講座とか、本を読んだり、こうやって優介さんの所に相談しに来たりしてます。それ以上のことなんて、」
○○さんが変わることが初めの一歩になると言ったのは覚えてますか?
「覚えてます。」
どうしますか?私はですけど、今のままでは何も変わって行かないと、もっと酷くなると思ってます。
「・・休みを取れってことですか?」
息子さんの事を考えて、ご自分で決めて下さい。
「・・・分かりました。1日増やします。」
申し訳ないです。他のカウンセラーをあたって下さい。今回の料金は結構ですので。
「え、なんですか急に。」
他のカウンセラーが助けてくれるでしょうから、そちらをあたって下さい。今の息子さんの状態からすると、ご家族の協力なくしては好転は不可能だと判断してるので、私の力だけでは無理です。
「1日じゃ足りないんでしたら、そうおっしゃって下さい。」
私の息子じゃないんです。○○さんの息子さんなんです。私なら仕事を辞めてでも、息子とずっと一緒にいて、息子が死にたくなくなるまで傍を離れません。私ならですけど。
「そんなことしてたら生活できません。」
生活ができなくなっても、一緒に餓死して死んでしまったとしても、それでも息子を一人で死なせるようなことはさせません。私ならですけど。
「・・責任取れるんですか。」
取れないですよ。私の息子だったらの話をしているだけです。決めるのは実の母親である○○さんです。
「分かりました。仕事辞めます。その代わり息子が死んだら責任取ってもらいます。」
話聞いてましたか?自分の息子の命の所在を他人の責任にしようとしたのは○○さんが初めてですよ。はっきり言いますけど、○○さん、私の母親と似てるんですよ。
「生きてるじゃないですか。」
んん?生きてる?
「優介さん生きてますよね。」
あ、私が、命懸けて母を変えようとして来たからです。心底感謝できるくらいの母親になってくれて、それまでは偽善のベールで包み隠した悪魔だと思ってましたからね。
「私がそうだと言いたいんですね。」
息子さんの命を、仕事と私で天秤に掛ける人を、世間はどう思うんでしょうね。
「仕事の休みが少ないと迫った、ふざけたカウンセラーだと思うのではないでしょうか。」
ふざけたカウンセラーに息子さんの命を託すんですか。どんな母親ですか。
「そ・・・」
○○さんが変わろうとしない限りは私も協力できません。息子さんが何で怒り狂うのかは今の遣り取りだけでも十分理解できましたけど、その末路の話でもしたら良いですか?
「・・・」
もっと愛情が欲しくなって、もっと我儘になって、もっと細かいことで怒り狂って、目も合わせなくなって、距離も取ろうとして、腫れ物に触るように扱って、煙たがったり、早く死んでほしいと願ったり、歳を重ねて息子に惨殺される親もいれば、恐れて夜逃げのように子供を置いて家を出る親もいれば、親が息子を殺して一家心中する人もいる。全て実話ですからね。
「・・・そうはなりません。」
なら良いじゃないですか。私はもう協力できないので、他のカウンセラーをあたって下さい。
「すみません。私が悪かったです・・お願いします。相談を受けたいです。何でも致しますので、許して下さい。」
申し訳ないですけど、このままやっても良いですけど、恐らく、お母さんが変わらずに、間に合わずに、最悪な結果になると思ってます。私の予想、外れた事がないんですよ。
「・・・」
分かるんです。○○さんの心が今どうなってるのか。その心でどんな物語が、夫婦関係が、親子関係が形成されて行くのか。その結果がどうなるのか。
「薄々気付いてはいました。このままだと私・・息子殺しちゃうかもって、でもそれはいけないって、優介さんが言っていた通りで、本を読んだり、講座に参加していたのは、私が救われたくて・・息子のために良い事してるんだって思いたくて、やってたんだと思います。正直にお話します。私、・・息子を殺そうと思いました。」
うん。早く呪縛から解かれたかったんですよね。お母さんも物凄く苦しんで来たのは分かりますから、悪の心が見え隠れしていましたし、
「はい。」
知識の話で危険人物だと言った時にも、語気が強まって嫌悪感を感じましたから、○○さん大学出てるんじゃないですか?しかもかなり有名な大学とか。
「大学名は言えませんけど博士号は持ってます。※省略。」
なるほど。単刀直入に聞きますけど、自分のことを危険人物だと思えますか?
