【脱サラ】失敗しない軽貨物ドライバーの始め方【求人広告はこう見る】

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こんにちは、わたなべです。

僕は数年前に会社員を辞め、業務委託の軽貨物ドライバーとして働き出しました。その時は本当にお金がなく、絶対に稼がなければいけない状況だったので、宅配の仕事を選択しました。

結果的に、会社員時代よりも多くの報酬を稼ぐことができたので、生活を立て直すことができました。しかし今思えば、もっとこうしたら良かった…と思うことも多々あります。

この記事を読んでいる方も、「今は会社勤めをしているけど、実は軽貨物ドライバーに興味あるんだよね」とか、「現在進行形で脱サラしようと動いてます」といった方も多いはずです。

そこで今回は、脱サラから未経験で軽貨物ドライバーになった僕が、失敗しない軽貨物ドライバーの始め方について、網羅的に解説していきます。是非最後までお読みください。

特に以下のような方に役立てていただけるよう、記事を作成しています。

・会社員として働いているものの、ノルマや人間関係から解放されたいと思い、業務委託で宅配の仕事に興味を持っている方
・お金に困っている状況で、とにかく稼ぐ必要のある方
・転職後に「やっぱり稼げなかった…」と後悔したくない方

✅わたなべとは何者なのか?

千葉在住の38歳、妻子持ち。会社員→フリーランス→会社員を経て、業務委託の軽貨物ドライバーに。最高単月売上83万円達成、2年目の経費&税引後の手取り30万円達成。

軽貨物ドライバーの仕事は楽ではない


まずは心構えからになるのですが、意外と重要なので最初に書きます。

軽貨物ドライバーの仕事は忙しいです。特に、宅配は身近であるため、時間に余裕があって割とのんびり仕事している人、と思っている方も少なくないみたいですが、実は大間違いです。

確かに、荷物を積み込んで届けるだけなので、車の運転さえできればできます。しかし、配達ルールや時間指定を守りながら、配達時間内に配り切るのが宅配ドライバーに課せられた使命です。やってみると、めっちゃムズイです。

ちなみに、宅配ドライバーが守るべき代表的なルールは以下の通りです。これを継続できることがドライバーの価値です。

・時間指定を守る
・誤配(=間違った配送先に配達してしまう)禁止
・無断での置き配禁止
・受取人への対応を良くすることに努める

特に、午前中は時間との戦いです。午前中指定の荷物を優先しつつ、残りの荷物をどれだけ効率的に配達できるかを考えながら動きます。

さらに、天候によっても配達効率が左右されます。晴れてればいいですが、強風でも雨でも雪でも配達はあります。みんな心が折れそうな状況になっても、頑張って配達しているのです。

転職して「こんなはずじゃなかった…」と思って欲しくないので、楽な仕事じゃないことを強調しました。最初が一番キツイです。ただ、大変さは徐々に少なくなっていきますので、是非継続して欲しいと思います。

未経験者が委託会社と契約した方がいい理由


未経験から軽貨物ドライバーで稼いでいこうと思ったら、まずは委託会社と契約するのがベストです。その理由は以下です。

会社員と同じような働き方ができるから

最初から自分一人だけで仕事を取るのは難しいから

UberEatsや出前館などのフードデリバリーや、PickGOなどのプラットフォームを利用すれば、脱サラ直後でも自身で仕事を取ることは可能です。ただ、単発仕事になってしまうため、ずっと次の仕事を取っていかなくてはいけません。

ヤマト運輸や佐川急便、Amazonなどの大手配送会社で、安定的・継続的に仕事をしていきたい場合、やはり委託会社を通す必要があります。個人ドライバーとの直契約は、現実的にはほぼやってないからですね。

委託会社の役割を図にしたものが以下です。
軽貨物業界の仕組み_page-0001 (1).jpg


会社で例えると、総務・経理仕事全般をやってくれるため、個人ドライバーは配達業務に専念できるのがメリットです。その分、ロイヤリティや車両リース代が天引きされますが、まとまった報酬を稼ぐことは十分可能です。

信頼できる委託会社の選び方


軽貨物業界は、『言った言わない問題』の多い業界です。特に荷量や報酬面でトラブルが多いです。例えば、1日120個くらいは荷物がある現場です、と事前に説明されていたにもかかわらず、実際に稼働してみると1日80個もなかったとか、そういったことです。配達個数に応じて報酬が決まる場合、そもそも荷物の量が少なければ稼げませんよね。

そうした状況を回避するためにも、信頼できる委託会社を選ぶ必要があります。本当のところは働いてみないとわからないのですが、外から見て判断できる点としては以下のようなものが挙げられます。

