企業HPを読み、売上や事業内容もメモした。それでも「なぜこの会社なのか」と聞かれると、言葉が出てこない。
そんなときは、情報を増やす前に「企業の特徴」「応募職種の仕事」「自分の経験」の3つをつなげてみてください。企業研究のメモが、面接で話す材料に変わります。
1.会社全体の特徴を、応募職種の仕事まで掘り下げる
たとえば「施設を運営する会社」を調べるとき、施設数や売上だけでは、技術職として何をしたいかは見えてきません。
募集要項に「修繕計画」「協力会社との調整」「運営部門との連携」とあれば、調べる問いは具体的になります。新しい建物を造る仕事なのか、利用者のいる施設を維持・更新する仕事なのか。自社で施工するのか、発注者として計画・管理するのか。同じ技術職でも、担う役割は変わります。
まず会社の事業を理解し、次にその職種が何を支えているかを確認します。会社の魅力と、実際に応募する仕事をつなげるためです。
2.「書いてある事実」と「自分の解釈」を分ける
ここからは、説明用の架空例です。実際の企業・応募者・納品事例ではありません。
【確認できた事実という設定】
A社の募集要項には「既存施設の改修計画」「運営部門との調整」と書かれている。
【そこから考えられること】
工事の技術だけでなく、施設を使う人への影響を考えて関係者と調整する力も必要なのではないか。
後者は解釈です。「調整力が採用で最も重視される」とまでは断定できません。採用ページ、事業方針、募集要項を照合し、分からない点は説明会や面接で確認する質問として残します。
3.自分の経験から、接点を1つ選ぶ
仮に、応募者に「利用者への影響を考えて作業日程を調整した経験」があるなら、先ほどの仕事との接点を考えられます。
「貴社の理念に共感した」で止まるよりも、どの仕事に関心があるのか、その関心がどの経験から生まれたのかを説明しやすくなります。実際にない経験や成果を足す必要はありません。
書き出すときは、次の3行から始めてみてください。
・この会社の、この仕事に関心を持った。
・その理由は、自分にこういう経験があるから。
・入社後は、この課題や仕事に関わりたい。
企業研究を自分で進めるための確認メモ
□ 会社の事業と、応募職種の仕事を区別できているか
□ 求人情報は応募中の職種・年度のものか
□ 事実の出典と、自分の解釈を分けているか
□ 自分の経験との接点を1つ説明できるか
□ 公開情報で分からない点を、質問にできているか
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