「・・・思えないと言ったらどうなりますか。」
そんな回答は待ってません。自分にとって都合の悪いことは忘れて行くタイプですから、よく考えて答えて下さい。
「・・・息子を殺そうとした危険人物です。」
それは同情しますけど、息子さんが死ぬかもしれないのに、仕事の休みを1日増やすだけと言ったことはどう思いますか?
「・・・・」
生活の事情とか現実とか自尊心とのせめぎ合いがあるのは分かりますけど、認めてしまったほうが楽になれますよ。
「・・・最低な母親です。」
どんな母親が良い母親だと思いますか?
「え・・・・息子のこと考えて、仕事を辞めてでも、息子の傍にいて、息子が死にたくならないようにしてあげる母親だと思います。」
本気でそう思えますか?
「思えます。」
できますか?
「・・はい。」
OKです。そんな母親であれば、私が息子でも死ななくなりますし、素敵な母親だとも思います。あとは、その心を常に持ち続けられるかどうかです。
「はい。」
それには○○さんが行動で示すことが物凄く大事になります。
「決めました。私、仕事、復職もできますから、息子の為に休職します。」
3年は掛かるかもしれないですよ?
「・・・大丈夫です。」
OKです。取り敢えず、メモして頂きたいんですけど、
「はい。」
すぅ、え~~、”仕事を辞めてでも、息子の傍にいて、息子が死にたくならないようにしてあげる母親”、とメモして下さい。
「はい。もう一回、お願いできますか。」
仕事を辞めてでも、・・・息子の傍にいて、・・・息子が死にたくならないようにしてあげる母親、です。
「・・・・・・・・・・はい。書けました。」
で、こっからが本番です。
「はい。」
そのメモを見ながら、どれだけ息子さんの事を、これから日々想い考えられるのかが大切になります。
「はい。」
そこに知識や偽善が入ると、息子さんはまた見破ってまた怒り出します。
「自立にはどれくらい掛かるでしょうか。」
メモを見て下さい。
「あ、すみません。」
自立なんていうのは、先の先の先の先くらいに思っておいて下さい。お母さんの想いが本物にならない限り、息子さんはその想いに応えようとは絶対にしません。また怒り狂って、また塞ぎ込むだけです。
「はい。」
今の時点では、息子さんと私が話せるかどうかも分からないので、今はお母さんの息子さんに対する想い次第です。メモに書かれてる事が一瞬でも抜けたら終わりくらいに思っておいて下さい。
「分かりました。」
まず、息子さんが引き籠ったのは、受験に失敗して○浪した○○才の時でしたよね?
「はい。」
なんで引き籠ったのかは分かってますか?
「○浪したからです。」
じゃあ、なんで○浪したら引き籠るんですか?
「・・頑張っても失敗して、落ち込んでいたからと思っていたのですが。」
なんで受験に失敗したら落ち込むんですか?
「それは、頑張って落ちたら落ち込むのは当たり前ではないですか?」
質問変えますね。○○さんは、落ち込んでる姿を見て、何もしなかったんですか?
「・・励ましましたけど。」
どうやって。
「また次があるからがんばろうって、明るく。」
励ましたら、引き籠ったんですか?
「息子にはショックが大きかったんだと思います。」
その後は励まさなかったんですか?
「しようとしても、話したくない!出てけ!ってなるんです。どこかで乗り越えるだろうと思って、そっとしておきました。」
そっとし続けて、11年も経ったんですか。
「話し合いをしたこともありますよ。何度も何度も。夫が、え~~、その・・・」
その何ですか?
「・・暴力のような、そんなのも、なってしまった時はありました。」
○○さんに対しての暴力はありますか?
「・・あります。」
どんなのですか?
「・・物をよく投げて壊す人で、昭和のような卓袱台を引っくり返すみたいに、私が作った料理を全部落とされます。」
・・ふぅ~
「怒り続けると拳骨もされて。至る所を。」
そこまで行くと犯罪ですし、DV認定になると思いますけど、離婚しようとは思わないんですか。
「それは今までにも何度も考えました。ですけど、警察に行くよと言い続けたら少し収まったんです。収まって来たんです。」
どれくらい収まったんですか?
「・・物を投げられて壊すのが増えたくらいで、あとは、たまに殴られるくらいです。」
殴られるって顔ですか?
