仕事が終わった。
やっと電話から離れられる。
帰りの電車でスマホを見る。
家に帰れば家族がいる。
友達からLINEも来ている。
でも今日は、
もう誰とも話したくない。
嫌いなわけじゃない。
機嫌が悪いわけでもない。
ただ、一日中人と話しすぎて、もう言葉を出したくない。
テレアポやコールセンターで働いていて、そんな日ありませんか?
私は電話の仕事をしていた時、
「電話をしているだけ」に見えても、実際はかなり神経を使う仕事だと感じていました。
相手の話を聞く。
言葉を選ぶ。
断られても次へ行く。
嫌な言い方をされても、次の相手には関係ないから普通に対応する。
それを一日の中で何十回も繰り返す。
仕事が終わった頃には、
もう今日は人と話す分を使い切った。
そんな感覚になることもあると思います。
電話一本だけなら、大したことじゃないかもしれない
一件だけ見れば、
少し冷たく断られただけ。
ちょっと話が噛み合わなかっただけ。
相手の言い方が少し気になっただけ。
大きなクレームでもない。
誰かに報告するほどでもない。
だから、そのまま次の電話に行く。
また話す。
また聞く。
また考える。
また次。
それを繰り返していると、一件一件は小さくても、仕事が終わる頃には結構たまっています。
それでも、
「今日何かあったの?」
と聞かれると、
「いや、別に何かあったわけじゃないんだけど……」
となる。
これ、電話の仕事をしている人には分かる感覚じゃないでしょうか?
人と話す仕事なのに、仕事が終わると人と話したくなくなる
少し変な話ですよね。
一日中、人と話す仕事をしている。
だから仕事が終わったら、今度は気楽に誰かと話せそうな気もする。
でも実際は逆で、
家に帰ったら静かにしていたい。
電話が鳴っても取りたくない。
誰かから連絡が来ても、
「ごめん、今日は返す元気ない」
と思う。
仕事中ずっと人に合わせて話していたから、もう自分のために言葉を使いたくない。
そんな日もあると思います。
そこで、
「人と話すのが嫌なら、この仕事向いてないのかな」
とまで考えなくていいと私は思っています。
仕事中ずっと人と話していたから、仕事が終わった後くらい静かにしたい。
それだけのこともあります。
私も、電話をかけ続ける側にいました
私はテレアポの現場を約2年半経験しました。
法人向けの架電では、1日に100件ほど電話をかける現場も経験しています。
途中からはSVとして、新人へのレクチャーや、実際に電話をしている人のフォローにも関わってきました。
自分で電話をかける側も経験しましたし、人の電話を聞く側も経験しました。
だから、
「今日はもう誰とも喋りたくないです」
と言われても、
私はそれだけで、
「何があったんですか?」
「電話の仕事ってそんなに大変なんですか?」
と仕事内容の説明から始めてもらう必要はありません。
何十件も人と話すこと。
断られても次へ行くこと。
そのたびに相手に合わせて言葉を選ぶこと。
一日が終わる頃には、もう人と話す気力が残っていない日があること。
電話業務の現場を経験してきたからこそ、分かる部分があります。
職場の人には分かってもらえても、話したくないことがある
同じ職場の人なら、
電話の仕事が疲れることは分かってくれると思います。
でも、
同じ職場だからこそ言いにくいこともあります。
「最近、電話するのしんどい」
「もう人と話したくない」
「今日ずっとイライラしてた」
「正直、辞めたいと思ってる」
上司には言いづらい。
同僚に言うのも気を使う。
逆に家族や友達なら職場とは関係ありません。
でも今度は、
仕事の状況を一から説明しないと伝わらない。
もう一日中話して疲れているのに、
さらに仕事の説明をする。
それすらしんどい日もありますよね。
だから私は、
職場とは関係ないけれど、電話の仕事は知っている人
に話せる場所があってもいいと思っています。
何か解決したいわけじゃない夜もある
仕事の悩みを話すと、
「じゃあ、どうしたらいい?」
という話になりがちです。
でも、
今日はそんなことまで考えたくない。
改善点もいらない。
反省会もしたくない。
ただ、
「今日、疲れた」
と言いたい。
それで終わりたい。
そんな夜もあると思います。
私は、それでいいと思っています。
逆に、
「今日こういうことがあったんだけど、どう思う?」
「こういう時、どう返したらいい?」
と聞きたい時なら、私が電話業務を経験してきた立場から一緒に考えます。
聞いてほしいだけの日。
一緒に整理したい日。
どちらでも大丈夫です。
「今日はもう誰とも話したくない」からでも大丈夫です
私はココナラで、
「テレアポやコールセンターの愚痴や悩みを聞きます」
という電話相談サービスを出しています。
ただ、
「愚痴を聞きます」
だけなら、私である必要はないと思っています。
私を選んでもらう理由があるとすれば、
私自身が電話をする側を経験し、さらにSVとして電話をする人を支える側も経験してきたことです。
だから、
「今日もう人と話したくないくらい疲れました」
「一日ずっと電話してて、もうしんどいです」
「特に大きなことはなかったんですけど、なんか限界で」
そんなところからで大丈夫です。
仕事内容を一から説明しなくていい。
話をきれいにまとめなくていい。
今日はアドバイスがいらないなら、
「今日は聞いてほしいだけです」
と言ってください。
1分だけでも構いません。
一日中、人と話してきたからこそ、
最後くらいは気を使わずに話したい。
職場の人にも家族にも言いにくいけれど、
誰かにはちょっと吐き出したい。
そんな仕事終わりに使ってもらえたらと思っています。