守れたものもあれば、失ったものもある

記事
コラム
最終的に、僕は特別清算で会社を終えることになりました

そして、個人破産はしませんでした。

自宅も残すことができました。

取引先にも、お金のことで迷惑をかけずに会社を終えることができました。

でも、ここだけを読むと、

「うまく会社を畳めたんですね」

と思われるかもしれません。

そんなにきれいな話ではありません。

僕の場合は、経営者保証に関するガイドラインを利用しました。

その結果、個人破産は避けることができましたが、財産をそのまま持っていられたわけではありません。

車も手放しました。

そして、僕の手元に残った財産は99万円でした。

それ以外の財産は手放すことになりました。

だから、

「会社を畳んだけれど、財産も自宅も全部守れました」

という話ではありません。

失ったものは、たくさんあります。

お金も失いました。

車も失いました。

社長という立場もなくなりました。

収入も大きく減りました。

それでも、僕にとって大きかったのは、

個人破産をせず、自宅を残し、家族が生活を続けられたことでした。

何を「守れた」と考えるかは、人によって違うと思います。

僕の場合は、

すべてを守ることではなく、

失うものがあっても、本当に守りたかったものを守ること

だったのだと思います。

もちろん、これは僕のケースです。

経営者保証に関するガイドラインを利用すれば、誰でも同じ結果になるという意味ではありません。

会社の資産、借入、個人保証などによって状況は違います。

具体的に何を残せるのか、何を手放すことになるのかは、弁護士などの専門家に確認する必要があります。

でも、僕自身は会社を畳む経験をして、

「全部を守る」という発想から、「何を一番守りたいのか」という発想に変わりました。

会社を畳むという決断は、何も失わずに済む方法を探すことではありませんでした。

僕の場合は、

何を手放して、何を残すのか。

それを決めていく時間でもありました。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す