前回は組織を動かす3条件について記しました。
その中に「共通目的」がありましたが、仕事をする上で「目標」という言葉に触れることも多いと思います。
さて、目的と目標は、同じでしょうか。
違うならば、どんな違いがあるでしょうか。
目標とは、目的達成の水準のことで、定量化(客観的に判断できる表現)されることが一般的です。
例えば、以下を列挙します。
目的 安全安心な職場環境
目標 労働災害ゼロ
目的 お客様に喜ばれる商品づくり
目標 顧客品質クレーム0件
目的 ムダの無い高効率な生産体制を実現する
目標 生産性:先期実績値+20%以上
目的 利益体質で存続できる会社を目指す
目標 経常利益率20%以上
これらの目標は数値化されており、「評価指標+目標値」で示されています。
目的だけではダメか?
一般的に目的は、ビジョンとも呼ばれ、思いや姿など抽象的に表現されます。
これでは、ゴールが曖昧で、且つ評価が主観的になり、努力が充分だったのか、不足していたのかシックリ来ません。
シックリ来ないと説得力が低く、社員全員の賛同を得ることは難しいでしょう。
従って目標値があると、上記が解消されるのです。
ここ迄の内容で、目的及び目標の必要性はご理解頂けたと思いますが、研修講師をしていると、意外な現実に直面します。
例えば、品質管理の研修で、講師である私が「職場の品質目標を書いて下さい」と受講者にお願いすると、書けないケースが多いことに驚きます。
仮に目的は理解していたとしても、目標、つまり達成水準がわかっていないのです。
「研修が終わったら、知って欲しい」と告げますが、皆さんの職場の実態はいかがでしょうか。