「そろそろ部屋をちゃんと整えたい。でも、どこに頼めばいいのか分からない」
インテリアコーディネートを誰かにお願いしようと調べ始めると、家具店の無料サービス、個人のコーディネーター、専門会社、ハウスメーカーのオプションと、選択肢が一気に増えて迷ってしまいます。
「安いところに頼んだら、結局そのお店の家具しか選べなかった」
「提案はもらえたけれど、家具の発注も設置も自分でやることになった」
依頼先選びでつまずくと、こうしたズレが後から出てきます。
今回は、インテリアコーディネートの依頼先を4つのタイプに整理したうえで、依頼前に確認しておきたい5つのチェックポイントと、オンラインで相談するときに用意しておくとスムーズなものをご紹介します。
インテリアコーディネートの依頼先は大きく4タイプ
まずは、依頼先にどんな種類があるのかを整理しましょう。
それぞれ得意なことも、費用の考え方も違います。
タイプ1. 家具店・インテリアショップ系
家具ブランドが自社で行っているコーディネートサービスです。
●費用感:無料〜数万円程度
●対応範囲:家具の提案が中心
●向いている人:好きなブランドがすでに決まっている方
提案される家具は基本的にそのブランドの取り扱い商品に限られます。
照明計画や内装工事までは対応できないケースがほとんどです。
タイプ2. フリーランスの個人コーディネーター
マッチングサイトやSNSを通じて、個人に依頼する方法です。
●費用感:数万円〜(幅が大きい)
●対応範囲:人によって差が大きい
●向いている人:じっくり相性を見て選びたい方
料金設定が柔軟で、相性が合えばとても細やかに対応してもらえます。
一方でスキルや実績の幅も大きいため、見極めが必要です。
「提案までなのか」「家具の発注や搬入設置まで見てもらえるのか」は、依頼前に必ず確認しておきましょう。
タイプ3. インテリアコーディネート専門会社
家具メーカーに属さず、コーディネートを本業にしている会社です。
●費用感:デザイン費 数万円〜+家具の実費
●対応範囲:ヒアリング〜提案〜家具の発注〜搬入設置まで
●向いている人:部屋全体の統一感を重視して、まとめて任せたい方
特定のブランドに縛られないため、国内外の複数ブランドから予算とテイストに合わせて中立に選んでもらえるのが強みです。
建築士が在籍している会社であれば、内装工事まで含めて一貫して相談できます。
最近はオンラインで完結する会社も増えていて、遠方にお住まいでも依頼しやすくなっています。
タイプ4. ハウスメーカー・工務店系
新築やリフォームを担当する会社が、建物とセットで提供しているサービスです。
●費用感:建築費に含まれることが多い
●対応範囲:新築・リフォーム時の内装が中心
●向いている人:新築・リフォームが進行中の方
建物の設計と並行して考えられるので、内装材や造作家具との整合性が取りやすいのが強みです。
ただし提案は自社の標準仕様や提携ブランドの範囲に寄りやすく、入居後の家具選びまでは十分にカバーされないこともあります。
迷ったときの目安として、「部屋全体の統一感を大事にしたい」「家具選びから設置までまとめてお願いしたい」という方は、タイプ3の専門会社が第一候補になります。
依頼先選びで確認したい5つのチェックポイント
タイプが絞れたら、次は個別の会社・個人を見比べる段階です。次の5点を確認しておくと、依頼後のミスマッチをかなり減らせます。
チェック1. 実績は「数」より「幅とテイスト」を見る
事例の数だけでなく、どんな空間を手掛けてきたかを見てください。一人暮らしのワンルームからファミリー、オフィスや店舗まで幅があるかどうかは、提案の引き出しの多さに直結します。
そのうえで、事例写真のテイストが自分の理想に近いかを確認しましょう。3件以上見ておくと、得意な方向性が見えてきます。
チェック2. 家具の選定が「中立」かどうか
これは、ひとこと質問すれば分かります。
「ご提案いただく家具は、どのブランドから選ばれますか?」
「国内外の複数ブランドから、ご予算に合わせて選びます」という答えであれば、予算とテイストを軸に選んでもらえます。あわせて、家具の割引制度があるかどうかも聞いておくと予算計画が立てやすくなります。
チェック3. どこまで対応してくれるかを、言葉にしてもらう
対応範囲は依頼先によってまったく違います。
●提案(レイアウト図・イメージ)まで
●家具の発注・購入代行まで
●搬入・組み立て・設置まで
●内装工事まで
お仕事が忙しい方や、大型家具の組み立てに不安がある方は、設置まで一貫して対応してもらえる依頼先が安心です。壁紙や造作収納など内装まで視野に入れているなら、建築士事務所の登録がある会社を選ぶと話が早く進みます。
