ご自宅のインテリアコーディネートをご依頼いただいたお客様から、今回は「オフィス移転に伴うデザイン・レイアウト」のご相談をいただきました。
働く場所は、まさに「その企業らしさ」が体現される空間です。
だからこそ、日々の使い勝手の良さはもちろん、社内のコミュニケーションが自然と生まれるような環境作りを目指しました。
ワークスペース、Zoomブース、ソファ席、会議室。
これら複数の機能がワンフロアに無理なく共存し、企業のビジョンが空間全体から伝わるオフィスデザインの裏側を、レイアウトやゾーニングのポイントとあわせて詳しくご紹介します。
「オフィス移転を控えているけれど、何から決めていいかわからない」「おしゃれで機能的なオフィスにしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
理想の空間をトータルプロデュース!デザインから仕様選定までワンストップ
オフィス移転や改装では、レイアウト、家具の選定、内装のカラーバランスなど、決めるべきことが一気に増えて担当者様の負担になりがちです。
iicon_designでは、「完成した空間をどう使うか」という運用の視点まで見据えて、デザイン・プランニングをトータルでサポートします。
デザインの方向性と、実際の使い勝手の整合性を細かく確認しながら進めるため、意思決定がスムーズで、ブレのない洗練された空間に仕上がるのが強みです。
プロジェクト概要とお客様のご要望
今回の新オフィスプロジェクトでは、仕切りのない広々としたワンフロアを、どのようにオフィスとして機能させるべきか、ヒアリングを重ねることからスタートしました。
【エリア構成】
1.ワークスペース
2.Zoomブース
3.ソファ席(ラウンジ・カジュアルなミーティング・休憩)
4.カウンター席(簡単なミーティング/休憩)
5.会議室
【お客様からのご要望】
・企業の理念やビジョンに合う内装にまとめたい
・必要な席数をしっかり確保しつつ、窮屈に見えないようにしたい
・フリーアドレスではなく、固定席を設けたい
・仕切りのない空間でも、用途別に使い分けやすいレイアウトにしたい
・造作棚を使って、収納とディスプレイを両立させたい
5つのエリアを「干渉させない」ゾーニングの魔法
仕切りのない開放的な空間は、見通しが良く気持ちが良い反面、以下のような課題が生まれやすくなります。
・声や音が響き渡り、Web会議や電話に集中できない
・視線が交差して落ち着かない
・人の行き来(動線)がぶつかり、作業を遮断される
これらを解決するため、単に「壁を作って区切る」のではなく、「どこで何をするか」が自然と分かれるゾーニング(配置計画)を行いました。
集中したいワークスペース、声を発するZoomブース、リラックスして話せるソファ席、プライバシーを守る会議室。
これらが同じ空間にありながらも、お互いの行為がストレスにならないよう、距離感、視線の抜け方、動線を丁寧にシミュレーション。
全体のイメージに合うか、実際の業務に適しているか、など、さまざまな条件を踏まえて、オーナーとの協議を重ねました。
オフィスデザインを成功に導く5つのポイント
① 床材とドアのカラー変更で、空間のベースを整える
空間の印象を大きく左右するのが、面積の広い「床」と視線に入る「建具(ドア)」です。
既存の白い壁は活かしつつ、オーナー様のイメージに合わなかった床材の変更を提案。
さらに、オフィス内に点在して悪目立ちしていたドアのカラーをインテリアコンセプトに合わせたトーンへ塗り替える計画にすることで、空間全体の統一感をグッと高めました。
② 席数を確保しつつ、開放感をキープする「アイランド型」
「限られたスペースで席数を増やしたい」というご要望は多いですが、机をただ詰め込むと動線が狭くなり、お互いの視線がぶつかって居心地が悪くなってしまいます。
今回は固定席を前提とし、メンバー間のコミュニケーションが円滑になるよう「アイランド型レイアウト」を採用。
通路の幅を十分に確保することで、席数を担保しながらも窮屈さを感じさせないワークスペースを実現しました。
③ 音と視線をコントロールする、ゆるやかな間仕切り
「集中」「会話」「オンライン会議」「来客対応」が同じ空間で混在する際、一番のネックになるのは「音」と「視線」です。
そこで、すべての空間を壁で完全に閉じるのではなく、必要な場所にだけ間仕切り壁やパーテーション、さらには収納家具を配置するプランに。
開放感を残しながらも、オンライン会議など「守りたい行為」に対しては適切な囲いをつくり、実用的なバランスを整えました。
④ 派手な装飾に頼らず「企業らしさ」をさりげなく表現
オフィスは企業のビジョンを体現する場でもあります。
当初は「帆船や海」といった強いテーマを空間全体に出すことも検討しましたが、飽きがこず洗練された空間にするため、ベースの内装はシンプルなトーンに。
その代わり、エントランスの間仕切り壁一面にオリジナルデザインのクロス(壁紙)を採用し、企業のアイデンティティを一目で伝えるインパクトを持たせました。
⑤ 「しまう」と「見せる」を両立する造作棚のデザイン
書類や備品で散らかりがちなオフィスには、機能的な収納が不可欠です。
今回のプロジェクトでは、オーナー様のこだわりを反映した飾り棚(造作棚)をデザイン。
企業理念にリンクする「帆船」や「いかり」などの小物を美しくディスプレイできるよう、棚内部にやわらかな照明を仕込みました。
収納としての機能を果たしながら、オフィスの美しいシンボル(見せ場)となっています。
まとめ:オフィス移転は「これからの働き方」を決めるチャンス
オフィス移転や改装の際、どうしても「デスクの数」や「おしゃれさ」だけに目が行きがちです。
しかし、実際に稼働してから重要になるのは、音のストレスがないか、動線がスムーズか、片付けがしやすいかといった「運用のしやすさ」です。
iicon_designでは、レイアウト作成、インテリア・家具のトータルコーディネートまで、お客様の理想の働き方に合わせて一貫したプランニングをご提案いたします。
「何から手を付ければいいかわからない」という段階でのご相談も大歓迎です。
企業の未来をつくるオフィス空間を、一緒にカタチにしませんか?
まずはお気軽にご相談ください。