私と母、そして娘の話③

私と母、そして娘の話③

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〜20歳を過ぎた娘との距離「私って毒親なのかな」〜

最高のチームメイト?

両親、特に母との関係を振り返りながら
私は自分と娘とは「とても良い関係」を
築いてきたつもりでした

私は多くの賞をしている『THIS IS US』をはじめ
アメリカのドラマを見るのが大好きなのですが
多くの作品で血縁にとらわれない家族の形が
ごく普通に描かれています

血のつながりという枠組み以上に
家族という「チーム」としてお互いを支え合う
環境にとても惹かれていました

そして、私自身、両親から十分な教育や環境を
与えられなかったという思いがあったからこそ
子供たちには「選択ができる人生を送って
ほしい」と考えていました

見聞を広げるために
小さな頃から美術館や博物館に連れて行ったり
帰国中の友人に会わせたりと
意識して経験の場を用意してきました

娘が成長してからも
一緒に買い物や映画、美術展、ライブなどに
行っていました

親子であり、親友であり
そして最高のチームメイトであるような
理想的な関係を結べていると思っていたのです

「良かれと思って」が押し付けだったのかもしれない

ところが、娘が大学生になり
20歳を過ぎたころから
少しずつ私と距離を置くようになりました

以前チームメイトのような空気感はなくなり
どこか静かな「ただの親子」になってしまった
のです

ほどよい距離感を保っていたつもりでしたが
娘にとっては私の言葉や接し方が
単にうっとうしいものだったのかもしれません

良かれと思って言っていたアドバイスも
結局は私の意見の押し付けで
娘という一人の人間を尊重することには
なっていなかったのかな、と今は思います

いつかわだかまりが溶ける日を待ちながら

自分では理解のある母親のつもりでしたが
今の娘との距離感を見ていると
「私って毒親だったのかな」と
考え込んでしまうことがあります

理想のチームだと思っていた分
こんな状況になるとは想像もしていませんでした

ただ、かつて私が母に抱いていたわだかまりが
時を経て少しずつ溶けていったように
いつか娘が私を許してくれたらいいなと
静かにその日を待とうと思っています


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