お姉ちゃんを降りていいんだ

お姉ちゃんを降りていいんだ

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コラム
私は3人きょうだいの一番上。

大人になった今でも、その感覚はどこかに残っていて、下の二人には無意識のうちに「お姉ちゃんでいなきゃ」という気持ちを持っていたように思う。

頼られる存在でいたい。相談するよりも相談されたい。力になりたい。

そんな「姉としての私」がずっといた。

もうみんな大人になり、それぞれ結婚して家庭を持っている。

それなのに私は、きょうだいとの関係に、子どもの頃の役割をそのまま持ち込んでいたのかもしれない。

それに気づいたのは、LINEでやり取りをしていたときだった。

夏に帰省したとき、きょうだい家族と会う予定になっていた。

でも当時、私は娘のことで大きな心配を抱えていた。

思春期の娘との関わりに悩み、このまま会ったら迷惑をかけてしまうかもしれないという不安があった。

黙って会いに行くのも気が引けて、私は娘の現状をLINEで伝えた。

正直、返信が怖かった。

どう受け止められるんだろう。

もしかしたら、「今回は来ないほうがいい」と言われるかもしれない。

そんなことまで頭をよぎった。

でも返ってきた言葉は、とても優しかった。

それだけじゃない。

私や娘を気遣ってくれる気持ちまで伝わってきて、思わず泣きそうになった。

その瞬間、ふっと力が抜けた。

「ああ、もうお姉ちゃんを降りていいんだ。」

頼っていいんだ。

相談していいんだ。

周りはちゃんと優しいんだ。

そんな思いが一気に押し寄せてきた。

やっと気づけた。

私はずっと、「頼れるお姉ちゃん」でいようとしていたんだ。

でも、もうその役目を一人で背負い続ける必要はなかった。

きょうだいは、私が守る存在ではなく、お互いに支え合える親仲間になっていた。

私は知らず知らずのうちに、「姉」という役割や、姉としてのプライドのようなものに縛られていたのだと思う。

もう、その役目は手放していい。

これからは、お姉ちゃんではなく、一人の私として、きょうだいたちを頼っていこうと思う。


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