【2日目:2025/8/15(金)】長良川鉄道の旅
青春18きっぷ(以下単に18きっぷと記す)日帰り旅x3の2日目は滋賀の自宅の最寄り駅から朝一番の上り電車で出発。
今日は18きっぷで高山本線の美濃太田へ、そこからは長良川鉄道の1日フリー乗車券を別購入し、長良川鉄道を訪ねていく予定である。
長良川鉄道は利用客が減少していて、経費削減のため10月から減便され、今後路線の部分廃止も検討されるとのこと、今回、廃止が懸念される郡上八幡より先の駅を訪ねておきたい。
米原6:38着。6:46発新快速豊橋行きに乗り換える。列車は313系8両編成。
以前なら乗り継ぎの18きっぷ利用客が多かったが、18きっぷの形態が変わって18きっぷ利用客が減少したせいか、結構空いた状態で発車。
緑の絨毯となった田園の風景を眺めながら岐阜へ。岐阜には7:35着。
岐阜からは7:41発の美濃太田行きに乗り換える。キハ25のロングシート車4両である。通勤通学時間帯であるが、お盆休みのため空いている。
ロングシートでなくクロスシートであればいいのになぁと思う。
キハ25は313系電車と同じ外観をした比較的新しいディーゼル車で、岐阜駅を静かだが一気に加速し、高山線を進んでいく。
美濃太田までは平地なので、高性能な車両性能でスピードを上げて走っていく。ただし単線なので列車交換もある。
鵜沼ではしばし停車し、交換列車と後続の特急「ひだ」に道を譲る。
交換列車はキハ75の普通列車であった。キハ75は快速「みえ」での使用を考慮したクロスシートで落ち着いた車内設備を持つ車両である。
特急「ひだ」は2022年に登場した新型のHC85系である。
鵜沼での交換待ちで、3タイプの車両並びの写真を収める!
鵜沼にて
鵜沼を出ると少しの間、木曽川に沿って走るのだが、そこは山が迫って少し急流になっていて、日本ラインと呼ばれているところである。
その景勝地の風景を車窓からしばし楽しむ。
難読駅の坂祝に停車し、美濃太田に8:37着。スマホで長良川鉄道の1日フリー乗車券を買い、9:04発の長良川鉄道美濃市行きに乗り込む。
美濃太田にて
美濃市行きの車両は食品サンプル列車であった。車体に食べ物の絵が描かれているとともに、車内のあちこちに食品サンプルが展示されている。沿線の郡上八幡で食品サンプル造りが盛んとのことで、そのPR車両とのことである。
食品サンプル列車車内にて
今日は長良川鉄道でも終点に近いエリアを目指していくが、この列車は途中の美濃市止まりであるので、美濃市までの途中、まだ降りたことのない駅で降りていきたいと思う。
9:04ディーゼル音を響かせ、美濃太田駅を発車する。
先ほどのJRの車両にくらべ古い車両で、線路の規格も低いせいかガタゴト揺れてローカル線に入ったなという感触になる。
9:10、2駅目の加茂野駅で下車。片面ホームに古びた屋根付きベンチと桜並木がある、いい感じの無人駅である。
加茂野駅
9:18に美濃太田行きの列車が来るので、駅近くで美濃太田行きを撮影する。
美濃太田行きは国鉄気動車塗装の2両編成。好天の中、順光ですっきり捉えることができた。
国鉄気動車塗装車を撮影
列車撮影の後は、平日なので旅行貯金を。
駅からは少し距離のある美濃加茂富加簡易郵便局を訪れ、そして富加駅へ。
富加駅も今まで降りたことがない駅だ。
結構な距離を歩いて到達した富加駅は立派な木造駅舎を持つ駅だった!
年季が入って外張りの板は黒くなって、落ち着いた佇まいである。
ここまでレトロな雰囲気を持つ駅は近年少なくなってきており、暑い中歩いて来た価値があったな、としみじみとなる。
富加駅
やがて関方面から観光列車「ながら」の回送列車が到着し、撮影。
ここで私の乗る北濃行きと交換待ちでしばらく停車、古い木造駅舎と「ながら」との情景を楽しむ!
