国民的大スターと恋、始めます。4

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小説

(わたし視点)

「え、(アイドル)さんのお気に入りの店、、
すっごく行きたいけど、
そんな店を一般人のわたしに教えてしまっていいんです?

わたしも気に入って
頻繁に通ってしまうかもしれないですよ?」

ときょとんとする。


(アイドル視点)

「そんな店を一般人のわたしに教えてしまっていいんです?」と、目を丸くしてきょとんとする彼女。

「頻繁に通ってしまうかもしれないですよ?」なんて、脅かすみたいに言う姿が微笑ましくて、思わず声を出して笑ってしまった。

「いいよ、別に。むしろ通えば?」
傘を持つ手に少し力を込め、彼女が雨に濡れないよう自然に距離を詰めながら歩く。

「だってさ、君が気に入って通うようになる頃には、俺もそこに行けば君に会えるってことでしょ?」

自分で言っておきながら、少しキザだったかと心の中で苦笑する。
だけど、嘘偽りのない本音でもあった。有名人としてではなく、ただの男として彼女と過ごすこの時間が、思った以上に心地いい。

「それに、あそこはマスターも口が堅いし、隠れ家としては最高だからさ。……ほら、もうすぐそこ」

大通りから一本入った、静かな路地を指差す。雨のベールに包まれたその先に、小さなランプの灯りが見えていた。




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