“親しい人の前でも気を抜けない”あなたへ。心理学が教える“安心できない心”の休ませ方

“親しい人の前でも気を抜けない”あなたへ。心理学が教える“安心できない心”の休ませ方

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コラム

仲がいいはずなのに、なぜか疲れる

家族や友人、恋人など、親しい相手と過ごしているのに、なぜか疲れてしまうことがあります。
本当は安心していい関係のはずなのに、相手の反応を見てしまう。
変なことを言っていないか気になる。
相手を退屈させていないか考える。
その場では楽しく話しているのに、あとから一人になるとぐったりする。
そんな自分に気づいて、「大切な人なのに、どうして疲れるんだろう」と戸惑うことがあります。

親しさの中にも、緊張が生まれることがある

臨床心理学では、人との関係には安心と不安が同時に含まれることがあると考えます。
近い関係だからこそ、嫌われたくない。
大切な人だからこそ、がっかりされたくない。
分かってほしい相手だからこそ、分かってもらえなかったときの痛みが怖い。
そうした気持ちがあると、親しい人の前でも無意識に気を張ってしまうことがあります。
つまり、疲れるのは愛情がないからではありません。
その関係を大切に思っているからこそ、心が慎重になっているのかもしれません。

“安心できない自分”を責めなくていい

親しい人の前で気を抜けないと、「自分は冷たいのかな」と感じる人もいます。
でも、安心することには時間がかかる場合があります。
これまで人に合わせることが多かった人ほど、素の自分を出すことに慣れていないことがあります。
本音を出したら困らせるかもしれない。
弱いところを見せたら重いと思われるかもしれない。
そう考えているうちに、自分でも気づかないまま心が緊張してしまうのです。
まずは、「安心できない自分」も責めずに見てあげることが大切です。

少しずつ“気を抜ける時間”をつくる

親しい人の前で、急に全部の力を抜く必要はありません。
言えることだけ言う。
疲れたら少し離れる。
無理に明るくしない時間を少し持つ。
そうした小さな調整から始めても大丈夫です。
ひとりで考えていると、「自分がおかしいのかな」と思いやすくなることがあります。
そんなときは、誰かに話しながら、自分がどこで気を張っているのかを整理してみるのも一つです。
親しい人の前で疲れる心は、壊れているのではありません。
安心したい気持ちと、傷つきたくない気持ちの間で、一生懸命バランスを取っているのだと思います。

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