少し前まで、花は「見るもの」でした。
道ばたに咲いているのを見かけたときに、きれいだなぁと思うくらいで、特別に意識してきたわけではありません。
でも、園芸のバイトを始めたことで、ほんの少しだけ、花に近づくきっかけができました。
名前を知ったり、育て方を聞いたりしているうちに、気づけば日常生活で花のことを気にかけている自分がいました。
そんな中、「フラワーアレンジメント教室」という言葉がふと目に入りました。
これまでやったことはなかったけれど、「ちょっとやってみたいかも」と思えた自分に驚きつつ、思いきって申し込んでみました。
初めての教室は、すごく緊張しました。
持ち物もよくわからないし、まわりの人はベテランさんばかりだったらどうしよう…って。
でも、先生も参加者の方たちもとてもやさしくて、「はじめてなんです」と言うと、「大丈夫よ〜♪楽しみましょうね」とにこやかに迎えてくれました。
その日は、小ぶりなヒマワリと淡いピンクのバラを組み合わせて作品を作りました。
同じ花を使っているのに、みんなの作品はぜんぜん違っていて、
「花の置き方ひとつで、こんなに印象が変わるんだ…!」
とびっくり。
奥が深くて、おもしろい世界だなぁと感じました。
そんな中、まだ2回しか通っていない私にも、「よければ展示会に出しませんか?」と声をかけていただきました。
「えっ、私なんかが…」という気持ちと、「でもちょっと見てもらいたいかも」という気持ちが入り混じって、ドキドキ。
拙い作品ではありましたが、会場に並べられている自分の作品を見たとき、
なんだかとても新鮮で、少しだけ誇らしいような、不思議な気持ちになりました。
うまく活けられなくても、花の向きをあれこれ考えたり、器の形と色を合わせてみたり…。
自分なりに工夫して仕上げたものは、やっぱり「わたしらしさ」がある気がして。
これからも、楽しめる範囲で、ゆるりと続けていきたいと思っています。
上手じゃなくてもいい。
そのときの気分や気持ちを、ちょっとだけ形にできる時間があるって、なんだかいいなって思えたから。
もしかしたら花って、自分のこころを映す鏡みたいな存在なのかもしれません。
あなたは最近、なにか「初めてやってみたこと」ありますか?