こんにちは。中級食品表示診断士のRiilyです。
市販のお菓子の裏に「本品製造工場では、卵・乳成分を含む製品を生産しています」と書いてあるのを見たことはありませんか。これは「コンタミネーション(コンタミ)」についての注意書きです。
同じ台所で、くるみ入りのクッキーと、くるみなしのクッキーを作っている。そんな手作りお菓子の販売者さんから、「うちも書いたほうがいい?」「どう書けばいい?」とよく聞かれます。この記事では、コンタミ表示の考え方と書き方を整理します。
コンタミネーションとは
原材料としては使っていないのに、同じ場所や同じ道具で作っているために、ほかの食品のアレルゲンがほんの少し混ざってしまうことです。
たとえば、同じボウルや天板で、くるみ入りの生地と、くるみなしの生地を続けて作ると、くるみなしのクッキーにも、くるみが少しつく可能性があります。
原材料として使っているなら「注意書き」ではない
まず大事なのはここです。原材料としてアレルゲンを使っているなら、それは注意書きではなく、アレルギー表示として一括表示の中に書きます。
市販のチョコチップに入っている乳成分や大豆も同じで、「使っている」ものはアレルギー表示です。コンタミの注意書きは、あくまで「使っていないけれど、混ざるかもしれない」ときのものです。
書くなら、理由を具体的に
コンタミの注意書きを書くときは、なぜ混ざる可能性があるのかがわかるように、具体的に書きます。
よい例)
・本品を製造している施設では、くるみを含む製品を製造しています。
・本品は、卵を使用した製品と同じ設備で製造しています。
「入っているかもしれません」は書かない
一方で、理由を書かずに次のように書くのは、認められていません。
よくない例)
・くるみが入っているかもしれません
・卵が入っている恐れがあります
こうした書き方は、本当に入っているのか、入っていないのかがわからず、アレルギーのある方が選べなくなってしまうためです。
書く場所は、一括表示の枠の外
コンタミの注意書きは、原材料名やアレルギー表示と混ざらないように、一括表示の枠の外に書くのが望ましいとされています。枠の下に1行で書くのがおすすめです。
まずは「混ざらない工夫」から
注意書きを書く前に、できるだけ混ざらないようにする工夫も大切です。
・アレルゲンを使わないお菓子から先に作る
・ボウル、へら、天板などは、作るお菓子ごとによく洗う
・粉が舞うナッツやごまは、最後に扱う
それでも混ざる可能性が残るときに、注意書きで知らせる、という順番で考えるとわかりやすいです。
まとめ
・コンタミは「使っていないけれど、混ざるかもしれない」もの
・原材料として使っているなら、アレルギー表示として書く
・注意書きは「同じ施設で〇〇を含む製品を作っている」など、理由を具体的に
・「入っているかもしれません」のような書き方はしない
・書く場所は一括表示の枠の外
自分のお菓子で注意書きがいるか迷ったら、気軽に聞いてください。ラベルの作成やチェックのときに、アレルギー表示とあわせて確認しています。購入前の相談は無料です。
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