『ルックバック』構造分析 構成を学ぼう!【ネタバレあり】

『ルックバック』構造分析 構成を学ぼう!【ネタバレあり】

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ここは作品の背景の説明なので、興味のない方は飛ばしてOKです!

マンガ版『ルックバック』は、2016年 から 2018年に『少年ジャンプ+』で『ファイアパンチ』、2019年1号より『週刊少年ジャンプ』(集英社)で『チェンソーマン』で名を馳せた若き天才漫画家である藤本タツキ氏による長編読み切り作品です。WEB公開当時から話題になり、多くの著名漫画家が評価をしたことでも有名です。

この度、アニメ化するにあたって監督・脚本・キャラクターデザインを押山清高おしやまきよたか氏が担当しており、2024年6月28日に全国劇場にて公開された。アニメーション制作はスタジオドリアン。
彼の代表作は『電脳コイル』、『フリップフラッパーズ』などです。

今作は二人の若き天才が主になって、制作されているということですね。

原作者:藤本 タツキ【1992年10月10日(31歳)】
監督:押山 清高【1982年1月3日(42歳)】
※2024年7月現在

劇場版『ルックバック』は公開初日から3日間の興行収入でランキングで1位を獲得。動員が13万人、興行収入は2.2億円突破しました。

また、映画料金も一律1700円と特殊で話題になり、さらに上映時間も58分と短く、異例な映画作品です。

58分と短いにも関わらず見応えがある秘密は、物語の展開数とシチュエーションカーブの影響が大きいです。
今回はその秘密を解き明かしていきましょう。


13フェイズ構造と汎用ストーリー構成で『ルックバック』を分析してみよう
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それでは今回は13フェイズ構造と汎用ストーリー構成を参考にして分析していきます。
まずは『ルックバック』の物語の全体像を分割してみました。


図のようにシチュエーションカーブがW曲線(起伏)を描き、それぞれの幕に必要な物語の要素が入っているので、一時間弱という上映時間でありながら見応えのある満足感がある作品に仕上がっているのです。

ちなみにこの曲線になるのは偶然ではありません。面白い映画作品のほぼ全てがこのW曲線を持っています。簡単に特徴を説明しましょう。

1.物語の第二幕前半で作品の娯楽的な面白さが表現されている
2.物語の半ばで大きく局面が変化する
3.物語の第二幕後半で大きく状況が落ち込む
4.徐々に物語の感情・度合いが拡がっていく

もし、「本当かなー?」と疑念を抱かれるのであれば、一度時計を見ながら映画を観てみてください。面白い物語の根底に共通する構成があることに驚かれるはずです。

さて、それでは各要素毎に何が描かれているかを確認していきましょう。

※構造による分割(区切り)は人によって解釈が分かれるので、絶対視しないようにお願いします。
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