【2日目:2026/3/2(月)】仙台→釜石線→久慈
旅の2日目は仙台6:00発東北本線下り一ノ関行きで出発するため早朝5時台に起きる。
天気は晴れ。少し冷えた中、まだ人もまばらな早朝の仙台の町を歩いて仙台駅へ。
1年前の2025年3月の青春18きっぷ旅行時も仙台に宿泊し、この仙台6:00発一ノ関行きに乗車したのを思い出した。
1年前は一ノ関行きに乗る前に、あおば通から仙台まで仙石線の205系に乗った。仙石線205系に乗りあおば通駅の発車メロディを聴いたのは、その時が最後になってしまった。
仙台6:00発一ノ関行きは701系4両編成。
1年前はE721系4両編成でクロスシート席に座ることができたのだが、
今回は一ノ関まで約1時間半ロングシートの旅となる。
仙台で発車を待つ一ノ関行き
仙台駅を"フォルティシモ"の発車メロディで発車、
松島の海岸風景を見、その後は里山と田園風景の中を行く。
石越駅ではかつて分岐していたくりはら田園鉄道の廃線跡が見えた。
一ノ関には7:31着。7:50発東北本線下り滝沢行きに乗り換える。
19分の乗り換え待ち時間で、駅待合室内の立ち食いそば店にて「三陸そば」を頂く。
「三陸そば」はめかぶと海藻が入った潮の香りがするさっぱりとした味で、健康的な一品! 重すぎず朝食に頂くのにピッタリだった。
一ノ関駅の「三陸そば」
一ノ関駅駅舎
一ノ関7:50発滝沢行きは701系2両編成。釜石線乗り換え駅の花巻まで乗車する。
通勤通学時間帯なので乗客が多く、ほぼ席が埋まった状態で一ノ関を発車。
2駅目の平泉で旅行者が降りていくが、乗って来る人も多い。
平泉を出ると中尊寺のある丘と北上川沿いの雄大な田園風景の車窓が展開する。
その後、水沢、北上と大きな駅で乗客が増え、立ち客も増えてくる。
花巻には8:39着。
花巻駅では駅を降り、釜石線撮影を行う。
釜石線似内駅まで一駅歩き、その間で釜石線を撮るという計画である。
釜石線は2026/3/14ダイヤ改正で現在活躍中のキハ100,110型車両が全て
新型車両に置き換わることになっており、釜石線を行くキハ100,110を撮り納める。
花巻駅に着いて13分後に早速、花巻8:52着の釜石発の普通列車がくるので、
駅から近場で撮影できそうな地点に足早に向かう。
目的の場所になんとか列車が来る前に到着。
正面は逆光になったものの、俯瞰するアングルで余計な障害物が入り込まず、
イイ感じに撮ることができた!
花巻~似内を行く釜石線キハ100型普通列車
花巻四日町郵便局で旅行貯金し、また速足で(というか半分走って!)、
次なる撮影ポイントの鉄橋に向かう。
次の撮影列車は上下の快速「はまゆり」だ。
9:15頃に下り、9:20頃に上りと連続して来るのだ。
どんな構造の鉄橋かで写真の成果が左右され、事前に得られた情報が少なく、不安な気持ちでポイントへ急ぐ。
暖かな日差しがあり結構汗をかいて、撮影ポイントに到着。
結果的にはシンプルな構造の鉄橋で、手前に保線員用の手すりはあるが足回りが隠れるという程のものではなく、
すっきりとした写真が撮れそう。いい撮影ポイントに巡り逢えてよかったとホッとする。
ポイントに到着し上着を脱ぐと、すぐに下り「はまゆり1号」が来る。
キハ110の3両編成で前2両はラッピング車、最後尾車両はオリジナル塗装車で、鉄橋を渡る列車を後追いで撮影! 最後尾のオリジナル塗装車を手前に撮ることができラッキー。
この場所も正面は逆光になってしまうのだが、全体がすっきり写真を収めることができた。
そして上り「はまゆり2号」が来る。今度は3両ともオリジナル塗装車であった。
花巻~似内の鉄橋を行くキハ110型快速「はまゆり2号」
以上で撮影を終え似内駅へ向かう。鉄橋を過ぎるとのどかな田園風景が広がる。田園の向こうには奥羽山脈の雪山が見える。快晴の天気とあって、このような風景の中を歩くのは気持ちがいい!