・ちゃんとした事務所がある:社会的信頼性が高い
・ホームページが整備されている:業務拡大の意志を感じる、資金力がある
・稼働している台数が多い:多くのドライバーに支持されている
・制服がある:元請けからの信頼が向上する

制服がある会社は珍しいかもしれませんが、その他のポイントは必ず確認してください。そして面接に行って、自分の目で確かめてください。事務所が汚かったり、ホームページと書かれていることが違ったりしたら不安になりますよね。間違いない、と納得するために面接を使うのです。

転職を成功させるための具体的手順


どういった会社と契約すべきかについて触れましたが、実際にどのように行動すべきかわからない方も多かと思いますので、ここでは手順について具体的に解説します。まずは結論を示すと以下のようになります。

・求人広告を見て比較検討する(+報酬のシュミレーションをしておく)
・面接に行って合格する
・会社を辞める
・リース車の契約をする
・横乗り研修スタート

それぞれ補足していきます。

求人広告を見て比較検討する


まずは多くの求人広告を見て比較検討しましょう。情報を集めるのです。求人数の多い大手サイトと、ドライバー専門サイトをいくつか登録しておくと良いです。

登録したら、『軽貨物』のキーワードで、求人を検索してください。数十社出てくるはずです。そうしたら、以下の項目をチェックしてください。

・仕事内容
・報酬例(個建て・車建て)
・1週間の稼働日数
・車両リース料

項目ごとの見方について、例を挙げて紹介します。

■求人広告の見方の例

まず、以下のような求人広告を見てみます。リクナビNEXTの内容を転載させていただきました。

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仕事内容は『大手運送会社から預かった荷物を個人宅に配送する』『商品はネットで購入された日用品』ということから、おそらく、ヤマト運輸か佐川急便の営業所で稼動する可能性が高いです。

次に報酬例として、『月収40万円』と『月収70万円』が記載されています。ざっくり書かれていますが、1個配達するごとにいくらの契約のはずです(個建てと言います)。

また前提として、おそらく【月収=月商】だと思います。つまり、40万円から諸々引かれて手取りは30万円程度みたいな感じになるということです。また、月収40万円は週5日勤務、月収70万円は週6日以上の勤務でしょう。週5で月70万はちょっと考えにくいので。

最後に、『障害保険・荷物保険(3000円)』『車両レンタル(保険料込/3万3000円)』『事務手数料(1万円)』といった、月々の経費についてチェックします。

こうしたヒントから、月収を計算していきます。

一例として、週5日で月商40万円、ロイヤリティなしのケースを計算します。

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ガソリン代は仮の金額を入れました。ロイヤリティがなかったとして、手取り額324,000円程度です。

ロイヤリティは、求人広告にはおそらく書かれていないので、面接で確認する必要があります。

求人広告を分析するところから始めよう


このように、求人広告からでもある程度の報酬予測をすることができます。

僕は、委託会社に直接申し込んで、紹介された現場の中から選択する形で、配達の仕事をスタートさせました。(予備知識もなかったのでできなかったのですが)こうした想定年収を割り出すようなことはしませんでした。

ただ、委託会社との業務委託契約書には、売上を保証する内容は書かれていないのが一般的です。最悪の場合、ドライバーになったはいいものの、「思ったよりも稼げない…」ということが起こり得ます。

ですので、求人に応募する前に、広告をよく見てください。一例ですが、紹介した2つのサイトの登録リンクを以下に貼りました。本気で転職を考えている方は会員登録しておくといいです。無料なので。

希望する稼働日数や報酬をゲットできるよう、まずは実践あるのみです。

面接に行って合格する


“面接”と聞くと、倍率が高そうですし、何だか緊張してしまいますよね。僕も最初はそう思っていました。

しかし、軽貨物の委託会社の面接に合格することは、そう難しいことではありません。正社員ではなく業務委託ですので、問題があればすぐに契約を解除できるからです。また業務内容も、荷物を積み込んで配達するだけですので、社会人として当たり前のことができれば、ハードルは高くありません。

とは言え面接ですので、十分に準備しておくことに越したことはありません。最低限、以下の項目は気をつけてください。

■面接準備のためのチェックリスト

□清潔感のある身だしなみ(髪型・ピアス・靴の汚れなど)

□スーツ着用

□履歴書2部用意(提出用・自分用)

□筆記用具用意(ペン・メモ帳)

