忌中払いと、膵臓がんサバイバーだった祖母が他界した話。

忌中払いと、膵臓がんサバイバーだった祖母が他界した話。

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コラム
こんばんは、薬剤師の青狐です。

今日はちょっと重たい話も入るので、心が元気な方だけ読み進めてくださいね。私の思い出話というか、記録に残しておきたいな、そんな気持ちで書いています。
いいですか? 心元気ですか? では参りましょう。


先日、祖母が他界しました。膵臓がんサバイバーで、発病から10年以上生きたのですから大往生と言えば大往生でしょう。直接の死因も膵臓がんではありませんでしたし。
10年ほど前、膵臓がん(ステージ0)で見つかったと聞いたとき、家族中がお通夜のようになりました。当時は膵臓がん=そう長くは生きられない、が常識でした。ステージ0で見つかったのは、奇跡に近かったとはいえ。
今は蓄積したデータで、膵臓の尾部にがんができた場合は比較的予後が良いことがわかってきているそうです。祖母も尾部だったので、そのパターンだったのでしょう。蓄積したデータの、一人だったのだろうと思います。

祖母は膵臓がんが発覚して比較的早く、手術を受けました。術後の再発予防として抗がん剤のゲムシタビンを投与しているうちに、耳が聞こえにくくなってしまい(副作用ですね)、そこで抗がん剤は中止になりました。でも、そこから再発もなく。膵臓を半分切り取ってしまったため、そこから糖尿病の薬をずっと飲んでいくことになりました。

当時は大学生になって間もない頃だったので、実はがんのことをよくわかっていませんでした。
でも、一足遅かったな、のような思いは当時あったと思います。薬の名前を聞いても、勉強が追いついていなくてわからなかったのですから。
ぼやっとしていた認識がひっくり返ったのは、病院実習の時でした。がん専門薬剤師の先生が二人実習先にいらっしゃいました。
病院実習はだいぶしんどかったのですが、一度だけがん患者様の服薬指導に同行させてもらったことがあります。
その方は、ステージ4の末期だったので、麻薬を使っていました。麻薬、使うと便秘になるんですよね。
あまり詳しくは書きませんが、衝撃的な場面を見てしまい。服薬指導に連れて行ってくださった薬剤師の職員と実習生の私だけではどうにもならず、服薬指導どころでもなくなってしまい、看護師さんを呼びに行き。一度きりの服薬指導の見学は、それで終わってしまいました。そのとき私は『がんの患者様に対するお仕事は、難しい』、とその時に考えてしまいました。抗がん剤、今は種類が増えているのでもっと難しいと思います。でも、それ以上に自分の傲慢さをそこで知りました。

家に病弱体質の兄弟がいたので、病人の面倒を見るのなんて家でやっていたことと変わらないと思っていました。特に兄弟は便がゆるいことが多くて、子供のころは『今日はマスタードだったよ』とか食事の時に家族で便報告会みたいになっていましたし。
自分が散々アレルギーやら喘息やらで苦しんできたくせに、他人のことはちっとも理解の『り』の字もない自分に愕然としました。……単純に、慣れもあるのでしょうが。
私は、自分の体力のことも併せて、その時に『急性期病院』に勤めることを諦めました。体力も能力の一部なんですよね。夜勤をやったら、数年と保たずに身体を壊すだろうことはわかりきっていました。そこに精神力というか、胆力もないとあっては。人間向いていないとはこういうことです。誰でもオリンピック選手になれないのと同じで。

もっとも、体力も含め病院で働ける人は優秀なのですが(たぶん看護師さんとかお医者さんとかもそうですね)。私の友人二人は私よりも成績が良く、急性期病院に勤めました。羨ましいような、尊敬するような。
卒業旅行もその二人と一緒に海外旅行7泊10日の激安旅行に行ったんですが。私だけインフルエンザになりました。わかりますか、これが体力の差です。信じられないorz

まあ、そんなこんなで親族で葬儀をして、忌中払いを頂いて。忌中払いのメニューというか、食事の量がめちゃくちゃ多かったので載せておきます。食べきれなかった……。アレルギーがある分を避けても全く食べきれませんでした。忌中払いって大量に用意する文化なんです? 私そのあたり疎いのでよくわからないのですけれども。
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(写真の見切れ右側、寿司パックとメロンあるんですよ。食べきれないって!)

今回は話がとっ散らかってしまったのでこのあたりにしましょう。


ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

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