似内駅に向けて田園風景の中を歩く
似内駅に近くなると家が増え、似内駅はちょっとした町の中にある駅であった。駅舎は建て替えられており、待合室と保線員の詰所的なものが合わさった駅舎であった。
釜石線の駅はほとんどが小さな待合室のみという駅が多いので、それらに比べると大きい駅に感じた。
ホームも島式ホームで交換可能な構造だ。
似内駅
似内からは9:53発の釜石行きに乗る。キハ100の2両編成。
この列車で柏木平まで向かう。
山里の風景と宮守のアーチ橋からの眺めを楽しみ柏木平に10:31着。
この駅は山里の静かな駅といった風情で、片面ホームであるが比較的新しい駅舎が建っており、トイレもある。
柏木平駅
山里の駅の滞在をちょっぴり楽しんで、柏木平10:39発の上り列車に乗車。
今度はキハ100の1両編成。
柏木平駅に到着するキハ100型普通列車
再び、宮守のアーチ橋からの眺めと山里の風景を楽しみ、今度は小山田へ。
小山田には11:08着。
小山田駅も片面ホームで新しい駅舎がある。
駅舎は待合室のみしかないが、丸窓を設けたりして凝った設計になっている。
駅前は住宅街になっており、そこそこ利用があるのか。
小山田駅
小山田駅からは隣の新花巻駅まで一駅間歩く。
この区間は駅間距離が1.9kmで線路沿いに道があり、容易に駅間歩きできる。
小山田駅から数百メートル過ぎると右手に一面に田んぼが広がる。
新花巻駅は新幹線駅だが町外れにあるという状況がよくわかる。
再び住宅が現れ東北新幹線の高架が見えてくると新花巻駅は近い。
旅行貯金をしたく、新幹線の高架を越えて右手の住宅地に入り、胡四王簡易郵便局へ。
一時閉鎖中という前情報を入手していたが、ひょっとして営業しているかもと
かすかに期待を寄せて訪ねてみる。しかしながら前情報通り、局は閉まっていた。局舎は新しかったが、局の仕事をする担い手がいないからなのか、残念である。
がっかりした気持ちで、新花巻駅に。
新幹線の新花巻駅はかなり立派な造りである。
作家宮沢賢治の出身地ということで、駅前広場には銀河鉄道の夜のモニュメントがあり、その下を通ると星めぐりの歌が流れてきた。
耳を傾けているとなんだか気持ちが癒されてきて、
その近くのベンチに腰掛け、日差しのもとぼんやり過ごす。
新花巻駅前の銀河鉄道の夜のモニュメント
ほんやり過ごしているうちに、簡易郵便局で旅行貯金出来なかったけれど、これから先の行程を充実させよう!、と気持ちを切り替えることができた。
そして新幹線駅舎内で新花巻駅のエキタグをゲットし、釜石線下り12:18発快速「はまゆり53号」に乗車する。
新幹線の新花巻駅は立派だが、釜石線の新花巻駅は新幹線駅を出て地下道で道路を潜った先にあり、片面ホームの無人駅である。
私が訪れた中では北陸新幹線と城端線の新高岡駅の雰囲気に近い。
釜石線新花巻駅はホームが狭く城端線新高岡駅よりも簡易な感じがする。
新高岡駅は周りが大型店が建ち並び、新幹線乗り換え以外も利用が多そうだが、こちらは駅前に大型店等は無く、新幹線乗り換えと地元の方の利用と限られたものになりそう。
ホームに上がると既に多くの人が列車を待っていた。
新幹線からの乗り換えてきた人たちだろう。
キハ110型3両編成の「はまゆり53号」が到着し、自由席車に乗車する。
この列車の自由席車は一般型のキハ110で、リクライニングシート車ではなかった。新花巻駅から多くの人が乗車するが、乗ってみると満席とまでいかず半分位の乗車率であった。運よくボックス席に腰を下ろすことができた。
指定席車は3/13を最後に廃止になることが決まっていて、SNS上でも話題になっており、鉄道ファンの廃止前の駆け込み利用も多いのだろう、ほぼ満席のようであった。
「はまゆり53号」で宮守まで乗車。宮守で下車してアーチ橋を見に行くことにする。
キハ110型「はまゆり」に乗るのは私にとって最後となる。
最後となることを噛みしめながら乗車。
リクライニングシート車でなかったのは残念だけれど、一般車のボックス席も柔らかな座り心地で上々だと思う。快速ならではの走りを堪能する。
キハ110を釜石線で乗ることは出来なくなってしまうけれど、今後もうしばらくは東日本各線で活躍するのだろうから他の線でも乗っていきたいと思う。
宮守に12:38到着。下車する。
ここで上りの「はまゆり54号」と交換するので2本の「はまゆり」が並んだ状態になる。列車を降りて早速、2本の「はまゆり」が並んだシーンを撮影!
2本の「はまゆり」が並んだ! 宮守駅にて
そして12:41両列車が発車する。
2本のディーゼルカーがエンジンを唸らせ加速していく風景を楽しむ。
列車が発車していくと辺りは静かになる。
ホーム上の腕木信号機のモニュメントを見て、駅を出る。
駅は無人駅で新しい駅舎となっている。
宮守駅ホーム
駅を降り柏木平駅方向に歩き15分ほどでアーチ橋を一望できる道の駅に到る。
少しその先に宮守郵便局があり、まずは旅行貯金を!