僕はスーツで行きましたが、金髪やヒゲ、普段着で面接を受ける人は結構いますし、そういう人でも合格してます。そういう業界です。

会社から普段着で来てください、と言われていれば、それに従ってください。重要なことは、ちゃんとした人だと印象付けることです。そのために、聞かれたことに端的にハキハキ答えられるとか、そうした準備もしておく方が無難です。

面接で聞くべき3つのこと


お金に絡むことは後々揉める可能性が高いため、面接の時にしっかり確認した方がいいです。具体的には以下の3点です。

・担当現場の大体の荷物の個数
・求人広告に記載がないが、報酬から引かれる項目(ロイヤリティ、事務手数料)
・リース車両の修理の際の自己負担の範囲 ※後述

個建ての場合、1日100個配達するのか150個なのかで稼ぎが大きく変わってきます。ですので、まず現場の平均個数を聞きます。

次に、報酬から何の項目がいくら天引きされるのかを確認します。この金額によっても、手取り額が大きく変わってきます。

最後に、リース車両の修理をする際、どこまでが自己負担なのか確認します。こちらについては後述します。

報酬についての委託会社の対応として、車建ての現場以外保証はしてくれませんし、金額について明文化した契約書も結びません。こうした情報は、重要なことなんですが口頭で伝えられたり、委託会社からのアナウンスがなかったりします。ですのでこちらから積極的に確認しましょう。お金のことを細かく聞くのは失礼とか、そんな感覚は持つ必要はありません。お金のためにやってるんですから。

軽貨物ドライバーの志望動機の書き方


いざ面接を受けるとなると、履歴書の志望動機に何を書いたらいいのかって、結構悩むポイントですよね。しかし、ドライバーに求められることを理解すれば、何をアピールすべきか見えてきます。

■軽貨物ドライバーに求められる資質

・安全第一を厳守できること
・配達ルールを守れること
・時間を守れること
・報告がしっかりできること
・健康管理ができること

以上が満たされていれば、間違いなく優良ドライバーと呼ばれる存在になれます。この中から、自分の過去のエピソードを交えて、アピールポイントを考えていきます。

安全第一を厳守できること:過去10年違反歴がない、人との接触は起こしていない、横断歩道は必ず減速することを心がけている、など

配達ルールを守れること:経理の仕事だったのでルールに基づいて仕事を進めることが重要だった、危険職だったのでルールを守ることが求められてきた、など

時間を守れること:時間が正確だと取引先から褒められた経験がある、誰よりも早く出社していた、など

報告がしっかりできること:顧客と密にコミュニケーションを取ることで受注につながった、報告をしなかったことでお叱りを受け重要性を学んだ、など

健康管理ができること:風邪を引いてもすぐに治すことを心がけてきた、趣味でスポーツをやっていて体が丈夫、など

あなたに当てはまるポイントはどれでしょうか。是非、参考にしてみてください。

【実例】僕はこれで採用されました


僕が転職活動の際に、履歴書に書いたことを紹介します。

地元密着の自動車会社の営業として9年間勤務した経験から、配達エリアの土地勘があること、ドライバーとしての無事故期間が長いこと、お客様対応が苦にならないことが、配達業務にも生かされると考えています。

営業代行として1年半、1日200件飛び込み訪問をしていた経験から、体力には自信があります。また、体調不良で休んだことは一度もありませんでした。ドライバー業務は体力勝負かと思いますので、私に向いていると考えています。

このような形でアピールしていました。皆さんの参考になれば幸いです。

会社を辞める


会社を辞めるタイミングですが、一般的には1ヶ月〜2ヶ月前と言われます。しかし、就業規則やその会社ごとの慣習もあるかと思いますので、それに従ってください。

重要なことは、円満退社してほしいということです。その理由は、軽貨物ドライバーに転職してから、前の職場に配達に行く可能性があるからです。宅配なんて誰でも使いますし、配達エリアも前職場のある地域と被ってるなんて、結構よくあります。実際僕も、自動車会社時代の店舗に配達に行ったこともありますし、過去取引いただいていたお客様宅にも行ったことがあります。

だから、お世話になった部署にはお菓子持参で挨拶に行ったり、引き留めにあったりしても、自分の考えを丁寧に説明して穏便に退職できるように持っていくのです。古巣に配達する時に、気まずい空気にならないためにも大事なことです。

