ChatGPT・Claude Code・Cursorで作った業務ツール、そのまま公開して大丈夫ですか?
ChatGPTやClaude Code、Cursorを使えば、業務ツールはかなり作りやすくなりました。
画面もできる。
ボタンも動く。
それっぽく保存もできる。
え、もうこれ公開していいのでは?
……と思ったところからが、わりと本番です。
私は本業でシステムエンジニアを10年ほどやりながら、副業でもExcel、GAS、Python、Webアプリ、CSV加工、業務自動化まわりの相談を受けています。
その中で強く感じるのが、
「動いた」と「業務で安心して使える」は、けっこう別物
ということです。
AIで作ったツールが悪いという話ではありません。
むしろ、かなり便利です。
ただ、業務で使うなら確認した方がいいところがあります。
今回は、ChatGPT・Claude Code・Cursorなどで作った業務ツールを、社内やお客様向けに公開する前に見ておきたいポイントを、SE目線でまとめます。
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AIで作った業務ツールに残る公開前の不安
最近は、非エンジニアの方でもAIを使ってWebアプリや業務ツールを作れるようになってきました。
たとえば、こういうものです。
1. 社内の申請フォーム
2. CSV集計ツール
3. 売上レポート作成ツール
4. 顧客管理画面
5. 在庫管理ツール
6. 案件管理システム
7. Googleスプレッドシート連携ツール
8. PDF出力ツール
こういうものを、ChatGPTやClaude Code、Cursorに相談しながら作るケースが増えています。
これは本当にすごいです。
昔なら、ちょっとした画面を作るだけでも、HTML、CSS、JavaScript、バックエンド、DB、認証、サーバーまわりなど、覚えることが山ほどありました。
今はAIに聞きながら進めれば、とりあえず動くものまでは持っていけます。
はい。
ここまでは革命です。
ただ、問題はここからなんですよね。
個人で試すだけなら多少雑でもなんとかなります。
でも、社内で使う。複数人で使う。お客様に見せる。業務データを扱う。
こうなると、見た方がいいポイントが一気に増えます。
特に怖いのは、次のような部分です。
1. 誰でも見られる状態になっていないか
2. データが正しく保存されるか
3. エラー時に原因が追えるか
4. 削除や上書きの事故を防げるか
5. スマホや印刷で崩れないか
6. あとから修正しやすいコードになっているか
AIで作った時点では、画面上はきれいに見えることがあります。
でも、裏側を見ると、
**「これ、公開したあとに止まったら原因追えないかも」**
**「この保存処理、同時に触ったら危ないかも」**
**「この権限設定、URL知っている人が見られるのでは」**
みたいなことがあります。
見た目が完成している分、逆に怖いんです。
ちゃんとしてそうに見えるから。
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動くツールと使えるツールの大きな差
業務ツールで大事なのは、初回に動くことだけではありません。
1. 毎日使っても壊れにくいこと
2. 入力ミスが起きても戻せること
3. 担当者が変わっても使えること
4. データが増えても極端に遅くならないこと
5. エラーが起きたときに原因を追えること
このあたりが重要です。
私もこれまで、GASで工程管理表を作ったり、Dropbox連携の写真管理ツールを作ったり、楽天RMSの広告・売上データを集計するダッシュボードを扱ったりしてきました。
最初に画面が動いたときは、正直うれしいです。
ただ、実際に運用しようとすると、だいたい別の問題が出ます。
たとえば工程管理ツールなら、こういう問題が出ます。
1. 保存ボタンを押したのに反映されない
2. 自動保存と手動保存のタイミングがぶつかる
3. スマホで見るとレイアウトが崩れる
4. PDF印刷するとバーやメモが消える
5. 年をまたぐ予定で完了判定がおかしくなる
写真管理ツールでも、こういうところで詰まります。
1. スマホから複数枚アップロードしたときの順番
2. 縦写真をPDFに出すときの向き
3. CSV取込で空枠をどう扱うか
4. Dropbox保存中に画面が止まったように見える問題
画面だけ見れば、たぶん地味です。
でも、使う人からすると、ここが一番大事だったりします。
「ボタン押したら保存される」
この当たり前を安定させるのが、クッッッソ大変なんですよね。
地味すぎて泣けます。
AIで作った業務ツールも同じです。
最初に動くところまでは早いです。
でも、仕事道具として使うなら、もう一段確認した方が安全です。
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本番前に見落としやすいログインと権限
公開前にまず見たいのが、ログインと権限です。
業務ツールでは、誰が見られるか、誰が編集できるかがとても大事です。
たとえば、こういう分け方です。
1. 管理者だけが見られる画面
2. 一般担当者も編集できる画面
3. 閲覧だけできる画面
4. スマホでは閲覧専用にしたい画面
5. 外部の人には見せたくないデータ