観光列車「ながら」
富加駅木造駅舎と「ながら」
北濃行きの列車は先ほど加茂野駅近くで撮影した国鉄気動車塗装の2両編成だった。この車両は新しいようで、車内は綺麗で明るい。ただ座席がロングシートで北濃までの長旅には残念な仕様と感じる。車内は席が埋まっていて、立っている人もいた。なんとか空いている席に腰を下ろす。富加10:05発。
この列車は行楽にはちょうどいい時間の列車で、「ゆらーり眺めて清流列車1号」という列車名も付いている。関市内に入ると駅が多くなり、古くからの市街地の中の駅にこまめに止まっていく。
関市の中心駅関からは清流風景案内の添乗員さんが乗車してくる。
関駅は2005年までは名鉄美濃町線との乗換駅で、主要駅であった。さらに遡ること1999年までは関~美濃間は名鉄美濃町線が並行して走っていた。2つの路線が存在していた関~美濃市は比較的町中の区間というイメージがある。
関市役所前、関下有知と町の雰囲気があるが、松森、美濃市と山が近くに迫ってきてローカルな感じだ。
美濃市を出て、湯の洞温泉口を過ぎると、長良川沿いの谷を進んでいく。
長良川を間近に望む区間や長良川を渡る橋では速度を落とし、添乗員さんがガイドをしてくれる。
長良川の水は透き通っており、見ているだけでも心洗われる感じがする。
そんな長良川の風景を「ゆらーり眺めて清流列車1号」の車窓から堪能する。
車窓から長良川の清流風景を堪能
駅併設の温泉施設が休業中のみなみ子宝温泉を停車、
更に長良川沿いを進んでいき、郡上八幡に到着。
乗客の約半数は郡上八幡で下車し、車内が空いた状態になる。
郡上八幡に到着
郡上八幡を過ぎるとやや町になる。
徳永,郡上大和あたりは道沿いに店舗も結構ある。
やがて美濃白鳥に到着。
長良川鉄道の先端部では主要駅で、福井県への峠越えの玄関口の駅である。
福井県との県境の山の斜面には高規格の道路が走っているのが見える。
昔は美濃白鳥と越美北線の九頭竜湖駅とを結ぶJRバスが走っていた。美濃白鳥では十名弱が降りて、結構空いた状態になって終点の北濃へ出発する。
この美濃白鳥駅から北濃駅間は廃止が危ぶまれる区間でもある。今回は今までに降りたことの無い駅を降りたかったので、1駅目の白鳥高原駅で下車する。
片面ホームで周りは田んぼと数軒の家があるという、いかにも田舎の無人駅である。降りる人は私だけで、乗ってくる人はなかった。
白鳥高原で下車
白鳥高原駅
白鳥高原12:01着。夏の正午、晴れて暑い!
暑い中であるが、一駅美濃白鳥まで歩く。
線路に沿って国道が並走しており、国道を歩いていく。この区間の長良川鉄道は廃止が危ぶまれているのに対し、国道は結構交通量が多い。
白鳥郵便局に立ち寄り、12:45頃に美濃白鳥駅着。
大きな木造駅舎が建っている。
ちょうど駅前から郡上八幡行きの路線バスが発車して行った。
まずは駅前の自販機で冷たい飲み物を買い、水分補給する。
水分補給しクールダウンし、美濃白鳥駅の木造駅舎を撮影。
美濃白鳥駅木造駅舎
駅舎を撮影しているうちに、北濃行きの観光列車「ながら」が到着する。
そして、北濃方面から美濃太田行きが入ってくる。先ほど白鳥高原駅で降りた国鉄色2両編成である。
美濃白鳥駅にて
12:53発の美濃太田行きで美濃白鳥をあとにする。
4駅目の万場で下車。万場13:05着。
近くに数軒の民家があるが、田園地帯の中の片面ホームの無人駅。
先ほどの白鳥高原駅と同様典型的な田舎の無人駅である。
しかしながら、私の他にも降りる人、そして乗ってくる人があり、利用されている駅と実感する。
万場駅で下車
万場駅
13:14発の北濃行きで万場を後にする。
列車はわくわくたんけん号+ながら304号の2両編成。
わくわくたんけん号の方に乗車。車体,車内ともに長良川の中をイメージしたイラストが描かれていて、たくさんの魚が泳いでいる!
長良川の清流の中にいる雰囲気を楽しみ、大中まで乗車。
13:20着の大中で下車する。
大中駅は片面ホームだが、大きな待合室があり、駅周辺には家も多い。
大中駅で下車
大中駅
昼食がまだだったので駅近くのレストランでご当地名物の"奥美濃カレー"を頂く。本格的なカレーで、美味しく頂く!
昼食に頂いた"奥美濃カレー"
この地域に"奥美濃カレー"という名物があるとは知らなかったので、マイナーな大中駅で降りて、思いがけない発見となった!
昼食後は上万場駅まで歩く。途中、長良川を渡る。
橋の上から長良川を見ると、川の流れは透き通っており、清流長良川を実感。
清流長良川
また道端にはゆりの花が数多く咲いており、これも綺麗だった!