ただ、どうしても自分で退職の意思を伝えられない場合や、上司に会いたくない場合などは、退職代行のようなサービスを利用するのも良いかと思います。

とにかく辞めないことには転職できませんからね。ご自身にとってベストな選択肢を取ってください。

リース車の契約をする


委託会社と稼働するための車両をリース契約します。ほとんどの委託会社は貸し出す車を用意してくれます。

仕事に慣れるまでは、いきなり車を購入してしまうのではなく、リースするのが無難です。稼働してみた結果、思っていたよりもキツくて辞めたくなるかもしれませんし、その他の事情でドライバーの仕事ができなくなるかもしれません。ですので、車を買うなら「この仕事でやっていけそうだ」と判断できたタイミングがベストです。

ただ、リース契約には注意点も多く存在しますので、以下に例を記載します。

・車種や年式が選べず、燃費が悪くても我慢する必要がある可能性がある
・修理工場が遠方の場合、オイル交換や車検ごとに行かないといけない
・メンテナンス付きの場合でも、例えばパンク修理など、劣化以外の要因の場合は自己負担になる
・車両を破損させてしまった場合、免責が付いていることが多く、自己負担額が高い

特に、メンテナンスはどこまでが自己負担なのか確認した方がいいです。

僕は1ヶ月半ごとに、オイル交換のためだけに片道1時間半以上かけて行っていましたし、パンク修理の際は何度も自腹で払っていました。

車両購入のメリット5選


諸々を考えると、本当は自分の車を購入して稼働した方が有利です。理由としては以下の5点です。

・自分の好きな車に乗れる
・近所の修理工場で完結する
・車両代が安く済む
・委託会社以外の仕事も受けられるようになる
・資産になる

未経験者はリース契約からスタートするのが無難ですが、しばらくしたら車購入を視野に入れながら稼働するのが正解だと僕は思っています。いろいろな考え方があるところですが、自分の車で稼動することは、それほど大きなメリットがあります。

横乗り研修スタート


軽貨物ドライバーとして稼働する前に、必ず横乗り研修があります。文字通り、先輩ドライバーの横に乗って研修を受けます。内容は概ね以下のようなことです。

・一連の業務内容の説明(時間指定・配達ルール・着車や帰庫時間)
・荷物の積み方
・端末操作について
・効率的な回り方
・先輩に見てもらいながら配達練習

この横乗り研修中の報酬は日当で数千円だったり、会社によっては無給だったりします。稼ぐには、やはり独り立ちしてからです。

ヤマトや佐川などの大手配送会社の現場に入る場合は、地図が頭に入っていないと配完(配達完了)数が伸びないため、この横乗り研修期間中にいかに地理を覚えるかが重要です。

ちなみに僕は、地図がなかなか覚えられなかったため、休日に配達エリアに行って、番地や建物名の確認をしていました。そのおかげで、独り立ちから10日で190個配達することができました(必死でしたが…)。

宅配に必要なアイテムを買い揃えよう


宅配を始める際には、いろいろと備品が必要になります。しかし、そこまで多くのものを買い揃える必要はありません。正直、以下の6点があれば十分です。

・事務用品(ペンなど)
・台車
・ゴム軍手
・車載用スマホ充電器
・車載用スマホスタンド
・配達用ポーチ

この中で注意して欲しいのが台車です。運ぶ荷物が軽いもの中心なのか、重いもの中心なのかで、購入すべき台車が変わってきます。

1箱20kgある水のケースを複数個口だったり、ゲーミングチェアを運ぶのに耐荷重80kgだと足りませんし、軽いもの中心でたまにしか台車を使わないのに、耐荷重150kgのものは必要ないわけです。どんな荷物があるのか確認してから購入するようにしましょう。

ということで、今回は委託会社を選ぶところから、軽貨物ドライバーとして働き始めるところまでについて解説しました。これから宅配業界で活躍される方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。

最後に告知です。
軽貨物ドライバーとして働くことに興味がある方向けに、相談を受けさせていただくサービスを始めました。


「本当に自分が配達員としてやっていけるのか」「固定給の会社員から働かなければ売り上げがゼロになる業務委託になって大丈夫か」「個人事業主になると税金が跳ね上がると聞くけど払っていけるのかなぁ」などなど、未経験の業界に飛び込むことって不安なことばかりですよね。

 過去の自分もそうでした。10年ほどの会社員生活から自営業になること、妻も子供もいるので毎月の報酬を落とせないこと、自分が軽貨物業界で通用するのかということなど、全てがプレッシャーでした。 

僕の場合は教えてくれる人はいなかったので、とにかくがむしゃらに道を切り開いてきました。 しかしその甲斐あってか、業界の常識や配達術、確定申告における節税方法まで、重要なポイントについてお伝えできるまでになりました。 

このような経験を多くの方のために活かしたいと思い、こちらのページを開設いたしました。是非、あなたのお話を伺えたら嬉しいです。
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