AIで作ったツールの場合、画面や処理はできていても、権限まわりがざっくりしていることがあります。
たとえば、こういう状態です。
1. ログインなしでURLを開ける
2. ログイン後なら全員が全データを見られる
3. 管理者メニューが一般ユーザーにも表示される
4. 削除ボタンを誰でも押せる
5. APIキーやパスワードがコードにそのまま書かれている
このあたりは公開前に確認したいです。
特に、Googleスプレッドシート、Google Drive、Dropbox、外部APIなどを使っている場合は注意が必要です。
**「自分だけで使っているときは大丈夫」でも、社内共有した瞬間に危なくなることがあります。**
私が業務ツールを見るときも、最初に気にするのはここです。
機能が多いかどうかより、
誰が何を触れる状態なのか
を先に見ます。
便利なツールほど、扱うデータも増えます。
だから、ログインと権限は本番前に確認しておいた方がいいです。
データ保存まわりに潜むあと戻りの地雷
次に見たいのが、データ保存です。
業務ツールで一番怖いのは、次のような状態です。
1. 入力したデータが消えた
2. 上書きされた
3. どれが最新かわからない
4. 戻せない
はい。
このへん、普通に胃が痛くなります。
AIで作ったツールでも、保存処理は一見動きます。
ただ、細かく見ると確認したいことがあります。
1. 保存先はどこか
2. 保存形式は何か
3. 更新日時は残っているか
4. 誰が更新したか分かるか
5. 削除データは戻せるか
6. 同時編集されたときにどうなるか
7. エラー時に中途半端なデータが残らないか
8. バックアップを取っているか
特に、GoogleスプレッドシートやCSVを保存先にしているツールは、最初は作りやすいです。
ただ、データ量が増えたり、複数人で触ったりすると、急に難しくなります。
私も楽天RMS系のダッシュボードで、3年分、複数店舗分、広告や売上データを扱う仕組みを見てきました。
DBサイズが数GBになると、最初に考えていなかった速度問題が出ます。
1. 読み込みが遅い
2. 日次集計が重い
3. 月次表示だけなら出るが、日次にすると止まる
4. データの持ち方を変えないと運用できない
こういうことが起きます。
最初は数十件のテストデータで動いても、本番では数千件、数万件、数年分になることがあります。
だから、公開前にはデータ保存まわりを見る必要があります。
特に確認したいのは、次の4つです。
1. 今の保存方法で半年後も使えるか
2. データが増えたときに遅くならないか
3. 壊れたときに戻せるか
4. 集計結果がズレないか
業務ツールは、作った瞬間より、使い続けたあとに差が出ます。
エラーが出たときに困るログと原因追跡
本番公開前に、ログも見ておきたいです。
ログというのは、ざっくり言うと、次のような記録です。
1. いつ
2. 誰が
3. 何をして
4. どこで失敗したか
業務ツールは、エラーが出ること自体よりも、
なぜエラーになったか分からない
ことの方が困ります。
たとえば、こういうときです。
1. 保存に失敗した
2. CSV取込が途中で止まった
3. メール通知が飛ばない
4. PDF出力ができない
5. 特定のデータだけ表示されない
6. スマホから操作すると止まる
こういうとき、ログがないと原因を追うのに時間がかかります。
AIで作ったコードは、動くところを優先して作られている場合があります。
そのため、こういうことがあります。
1. エラーを画面に出していない
2. 例外処理が雑
3. ログの出力場所が分からない
4. 失敗しても成功っぽく見える
5. 原因がユーザー操作なのかシステム側なのか分からない
これは本番でかなり困ります。
私もGASやPythonのツールで、エラー原因を追うためにログを追加したことが何度もあります。
特に外部連携があるツールは、原因が一つとは限りません。
1. Google側の権限
2. Dropbox側の保存失敗
3. API制限
4. ファイル名の問題
5. 日付形式の問題
6. 空欄データ
7. 想定外の文字
こういうものが絡みます。
ログがあると、修正が早いです。
ログがないと、勘で探すことになります。
勘で探す開発、だいたい精神が削れます。
だいたい夜にハマります。
だから、本番前にはログとエラー処理も見たいところです。
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スマホ表示と印刷で崩れる現場のリアル
PCで動くツールが、スマホや印刷でもきれいに使えるとは限りません。
ここも本当に大事です。
業務ツールは、作る側のPC画面ではきれいに見えます。
でも実際には、こういう使い方が出てきます。
1. 現場でスマホから見る
2. タブレットで確認する
3. A4やA3で印刷する
4. PDFで保存する
5. 上司に紙で渡す
6. お客様に共有する
このとき、画面が崩れることがあります。
私も工程管理表のツールで、PC表示、スマホ閲覧、PDF印刷、A3出力などを調整してきました。
そこで出る問題は、かなり現場っぽいです。
1. PCでは見える文字が印刷で切れる
2. PDFにすると背景色が消える
3. バーやメモが重なる
4. スマホで横スクロールが多すぎる
5. ボタンが押しにくい