田舎の風景を楽しみながら、夏空の下を歩く。
やがて、田んぼの中に上万場駅ホームが遠くに見えてくる。
この遠景がこれぞ田舎の無人駅!という感じで、なかなかよかった。
上万場駅遠景
上万場駅
上万場14:27発、美濃太田行きで徳永へ。
ながら304号+わくわくたんけん号の2両編成。前寄りのながら304号に乗る。
冷房が故障していて、窓が開け放たれている。列車が走り出すと、窓から結構風が入ってくる。
クロスシートの車内に窓から風が吹き込んできて、昔のディーゼルカーに乗っているかのような感覚だ。徳永には14:37着、下車する。
片面ホームの駅であるが、大きな待合室がある。
徳永駅に到着
徳永駅
駅を降り、駅近くの大和郵便局で旅行貯金! その後、郡上大和駅へ向けて歩いていく。この徳永駅から郡上大和駅までの駅間は比較的近い。
しかも郡上大和駅手前に弥冨郵便局もある。
15分ほどで弥冨郵便局に到着、旅行貯金する。
弥冨郵便局から5分ほど歩き郡上大和駅に到着する。
昔ながらの木造駅舎でいい感じだ。
駅舎の半分は改装されて喫茶店になっている。
ホームには桜が植えられており、桜の時期はよさそうだ。
郡上大和駅ホーム
郡上大和駅駅舎
次に乗る列車は17:08発。
まだまだ時間があるので、駅間歩きで汗した体をリフレッシュしたく、近くの日帰り温泉施設に。
露天風呂に浸かり、サウナで更に汗を流し、風呂上りは休憩室で涼み、リフレッシュした。リフレッシュして郡上大和駅に戻る。
日は傾いてきたがまだまだ暑い。木造駅舎内でしばしボーっと過ごす。
列車の時間に近づくにつれ列車に乗る人が集まってくる。
17:08発の美濃太田行きは1両編成で到着。郡上大和からは10名程度が乗車。
郡上踊りに向かうと思われる人が多い。
郡上大和駅から美濃太田行きに乗車
2駅目の山田で下車。山田17:14着。
草が繁った片面ホームに屋根付きベンチがあるだけの駅。
山田駅
駅だけ見ると典型的な田舎の無人駅なのだが、すぐ近くに東海北陸道が走り、行き交う車の音が騒々しい。
ここから隣の自然園前まで駅間歩きする。
今日最後の駅間歩きとなるが、3km以上あり歩き応えがある。
山田駅の写真を撮った後、早々に出発する。
日が傾き山の陰になった国道を歩いていく。
途中、長良川の流れを一望できる場所があって小休止。
水面に夕日が映え、長良川の夕景が綺麗だ!
夕暮れ時の長良川の眺め
自然園前18:10頃着。比較的新しい片面ホームに屋根付きベンチのみの駅。
近くの橋を渡ったところに自然園というキャンプ場施設があるようだ。
18:16発の北濃行きに乗車。わくわくたんけん号の1両編成。
18:42着の大島で下車。ここは集落内にあり、片面ホームの構造ではあるが
利用客が多いのか古びた待合室もある。
大島駅
大島18:50発の美濃太田行きに乗車。朱色一色国鉄色の新型車の1両編成。
私の他、郡上踊りに向かう人が乗る。
大島駅から美濃太田行きに乗車
大島からは美濃太田まで乗り通す。
外は暗くなってきたので、美濃太田までの約2時間読書をして過ごす。
途中郡上八幡では降りる人、乗ってくる人が多く、乗客が入れ替わる。郡上踊りに行く人、帰りの人なのだろう。
一部区間の廃止が検討されている長良川鉄道だが、ここ郡上八幡は利用客が多くあって安心する。
途中関では10分ほど停車。停車時間で関駅の古びた木造駅舎を観察する。
関駅にて
長良川鉄道の1日フリー乗車券
関を出ると美濃太田までは残り少しの旅となる。美濃太田20:52着。
美濃太田からは21:03発高山本線岐阜行きに乗り換える。
夕食が未だであったので乗り換え時間の11分でコンビニに走る。
美濃太田21:03発はキハ25の2両編成、ロングシート車であった。さすがにこの時間帯の列車は空いており、コンビニのおにぎりで軽い夕食をとる。
岐阜には21:36着。
岐阜駅に到着した高山本線のキハ25
岐阜21:50発で米原へ。
米原から普通列車を乗り継ぎ、滋賀の自宅に23時半過ぎに帰宅。
18きっぷ旅の2日目を終了する。
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この旅の続きは追って綴っていきます。どうかお楽しみに!
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