【本田教之】良いシステムの香りを嗅ぎ分ける方法

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ビジネス・マーケティング
僕は20年この業界にいますが、最近、あることに気づきました。良いシステムには、独特の「香り」があるということです。

香りといっても、もちろん物理的な香りではありません。そのシステムに触れた時に、ふっと感じられる、心地よさや安心感のようなものです。

例えば、ココナラのサイトを思い浮かべてみてください。サービスを探す時、カテゴリーを絞り込んだり、キーワードで検索したりしますよね。欲しい情報にスムーズにたどり着けた時、なんだか「いいな」と思いませんか?これが、僕が言う「香りの良い」システムです。

逆に、「香りの悪い」システムもあります。それは、どんなに機能が豊富でも、使うたびに不必要なクリックをさせられたり、目的のページにたどり着くまでに迷子になったりするシステムです。

この「香り」は、一見、デザインや使いやすさ(UI/UX)の問題のように思えます。しかし、その奥には、もっと深いものがあります。それは、システムが「誰のために、何のために作られたか」という、開発者の思想です。

良い香りのするシステムは、利用者のことを深く理解しています。

*「この人は、次に何を知りたいだろう?」
*「この操作は、本当に必要なのだろうか?」
*「もし間違えたら、どうやって助けてあげられるだろう?」

まるで、優秀な執事が、先回りして必要なものを用意してくれるように、利用者の行動を予測し、細やかな配慮が施されています。

僕がシステム開発の仕事で一番大切にしているのが、この「香り」をデザインすることです。

クライアント様と打ち合わせをする時、僕はよくこんな質問をします。

*「そのシステムを使う人は、どんな時に笑顔になりますか?」
*「どんな時に、イライラしますか?」

単に機能要件を洗い出すだけでなく、利用者の感情の動きを想像することが、良い香りを持つシステムを作るための第一歩だと信じているからです。

システムは、無機質な道具ではありません。それは、業務を円滑に進め、人々の生活を豊かにするための「パートナー」です。だからこそ、僕は、触れた瞬間に「ああ、これは良いシステムだな」と直感的に感じてもらえるような、心地よいシステムを創りたいと考えています。

もし、皆さんが「香りの悪い」システムに悩んでいたら、ぜひ一度ご相談ください。そのシステムにどんな「香り」をつけたら、もっと心地よくなるか、一緒に考えていきましょう。


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