「顔と頭と腕と背中です。」
うん・・アザはどうです?赤紫になるとか。
「激しくされた時は、右左でやられた時はメイクで隠したくらいで、赤く腫れて蚯蚓腫れのようになって、」
そこまでされても離れないんですか?
「1年前ぐらいの話なんです。」
あぁ
「今は、全力で叩いては来ない、叩こうとする時に抑えようとしてるのは分かって、叩こうとする時にやめたりもします。」
○○さん的に今の状態であれば許容範囲にしてるんですね。
「夫婦喧嘩の範疇にはしてます。離婚することがあれば警察にも相談する予定にしてます。夫にもそれは伝えてます。収まらなければですけど。」
OKです。言葉の暴力はどうですか?
「言葉も、あります。」
激しいですか?
「それはもう・・激しいです。」
それはどうなんですか?今もですか。
「今も、なんですけれど、減ってはいまして、毎日ではなくなりました。」
それも夫婦喧嘩の範疇に留めようと。
「そうではないですけど、収まらなければ離婚も考えてます。でも、これでもかなり収まってます。」
鬱病になりそうなほど追い込まれているという訳ではないんですね?
「それはないです。若い時は本気で離婚を考えたくらいで、慣れてしまったというか、今はないです。」
OKです。息子さんにする頻度ってどれくらいですか?
「息子にはしなくて、んーー、機嫌が悪いときに、お酒に酔った勢いで、部屋の外で叫ぶことがあるくらいです。」
昔は。
「昔は、出てこい!、お前はいつまでそうしてるんだ!って、私が止めに入ってやめさせてました。」
どれくらいですか?1日一回とか、週に一回とか、月に一回とか。
「うーーーん、半年に一回くらい?、年に3回かあるかどうかです。」
そうですか。息子さんに対しても昔はよく、激しくあったんですよね。
「ありました。でも、夫も諦めてるところがあって、今は話しをしなくなってます。無視をし合って。鉢合わせるようなことがあっても無視し合ってます。」
なるほど。
「これでも以前よりは減ってます。引き篭もったからですけど。」
分かりました。よく今まで息子さん生きて来られたなって私なら思うんですけど、少しは我儘が言える、ストレスも受け止めていたお母さんの存在があったからなんでしょうね。
「・・それは、どうかは。」
とりあえず、今の段階でも、相当、切羽詰まった状況にあるので、
「父親を殺してしまうんじゃないかと思う事もあります。息子が。」
あぁ・・
「それも心配です。」
仕事を辞めることは旦那さんは、どういった態度に出ると思われますか?
「そこは大丈夫です。仕事をするな、辞めろと、結婚当初から言われてましたので。」
OKです。少し希望が見えました。
「はい。」
先ほどの質問の続きなんですけど、単刀直入に聞きますね。
「はい。」
もう、学歴がどうとか、大学がどうとかは、思ってはいませんよね?
「それはかなり前から、何年も前から諦めてます。」
じゃあ、息子さんが引き籠った原因は、どこに何にあるのか分かりますか? 根本的に。
「・・根本的に・・・・・私達夫婦かと。」
理由は。
「・・・息子を医大に行かせようとしたからです。」
医大・・その懺悔の気持ちはありますか?
「あります。息子も私たちの期待に応えて頑張って勉強していましたので、それが私達のせいで、優介さんが言っていた道を狭めてしまって、他の生き方を作ってあげられなくて、こうなってしまったんだと思ってます。」
そのいま言った、その懺悔の気持ちもメモして下さい。
「ああ、はい。・・少しお待ちを下さい。」
大丈夫ですよ。ゆっくり噛みしめて書いて下さい。
「・・・・・・(泣)・・・(泣)ごめんなさい(泣)私、最低な母親です(泣)(泣)」
そのメモを見る度に、その想いを思い出して下さい。
「はい(泣)私、今まで息子に最低な、優介さん、私、悪魔です。私、生きてる価値ありません(泣)」
良いんですよ。そこに気付いた時点で、もう悪魔ではないですから。
「え?(泣)」
善の気持ちが芽生えたからこそ、涙して、己の過去の現実を、悔やんでいるって事ですから。それで良いんです。ここからです。
「(泣)私なんかが生きて、母親なんかして良いんでしょうか。」
今、生きる価値がやっと、今やっと大きく生まれたんですよ。私の母の話もしましたよね。
「はい。」
悪魔だと思ってた、究極の偽善者だと思ってた、そんな母が、私が心底感謝するくらいの素敵な母になってくれましたから、そのまま寿命を全うしてくれましたから、○○さんもそうなれば良いんです。これから。
「私は優介さんのお母様みたいになれるんでしょうか。最悪な結果になるとおっしゃってましたけど。」
それは、この心が芽生える前の話です。あのままでは、確実に、私の予言通りになったと思います。
「そうですね。そうでした。」
うん。その想いを忘れさえしなければ、必ず良い母親になれますし、必ず、息子さんの未来も、紆余曲折あるとは思いますけど、良い未来が切り開かれて行くと思います。
「はい(泣)」
大丈夫ですか?
