“何を話せばいいか分からない”あなたへ。心理学が教える“まとまらない気持ち”の扱い方

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話したいのに、言葉にならないとき

誰かに聞いてほしい気持ちはある。
でも、何から話せばいいのか分からない。
そもそも自分が何に悩んでいるのかも、はっきりしない。
そんな状態になることがあります。
「こんなにまとまっていないのに、話していいのかな」と思う人も少なくありません。
けれど、気持ちは最初からきれいな言葉になっているわけではありません。

心の中では、まだ整理の途中かもしれない

心理学では、感情や悩みは、言葉にする過程で少しずつ形になると考えられています。
頭の中だけで考えていると、同じところをぐるぐる回りやすくなります。
でも、声に出してみると、自分でも「そうか、自分はそこがつらかったんだ」と気づくことがあります。
つまり、話すことは“完成した考えを発表すること”ではありません。
話しながら、自分の気持ちを見つけていく作業でもあるのです。

うまく話せないことにも意味がある

言葉につまる。
同じことを繰り返す。
途中で話が戻る。
それは決して失敗ではありません。
むしろ、そこに大切な気持ちが隠れていることがあります。
臨床心理では、話のまとまりだけでなく、その人がどこで止まり、どこで迷い、どこに戻ってくるのかを大切にします。
うまく話せない部分にこそ、心の本音がにじむことがあるからです。

まとまっていないまま、少し話してみる

悩みは、きれいに整理してから話さなくても大丈夫です。
「何を話したらいいか分からない」
「でも、なんとなくしんどい」
そんな始まり方でも十分です。
誰かに聞いてもらうことで、ぼんやりしていた気持ちに少し輪郭が出てくることがあります。
言葉にならない気持ちを、無理に急がなくていい。
まとまらないまま話し始めることも、心を整える大切な一歩なのだと思います。

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