会社を畳んでも、命まではとられないですよ

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「今日は、相談に乗らせていただきますね。よろしくお願い致します。

もし僕のところに相談に来てくれたら、たぶん、こんな感じで始めます。

僕は弁護士ではありません。

税理士でもありません。

だから、

「あなたの会社はこうしたほうがいい」

と判断することはできません。

会社を畳んだほうがいいとも、続けたほうがいいとも言えません。

でも、話は聞けます。

なぜなら僕も、会社を畳んだからです。

僕も、誰にも言えませんでした

僕は創業約50年の会社の二代目でした。

一番多いときには18人くらいの人が働いていて、売上が2億円を超えたこともあります。

本も出しました。

テレビにも出ました。

人前で仕事や経営の話もしていました。

そんな僕の会社が、厳しくなりました。

銀行からの借入は約2億円。

会社のお金は少しずつ減っていく。

それでも僕は、

「まだ大丈夫」

「仕事が取れれば何とかなる」

と思っていました。

というより、そう思いたかったんでしょうね。

人に会えば普通にしていました。

会社が危ないことは隠していました。

経営者仲間にも言えない。

取引先にも言えない。

本当の数字なんて、もっと言えない。

頭の中では、

「このままだと、やばいかも」

と思っているのに。

怖かったのは、会社がなくなることだけじゃなかった

僕が知りたかったのは、

銀行の借金はどうなるのか。

個人破産するのか。

自宅はどうなるのか。

家族はどうなるのか。

弁護士費用はいくらかかるのか。

会社を畳んだあと、自分はどうやって生きていくのか。

ネットで何度も検索しました。

「会社 倒産」

「経営者保証ガイドライン」

「銀行の借金はどうなる?」

「特別清算と破産は何が違う?」

情報は出てきます。

でも、

「じゃあ、僕の場合はどうなるんだ?」

そこがわからない。

不安は消えませんでした。

僕は、かなり追い込まれました

会社を畳むことが決まってからも、すぐに楽になったわけではありません。

むしろ僕は、精神的にかなり追い込まれました。

家族にも迷惑をかけました。

自分の財産も、99万円を残してほとんど失いました。

朝、起きて着替えて、仕事へ行く準備をしてから、もう一度ベッドに戻る。

ほんの5分だけ目を閉じる。

そんな時期もありました。

「死ねたら楽になれる」

本気でそう思ったこともあります。

会社を畳むというのは、僕にとってそれくらい大きな出来事でした。

それでも、今、僕は働いています

最終的に会社は特別清算しました。

僕の場合は、約2億円あった銀行借入を整理することができました。

取引先への支払いも、すべて済ませることができました。

個人破産を避けることができ、当時の自宅も残すことができました。

そして会社を畳んでいる途中から、僕は会社員になりました。

給料は社長時代より、ずっと少なくなりました。

それだけでは足りないので、週末には深夜のコンビニでも働いています。

これが、正直かなりつらいです。

仕事そのものがどうこうというより、精神的につらい。

深夜にコンビニで働きながら、

「俺、何やってるんだろう」

と思うことがあります。

できることなら、早く辞めたいです。笑

だから僕は、

「会社を畳んだけれど、今はすべてうまくいっています」

なんて、とても言えません。

まだ僕自身、リハビリ中だと思っています。

華麗に復活したわけでもない。

大成功したわけでもない。

先のことだって、まだよくわかりません。

でも、生きています。

仕事もしています。

また本を書く機会もいただきました。

いつか、また自分で仕事をしたいとも思っています。

会社を畳んだところで、僕の人生まで終わったわけではありませんでした。

だから、まず話してほしい

僕のところに相談に来てくれた人に、僕が一番したいこと。

それは、会社を畳ませることではありません。

経営の答えを出すことでもありません。

まず、その人の心を落ち着かせたい。

そして、少しでも安心してもらいたい。

不安でいっぱいのときって、頭の中でいろんなことがぐるぐる回ります。

借金。

銀行。

家族。

自宅。

取引先。

従業員。

これからの仕事。

世間の目。

一人で考えていると、全部が一度に襲ってくるんです。

僕もそうでした。

だから、まず話す。

格好をつけなくていい。

「会社が危ない」

「借金が怖い」

「家族に言えない」

「もう逃げたい」

そんな話でもいいと思っています。

僕は、会社を畳んだ経験者として聞きます。

そして聞かれたことには、

「僕の場合はこうでした」

とお話しします。

法律や手続きの判断が必要なら、そこは専門家に相談すればいい。

でも、その前に。

一人で抱えているものを、一度、外に出してみる。

それだけでも違うことがあります。

実際、僕のところへ相談に来てくださった方から、こんな言葉をいただきました。

「とっても心が救われました。」

この言葉は、うれしかったです。

僕が経験したことも、誰かの役に立つんだと思いました。

会社を畳んでも、命まではとられないですよ

もし今、

会社のお金が減っている。

借金がある。

誰にも言えない。

毎日ネットで調べている。

でも、どうしたらいいかわからない。

そんな状態だったら。

僕は経験者として、あなたの話を聞きます。

会社を畳むと決めていなくても大丈夫です。

何から話せばいいかわからなくても大丈夫です。

僕自身、そこを通ってきましたから。

会社は大切です。

家族も大切です。

お金も大切です。

でも、追い込まれていると、それより大切なものが見えなくなることがあります。

だから、僕があの頃の自分にも言ってやりたい言葉を、最後に書きます。

会社を畳んでも、命まではとられないですよ。

まずは、一人で抱え込まずに話してください。

僕でよければ、60分、一緒に考えます。
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