「はい(泣)」
次行っても良いですか?
「はい。お願い致します(泣)」
えっと、この先、息子さんにどうなって欲しいですか?
「この先・・息子に・・自立して自分のやりたいことやってほしいです。」
○○さんのエゴは抜きにして下さい。息子さんの事だけを考えて言って下さい。
「・・・息子が何かやりたい事を見付けてくれて、毎日楽しそうな、大変なこともあるだろうけど、素敵な人とも出会って、生き甲斐を持って、楽しく生きて行ってほしいです。」
今の言葉をメモして下さい。
「はい。・・・」
何かやりたい事を見付けて・・・毎日楽しそうに・・・
「はい。」
大変なこともあるだろうけど・・・素敵な人とも出会って・・・
「はい。」
生き甲斐を持って・・・
「はい。」
・・楽しく生きて行ってほしい。
「・・・・ありがとうございます。書けました。あとで清書します。」
この今メモをして頂いた、三つ言葉を、常に、毎日見て、知識を入れるんじゃなく、今日芽生えたその想いを思い出して、常にどんな時でも、その想いを再燃させて下さい。
「はい。」
いまメモして頂いて言葉は、○○さんの息子さん事だけを考えた、息子さんへの純粋な想いです。
「はい。」
この想いは、知識でもなく、アイメッセージでもなく、アサーティブでもありません。
「はい。」
もちろん、それがアサーティブだと、アイメッセージだとも言えますけど、私は知識が嫌いなので、そんな言葉は、知識は今後も入れないようにして下さい。
「優介さんの言いたいこと分かりました。」
良かったです。
「気持ちを、心を忘れてました。息子のこと想像して考えることを忘れてました。自分がどう思われたいかばかり考えて・・」
ナイスな気付きですね。
「ありがとうございます。」
あと思いませんか?認めてしまったほうが楽だって。
「はい。思いました。こんな楽になれるなんて、肩の荷が降りたようです。」
うん。自分のことを知って、等身大の自分に、認めてしまって誰かに受け入れてもらえると、肩ひじ張らずに楽になれるんです。
「私、誰かに相談をしたことが今までにないんです。」
あぁ
「あ、息子のことは相談してますけど、私の・・子供の頃からそうで、初めて誰かに話しました。」
○○さんも苦しんで来たんですね。
「あ、いえ。」
○○さんの相談もしてあげたい所なんですけど、今は息子さんが第一ですから、今は踏ん張って下さい。
「はい。」
え~~、息子さんの現在に対する母親としての想いと、今までの過去の懺悔の想い、息子さんに対する未来への想い。この3つの想いを持って、これから生きて行って下さい。
「はい。優介さん時間が、過ぎてしまっていますけど。」
良いですよ。この後の相談もないですから。
「何から何までありがとうございます。ご親切にして下さって。」
私のことは気にしなくて良いので、今は息子さんの事だけを考えて下さい。
「ああ、はい。」
で、どうしますか?私としては、その3つのメモを見ながら少しずつ息子さんと向き合いながら、そうですね1年は修行頂いて、そこからでも良いとは思ってるんですけど。
「でもまだ、上手くやれるのか不安で。週に1度でもお願いしたいです。」
上手くやれなくて良いんですよ。誰も初めから上手くやるなんて不可能ですから、みんな、私もですけど、色々ありながらも、苦しみながらも日々修行しているんです。
「・・はい・・もう少しだけ、お願いできないでしょうか。」
じゃあ、あと1ヶ月間だけ、このまま週一でやりましょうか。
「お願い致します。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」