6. 入力欄が小さすぎる
7. 余白が広すぎて紙がもったいない
こういうやつです。
技術的には細かい話です。
でも、使う人からすると、
**「見にくい」**
**「押しづらい」**
**「印刷したら変」**
となった時点で、使われなくなります。
業務ツールは、機能が正しくても、使いにくいと現場で止まります。
はい。
人間、思ったより簡単にExcelへ戻ります。
AIで作ったツールも、PC画面だけで判断せず、実際の利用シーンで確認した方がいいです。
特に、次の点は公開前に確認しておくと安心です。
1. スマホで見る人がいるか
2. 印刷する必要があるか
3. PDF出力するか
4. 横スクロールが許される画面か
5. ボタン位置は分かりやすいか
6. 入力ミスしにくいか
公開前レビューで確認する画面と処理の整理
AIで作ったツールを誰かに見てもらうときは、全部きれいな資料にする必要はありません。
ただ、最低限まとまっていると確認が早いです。
たとえば、以下のような情報があると助かります。
1. 何のためのツールか
2. 誰が使うのか
3. PCで使うのか、スマホでも使うのか
4. ログインは必要か
5. どんな画面があるか
6. どのデータを登録するか
7. 保存先はどこか
8. 外部サービスと連携しているか
9. 今困っていることは何か
10. 公開前に特に不安な点はどこか
これだけでも、かなり見やすくなります。
もし可能なら、次の情報もあるとより具体的に確認できます。
1. 画面のスクリーンショット
2. 操作の流れ
3. エラーが出ている画面
4. 使っているファイル構成
5. データ項目の一覧
6. 実際に使う予定の人数
7. 毎日使うのか、月1回使うのか
特に大事なのは、
このツールで何を失敗したくないのか
です。
たとえば、こういう不安です。
1. データが消えるのが怖い
2. 外部に見られるのが怖い
3. お客様に見せる前に不安
4. 処理が遅い
5. エラーが出る
6. コードがぐちゃぐちゃで直せない
7. 自分で作ったけど正しいか分からない
不安なポイントが分かると、確認の優先順位をつけやすくなります。
全部を完璧に直す必要はありません。
まず危ないところだけ見る。
次に運用で困るところを見る。
そのあと改善する。
この順番の方が現実的です。
小さく直して本番に近づける進め方
AIで作ったツールを見直すとき、いきなり全部作り直す必要はないことも多いです。
もちろん、場合によっては作り直した方が早いこともあります。
ただ、まずは次の部分から確認するのが良いです。
1. 危ないところ
2. 止まりやすいところ
3. データに関わるところ
4. 権限に関わるところ
5. 公開前に不安なところ
私なら、まずこういう順番で見ます。
1. 何のツールか確認する
2. 使う人と利用シーンを確認する
3. ログインと権限を見る
4. データ保存とバックアップを見る
5. エラー処理とログを見る
6. 画面操作とスマホ表示を見る
7. 印刷やPDFが必要なら確認する
8. コード構成と修正しやすさを見る
9. 優先度をつけて修正案を出す
この流れです。
大事なのは、いきなり理想形を目指さないことです。
業務ツールは、最初から完璧にしようとすると重くなります。
まずは、
公開しても大事故になりにくい状態
を目指す。
そのあと、使いながら改善する。
この方が、小さな会社や個人事業の業務ツールには合っていると思います。
AIを使うと、作るスピードは上がります。
だからこそ、確認するポイントを持っておくことが大事です。
勢いで作れる時代だから、勢いで公開しない。
ここだけは本当に大事です。
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AIで作ったツールの公開前チェック相談
ChatGPT、Claude Code、Cursorなどで作った業務ツールは、うまく使えばかなり便利です。
ただ、業務で使うなら、次のあたりは公開前に確認しておいた方が安心です。
1. ログインと権限
2. データ保存
3. バックアップ
4. エラー処理
5. ログ
6. スマホ表示
7. 印刷やPDF
8. 処理速度
9. コードの修正しやすさ
たとえば、こういう状態なら一度整理してみるのがおすすめです。
1. 自分で作ったけど、このまま使っていいか不安
2. Claude Codeで作ったWebアプリを公開前に見てほしい
3. Cursorで作った社内ツールのコードを確認してほしい
4. ChatGPTに聞きながら作ったけど、業務で使うには怖い
5. エラーが出ているけど、どこを直せばいいか分からない
私の方では、Excel、GAS、Python、Webアプリ、CSV集計、PDF出力、外部サービス連携などの業務自動化まわりを中心に、コード確認や改善相談を受けています。
作ったものを否定するというより、
**「どこが危ないか」**
**「どこから直すと良いか」**
**「本番前に何を確認すべきか」**
を一緒に整理する形です。
AIで作ったツールは、作って終わりではありません。
仕事で使える形に近づけるところまで見ておくと、かなり安心できます。
小さなツールでも大丈夫です。
むしろ、小さいうちに見た方が直しやすいです。
公開前に少しでも不安があれば、コード確認・業務ツールの見直しとしてご相談ください。