チェック4. 料金が3つに分けて提示されるか
インテリアコーディネートの費用は、次の3つに分解できます。
●デザイン費(提案料)
●家具費用(実費)
●搬入・設置費
見積もりがこの3つに分かれて出てくる依頼先は、後から「これは別料金でした」となりにくく、他社との比較もしやすくなります。「一式いくら」しか出てこない場合は、内訳を聞いてみてください。
チェック5. 相談のしやすさとオンライン対応
最初の相談のハードルの低さは、そのまま進めやすさに直結します。まずは相談だけから始められるところなら、いきなり大きな契約をせずに相性を確かめられます。
「無料」と書かれている場合は、どこまでが無料で、何から費用が発生するのかを最初に確認しておくと安心です。
依頼先選びでよくある失敗3パターン
失敗1. 価格だけで選んでしまう
無料・格安のサービスには、家具ブランドが限定される、提案の枚数が少ないといった理由があります。
安いことが悪いわけではなく、「なぜ安いのか」を理解したうえで選べているかどうかが分かれ目です。
失敗2. 事例のテイストを確認しない
コーディネーターにも得意なテイストがあります。
ナチュラルが得意な方にホテルライクをお願いすると、お互いに苦しくなります。
事例写真は必ず見せてもらいましょう。
失敗3. 入居・引っ越しの直前に相談する
これが一番もったいない失敗です。
家具は発注から納品まで数週間〜2カ月かかるものが多く、直前の相談では「すぐ届く家具」の中から選ばざるを得なくなります。
引っ越しが決まったら、遅くとも入居の1〜2カ月前には相談を始めておくと、選択肢を残したまま進められます。
オンラインで相談するとき、先に用意しておくとスムーズな3つ
オンラインで完結するサービスを利用する場合、次の3つが手元にあると、初回の相談から具体的な話に進めます。
準備1. 間取り図と採寸メモ
間取り図は、賃貸なら募集図面、分譲ならパンフレットの図面で十分です。あわせて次の寸法をメモしておくと、家具のサイズ検討がすぐに始められます。
●各部屋の縦横(壁から壁まで)
●天井高
●窓の幅・高さ・床からの高さ
●ドアの位置と開く向き
●コンセントとスイッチの位置
●玄関ドアと廊下の幅(家具の搬入経路)
準備2. お部屋の写真
スマホで構いません。
部屋の四隅それぞれから、部屋全体が写るように撮ると、空間のつながりが伝わります。
窓のほうを向いた1枚と、すでにある家具の写真もあると、活かせるものを見極めやすくなります。
準備3. 「好き」と感じた空間の画像を5枚ほど
SNSや雑誌で気になった画像を集めておいてください。
言葉で「おしゃれにしたい」と伝えるより、画像5枚のほうが方向性は正確に伝わります。
「なんとなく好き」で選んで大丈夫です。共通点はプロが読み取ります。
よくある質問
Q. 賃貸でも依頼できますか?
はい。家具の選定、レイアウト設計、搬入・設置までであれば賃貸でも可能です。
壁紙の張り替えや照明の増設など原状回復に関わる工事は、事前に管理会社やオーナーの許可が必要になります。
Q. 1部屋だけでもお願いできますか?
1部屋から対応している依頼先は多くあります。
ただし最低料金や最低部屋数を設けている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
Q. 今ある家具を使いたいのですが、可能ですか?
可能です。
手持ちの家具の写真とサイズを共有していただければ、それを前提にコーディネートを組み立てられます。
すべて買い替える必要はありません。
Q. オンラインだけで完結しますか?
多くの場合は完結します。
ただし造作家具や内装工事が絡む場合など、採寸や現地確認が必要になるケースもあります。
まとめ:依頼先は「どこが一番いいか」ではなく「目的に合うか」で選ぶ
インテリアコーディネートの依頼先選びは、順位をつけるものではなく、目的との相性で決まります。
●好きな家具ブランドが決まっているなら、家具店系
●相性重視でじっくり進めたいなら、個人のコーディネーター
●統一感を重視してまとめて任せたいなら、専門会社
●新築・リフォームが進行中なら、ハウスメーカー系
そのうえで「対応範囲」と「料金の内訳」を最初に確認しておけば、大きなミスマッチはほとんど防げます。
nicomade(ニコメイド)では、ヒアリングから家具の選定・搬入設置まで、お一人おひとりのライフスタイルとお部屋に合わせてご提案しています。
国内外の複数ブランドから、ご予算に合わせて中立に選定するスタイルです。
「まず何から決めればいいのか相談したい」という段階でも大丈夫です。ぜひお気軽にご相談ください♪