眠る前だけ、言えなかったことが浮かんでくる

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昼のあいだは、ちゃんと過ごせていたはずなのに...
夜になって、ひとりになると、急に思い出すことがあります。

あのとき、本当は少し寂しかったこと。
ほんとは気になっていたのに、平気なふりをしたこと。
言おうと思えば言えたのに、飲み込んだ言葉があったこと。

眠る前って、不思議なくらい
言えなかったことばかり浮かんでくるんですよね。

もう終わった会話のはずなのに、
頭の中でもう一度なぞってしまう。
あの返しでよかったのかなとか、
あのとき少し無理して笑ってたなとか。
昼には押し込めていた気持ちが、夜になると静かに戻ってきます🌙

たぶんそれは、夜が静かだからです。

誰かと話している時間は、気が紛れます。
やることがあるうちは、気持ちも動いていけます。
でも、眠る前はちがう。
音も予定も少なくなって、心の中だけが急に近くなる。

すると昼には見ないふりをしていた本音が、
そっと表に出てきます。

「本当はうれしかった」
「ほんとは悲しかった」
「少しだけ、傷ついてた」

そんな小さな気持ちは、
忙しい時間の中では後回しにできるけれど、
夜はちゃんと置いていけないんですよね。

しかも、言えなかったことって、
言わなかった時点では終わったように見えるのに、
気持ちの中ではまだ終わっていないことが多いです。

伝えなかった寂しさ。
聞けなかった不安。
飲み込んだままの本音。

それらは消えたわけじゃなくて、
ただ静かな場所にしまわれていただけなのかもしれません。

だから眠る前になると、
その引き出しが少しだけ開いてしまう。

もう考えたくないのに浮かんでくるのは、
気持ちがしつこいからじゃなくて、
ちゃんと受け取ってほしい本音が残っているからです。

言えなかったことが浮かぶ夜は、
弱い夜ではありません。

むしろ、自分の気持ちを雑に扱えなかった夜です。

平気なふりをしたまま眠れない日があるのは、
それだけ心が置いていかれなかったということ。
大丈夫な顔のまま終わらせても、
気持ちのほうは、まだそこにいたんですよね。

だからそんな夜は、
無理に前向きにならなくて大丈夫です。

忘れようとしなくてもいいし、
きれいに整理しようとしなくてもいい。
ただ、言えなかったことがあるんだなって、
自分でわかってあげるだけでも少し違います。

眠る前だけ、言えなかったことが浮かんでくる。
それはたぶん、
心のどこかがまだ置き去りになっていない証拠です。

ちゃんと感じていたからこそ、
ちゃんと残っている。
そんな夜もあります。

ひとりで抱えるには少しだけ重たい夜は、
言葉にして外へ出すだけで、心がゆるむこともあります🍀




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