返信の速さは、愛情の深さじゃない
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メッセージを送って、すぐに返信が返ってくると
「あ、私のことを大切に思ってくれているんだ」
「嬉しい」
そう感じたまま
「愛情が深いんだ」
そんなふうに思ってしまうことがある。
でも最近、ふと気づいた。
それって、本当にそうなのかな?って。
実は私は、好きな人や大切な人ほど
すぐに返せなくなることがある。
どうでもいい相手なら、軽く返せる。
でも、大切な人には、ちゃんとした言葉を送りたい。
気持ちを込めたい。
変に誤解させたくない。
そう思えば思うほど、
「あとで落ち着いて返そう」と思ってしまう。
気づけば、半日。
ときには一日経っていることもある。
でもその間、
何も考えていないわけじゃない。
むしろ、ちゃんと考えているからこそ、遅くなる。
一方で、送った側は
「早く返事がほしい」
「どう思ってるの?」
と不安になることもある。
ここで、気持ちのズレが生まれる。
返す側は丁寧にしたい。
送る側は安心したい。
どちらも悪くない。
ただ、ペースが違うだけ。
だから私は、
「なんで返信くれないの?」
「早く返事ほしいんだけど」
そう思ったときこそ、
一度立ち止まろうと思っている。
感情のままに送ったメッセージは、
たいてい後になって、
言い過ぎたかも
あんな言い方しなくてもよかったかも…
そんなふうに、
自分をちょっと責めることになることが
多いと感じるから。
それに、
自分も返事の催促をされたら、少し苦しくなる。
相手には相手の時間がある。
仕事や家事や、その日の気分もある。
でもね。
だからといって、
スルーしっぱなしがいいわけでもない。
一言でいいから、
「ごめんね、遅くなっちゃった」
それだけで、救われる気持ちがある。
返信の速さは、愛情の深さじゃない。
愛情の深さって、
“どれだけ相手を思って言葉を選んでいるか”
なのかもしれない。
そうしたら、メッセージにも
その思いが乗った言葉が、きっと出てくる。
早さに惑わされないで、
わたしのスタンスを
大切に持っていたいなと思う。