こちらは、わたくしの魂に深く刻まれている、
あるご相談者様との静かな対話の記憶でございます。
その方のお声は、終始穏やかでやわらかく
──けれど、画面越しに伝わる波動は、ま
るで“静かなる叫び”のように揺れておりました。
「お菊さん、わたし……もう、どうしたらいいか分からないんです」
その一言に、わたくしの胸の奥が静かに震えたのを、今も覚えております。
けれど、わたくしは“言葉”ではなく、“魂の響き”にそっと耳を澄ませました。
祈りのように、静かに祝詞を奏でながら──
浮かび上がってきたのは、笑顔の奥に涙を秘めた、
健気な彼女のお姿でした。
誰にも明かせなかった想い。
ご自身さえ気づかぬほど、深く秘められていた心の痛み。
それらが、光とともに、そっと浮かび上がってまいりました。
そして、わたくしはお伝えいたしました。
「その涙は、あなたが“優しさ”という選択を
積み重ねてこられた証でございます」
「どうか、そんなご自身を、もう少しだけ大切になさってくださいませ」
その瞬間、画面の向こうで小さくうなずきながら、涙をこぼされた彼女──
あれは、魂の声がようやく解かれた、尊き瞬間でございました。
鑑定という形をお借りして、わたくしがさせていただいているのは、
ただ“言葉”をお届けすることではございません。
魂に届く祈りと光とを、そっと結ばせていただくことでございます。
人は誰しも、自らの中に“答え”という灯を宿しておられます。
けれど、ときにその灯が、見えなくなることもございます。
だからこそ、わたくしはおひとりおひとりの魂の奥にそっと触れ、
その微かな光を見つけ、静かに灯しなおすお手伝いをいたしております。
あの日の彼女が、今どのような道を歩まれているかは存じません。
けれど、あのとき結ばせていただいた“あたたかな魂の結び”が、
今も彼女の背中を、やさしく押しておりますように──
そう願いながら、わたくしは今日もまた、祈りの扉をひらいてまいります。