“大丈夫?”に“大丈夫”と答えてしまうあなたへ。心理学が教える“平気な言葉”の裏側

“大丈夫?”に“大丈夫”と答えてしまうあなたへ。心理学が教える“平気な言葉”の裏側

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コラム

本当は大丈夫じゃないのに、そう言ってしまう

「大丈夫?」と聞かれたとき、反射的に「大丈夫」と答えてしまうことがあります。
本当は疲れている。
本当は少しつらい。
本当は誰かに気づいてほしい。
それなのに、口から出るのはいつもの「大丈夫」。
あとになって、「どうして本当のことを言えなかったんだろう」と苦しくなることもあります。
でも、それは自分に嘘をついているだけとは限りません。

“大丈夫”は、自分を守る言葉でもある

臨床心理学では、人は不安や緊張が強いとき、自分の感情をいったん抑えて場に適応しようとすると考えます。
相手を困らせたくない。
重いと思われたくない。
話し出したら止まらなくなりそうで怖い。
そう感じると、「大丈夫」と言うことで、その場を何とか保とうとします。
つまり、「大丈夫」は強がりであると同時に、これまで自分を守ってきた言葉でもあるのです。

でも、平気な言葉の奥には気持ちが残る

「大丈夫」と言えば、その場は丸くおさまるかもしれません。
けれど、言えなかった気持ちは消えるわけではありません。
心の中に残り続けると、疲れや寂しさ、急な涙として出てくることがあります。
だから、「大丈夫と言ってしまう自分」を責めるより、その奥に何があったのかを見てあげることが大切です。
本当は何を分かってほしかったのか。
どこで無理をしていたのか。
そこに気づくことから、心は少しずつほどけていきます。

少しだけ“大丈夫じゃない”を出してみる

最初から全部を話さなくても大丈夫です。
「大丈夫だけど、少し疲れている」
「うまく言えないけど、ちょっとしんどい」
そのくらいの言葉でも十分です。
小さく本音を出してみることで、「話しても大丈夫だった」という経験が少しずつ増えていきます。
大丈夫と言い続けてきたあなたは、きっと周りを思いやってきた人です。
だからこそ、自分の心にも少しだけ、正直になれる場所をつくってあげてもいいのだと思います。

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