悩んだ日は、日記をつけてみる

悩んだ日は、日記をつけてみる

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コラム
悩んでいるときほど、頭の中だけで考え続けてしまうことがあります。

「もう整理できた」と思っていても、気づけば同じところをぐるぐるしている。
しかも悩みというのは、不思議と「自分に足りないこと」や「自分の至らなさ」にばかり光を当ててしまいます。

ひとつ不安を片づけても、また次の不安が出てくる。
ひとつ反省しても、また別の反省点が見つかる。

そうしているうちに、頭の中が少しずつ、自分を責める言葉でいっぱいになっていくことがあります。

そんなときに試してみてほしいのが、日記です。

日記といっても、立派な文章を書く必要はありません。
その日にあったことを、ほんの一行だけ残す。

できたこと、目に留まったこと、少しだけ気持ちがゆるんだこと。
おいしかったもの、誰かに言われて嬉しかったひと言、予定通りにできた小さなこと。

それくらいで十分です。

不思議なもので、書き続けていると、少しずつ「今日の目玉」を探すようになります。

今日は何があっただろう。
何を残しておきたいだろう。
未来の自分に、今日の自分から何を渡しておこう。

そんなふうに考え始めると、日記はただの記録ではなくなります。
その日を、少しだけ大切に扱うための小さな箱になります。

もしこれから始めるなら、「3年手帳」のようなものもおすすめです。

今年の今日、来年の今日、再来年の今日が、同じページで見られる手帳です。
去年の自分が何をしていたのか。
今日の自分は何を感じているのか。
来年の自分は、これをどんな気持ちで読むのか。

そう考えると、日記は未来の自分への小さなメッセージになります。

続けていくうちに、少しずつ視点が変わってきます。

「今日は何を書こう」から、
「明日は何を残したいだろう」へ。

「今週末はどう過ごそう」
「今月の目玉は何にしよう」
「今年の残りを、どんな時間にしていこう」

そんなふうに、悩みの内側に閉じていた視野が、少しずつ外へ広がっていきます。

もちろん、日記を書いたからといって、悩みがすぐになくなるわけではありません。
でも、悩みだけが自分のすべてではないことに、少しずつ気づけるようになります。

書くことの意味は、完璧な答えを出すことではなく、
今日の自分を、今日のうちに置いておくことなのだと思います。

悩んだ日は、まず一行だけ。

「今日は、こんな日だった」

それくらいの軽さで、十分です。

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