わたしの仕事は営業
幼稚園・保育園・こども園にお伺いすることが多い
今日は幼稚園に納品に行く
車へ積み込まないといけない
商品は思ったより重い
会社出発
どうやって玄関まで運ぼうか?
そんなことを考えながら走行していたら
園の駐車場へ車は到着
駐車場から園の玄関まで
途中に急な傾斜のぼり坂がある
駐車し車を降りる
坂の近くまで行った
のぼり坂を見上げた
”きつそうだな”
車から台車をだす
重い商品をのせた
両手に力を入れ”ぎゅっ”と取っ手を握った
そして腰に力を入れ、前傾姿勢になり
右足を前、左足を前に交互にだす
押し出すように台車は少しずつ前へ進んだ
まず第一段階
駐車場の前に平地の道路がある
台車を押しながら横断した
”のぼり坂”のスタート地点に到着
下から上を見上げる
両手にも、ふとももにも
より強い力をいれる
台車はゆっくりゆっくり少しづつ前へ行き上へのぼる
ようやくのぼりきった
インターホン前に到着
”ふぅー”と息をつく
インターホンを押した
「どうぞ」
ドアが開き、園庭へ進入する
園庭では園児さんたちが
”三輪車”で元気よく遊んでいる
子どもたちを横目に見た
いいなぁー楽しそうだな
わたしは自分へエール
”がんばれがんばれ”
”ゴール”の玄関が先に見えた
園庭ではとびきり元気のいいふたりの園児がいた
ペダルをいっしょうけんめい回転させ
楽しそうに”三輪車”のおいかけっこをしていた
ひとりの子が三輪車をおり、わたしに近づいてきた
何かようかな?
そう思っていたが
台車の握り棒を両手でつかむ
そして”うーん”という力んだ声をだし
いっしょに台車をおしてくれました
わたしたちを見ていたもうひとりの子も
三輪車をおり
わたしたちに走って近づいてきました
空いていたもうひとつの取っ手を
両手で”ぎゅっ”とにぎりました
3人でいっしょに前へ前へおしていきます
玄関まで
助っ人園児ふたりといっしょに
台車を前へ前へ動かしました
わたしには重かった台車が軽くなったような
そんな感じになった
うれしくなって重さが気にならなくなった?
玄関に到着した
園児さんふたりへ
”ありがとう、たすかったー”
汗もでたが心地よかった
荷物を降ろした後、
ふたりとはタッチをしてさようならしました
ふたりは
またすぐに三輪車のおにごっこをスタートさせていました
駐車場までの帰りは
荷物のない台車と下り坂
往路の沈んだ気持ちとは真逆です
気持もかるくなり車に向かえました
歩きながらこう思った
やさしさは、つたわっていく
そう感じさせる現場にしてくれたのは
園児さんふたりだったのです