仕事の大きさが問題なのではない。その人が自分なりの使命をどれだけ果たしたかどうかが重要なのです

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コラム
フランクルは、人は自分の仕事を通して、人生の価値あるものにすることができると考えました。

自分の仕事や自分が制作する作品を通して実現される価値を「創造価値」と呼び、創造価値は、どんな人にもそれを実現するチャンスが与えられているとフランクルは説いたのです。

しかし、これに疑問を感じる人もいます。
フランクルが講演している時に、ある青年はこう質問しました。

「先生は精神科医という、人の命を救う大切な仕事に従事しておられます。
 たくさんの書物も書いておられます。
 だから先生の人生には意味があると言えるでしょう。
 しかし、私はただの洋服屋の店員です。
 私の代わりなど、どこにでもいるはずです。
 ただの洋品店の店員にすぎない私の人生に、いったいどんな意味があると言 
 うのですか」

これに対してフランクルはこう答えました。

「仕事の内容が何であるか。
 どれだけの人に影響を与える仕事であるか。
 そういった仕事の大きさが重要なわけではない」

重要なのは、その人が自分の人生に与えられた固有の使命をどれだけまっとうすることができたか、自分の使命をどれだけ果たすことができたかなのです。

洋服屋の店員であれば、洋服屋の店員としての「使命」がある。
来店されたお客様に合った服を選んで、そのお客様の人生を変えるきっかけを与えることもできるのです。


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