売れ筋 見せ筋 儲け筋

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コラム
タイトルのような言葉の意味を考えるときがあります。カタログやリーフレットのデザインの場合、表紙のデザイン費の方を高く設定されている方は多いと思います。対して本文にあたる箇所はほぼ稼働費としての算出になります。ページの少ないものはまあまあバランスが取れていると思うのですが、ページの多いものは本文の入力はライティングの領域なのでオペレーターに徹した方が稼げるし、トータルだと表紙よりも高くなるような。もっと全体をいうと製造して物流〜納品まで加味すると製造の方が稼げます。WEBはどうでしょうか?デザインよりコーダーの方が高いとか、サーバー管理と修正のランニングコストを加味するとデザイナーの取り分ってどうでしょうか?
2020年東京五輪エンブレムの佐野研二郎氏の騒動を見たとき、「デザイナー」の取り分ってものすごく少ないのに、こんな矢面に晒される騒ぎとなってしまったことが残念でした。もう世間は忘れているようで佐野さんは元鞘に収まって良かったなと思いますが、ビジュアル面のみを司る「デザイナー」は「見せ筋」であって「儲け筋」ではないという厳しい現実があります。考える要素もとても多いし、制作前に調べることの方が多い。実績のある方なら年間のコンサル料で稼げるようになりますが、決して割に合う仕事とはいえないです。
さらに、その儲け筋だったところにゲームチェンジが起きてきていて、この領域をAIで置き換える動きが起きています。「見せ筋」である部分の戦いが激化、もっというと発注元の内製化によって仕事が奪われ始めています。なのでデザイナーとして戦うにはスタートアップのコンセプトメイクに参画できるスキルになるのですが、残念ながら対峙している発注先で気づいている人は皆無です。
まだまだ現場は「見せ筋」のフリをした「儲け筋」な仕事が多いのかなと。なので昨年までは「私らの敵はマイクロソフトOffice」と言ってましたが、今期から「私らの敵はAdobe」と言ってます。Adobeの儲け筋はクリエイター制作支援ソフト開発ですが、見せ筋としては大企業のマーケティング&内製化支援コンサル業務です。その比率は5:5になってきているのでは?これが逆転したらどうなるのかな?制作ソフトのオープンソース化であればいいですが・・・。
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