お昼がまだなのでコンビニでかつ丼を買ってきて、道の駅の広場へ。
いいお天気なので広場でアーチ橋を眺めながら昼食とする。
眺めは良いし、空気は美味しいし、旅はいいな!、と旅の気分に浸る。
宮守のアーチ橋
昼食を楽しんでいるうちにいつの間にか時間は過ぎ、列車の時間が近づいてきて駅へ。
次は宮守13:36発上り普通列車で晴山へ。キハ100型1両編成。
途中岩根橋に停車し、13:48晴山着。
辺りは住宅地だが、駅は片面ホームに小さな待合室のみの小駅である。
そんな駅前に大きな桜の木が数本あって、桜の時期はさぞかし見事だろうと思うと同時に、
かつては大きな駅だったんだろうな、と想像が掻き立てられる。
晴山駅
この駅では次の下り列車まで約1時間10分の滞在で、川を渡った向こうにある谷内郵便局へ旅行貯金に。15分ほどで到着。
旅行貯金のあとはすることがなく。川を眺めたり、古い造りの民家を眺めたりとのんびり過ごす。
晴山にて
晴山にて
晴山駅に到着するキハ100普通列車
晴山14:59発、釜石行きで晴山を後にする。キハ100型1両編成で、この列車で上有住を目指す。
上有住駅は遠野駅を過ぎ、陸中大橋駅へ向けての峠越え直前の駅である。
上有住までは約1時間10分の乗車で、しばしキハ100の走りを楽しむ。
平倉駅を過ぎた辺りから風景は山がちになって、山越えの雰囲気がしてくる。
去年訪れた際は、この辺りから雪景色になったのだが、今年は雪はほとんど見られない。
上有住には16:07着。駅周辺は観光名所の滝観洞くらいしかない山間の駅である。列車から降りたのは私だけであったが、高校生が数名乗車した。
駅は片面ホームに待合室があるだけの駅である。
観光地の最寄り駅ということで待合室内にエキタグがあり、エキタグを入手。
上有住駅
駅前に出るとバス停があり、この駅の所在する住田町中心部へ向かうバス便があるようであった。
先ほどの列車に乗車した高校生は住田町の方から来たわけか。
上有住からは16:30発上り列車で、一駅足ヶ瀬に戻る。キハ100型の1両編成。この時期なので16:30となると日が傾き、夕方の風景となってくる。
上有住に到着するキハ100
山中を走り足ヶ瀬16:37着。ここは交換可能な島式ホームに新しい駅舎がある。駅舎といっても半分が保線員用詰め所、半分が待合室という簡易なものである。
足ヶ瀬駅
足ヶ瀬駅は周辺は住宅地であるが、空き屋も多い状況で夕方という時間帯もあって寂しい状況であった。
駅近くに釜石に抜ける国道が通っているが、今は高速道路が出来たせいかほとんど車が通らず、寂れた雰囲気だった。
足ヶ瀬駅下車により釜石線全駅利用を達成! 釜石線の旅のキハ100,110以外のもう一つの目的も達成できた。
足ヶ瀬駅近くの国道にて
足ヶ瀬からは17:19発下り釜石行きに乗る。
足ヶ瀬に到着するキハ100
今度もキハ100型の1両編成。
釜石から三陸鉄道に乗り換えるので、これが釜石線最後の列車となる。
上有住~陸中大橋の山越え区間、キハ100の走りを心にしっかり留める。
かなり暗くなってきたが、ヘアピン状の区間で眼下にこれから進む線路を眺めることができた。
陸中大橋を過ぎると釜石市街地に入っていき、
住宅が増え、道路を走る車が増え、賑やかな雰囲気になって来る。
最後の停車駅小佐野で上り列車に交換。そして釜石に17:56着。
これで釜石線の旅、終了!
ここ3年ほど釜石線を満喫してきたので、十二分に釜石線を楽しめたという気持ちである。
次に釜石線に来るのは相当先のことになるだろう。
釜石からは18:03発三陸鉄道宮古行きに乗り換える。
36-700型という新しい車両で1両編成である。
7分の乗換時間でエキタグを入手し、久慈までの乗車券を購入。
釜石で発車を待つ三陸鉄道宮古行き
宮古まで1時間半弱の乗車。
外は真っ暗で景色はほとんど見えないが、海岸の雰囲気が感じられる三陸鉄道リアス線を進んでいく。
宮古には19:27,1番線着。10分の待ち合わせの久慈行きに乗り換える。
夕食がまだであったので駅前の酒屋でせんべいとチューハイを調達する。
久慈行きは19:37,2番線発で、同じホームの3番線には19:36発山田線川内行きが停まっている。
山田線は本数が少なく思いがけず見ることが出来、ラッキーな気分になる。
川内行きはキハ110型2両編成で車掌も乗っている。
宮古で発車を待つ山田線川内行き
久慈行きは旧型の36-100型2両編成である。
前の車両は外装の塗装が一部剥げて年季が入っている感がする。
宮古で発車を待つ三陸鉄道久慈行き
宮古を19:37に発車すると高規格の線路を走っていく、釜石から宮古までの走りに比べ、断然速い。
トンネルが多く、山の中を突き進んでいるという雰囲気がする。
外は真っ暗で景色はほとんど見えない。
東日本大震災で大きな被害を受け復活を遂げた島越駅も駅の明かりに照らされた箇所しか見えない。今度は是非明るい時間帯に来たいと思う。
20:57着の陸中野田で列車交換待ちで3分ほど停車。停車中のシーンを撮影。
陸中野田でしばし停車中の久慈行き
陸中野田を発車すると久慈は近く、久慈21:13着。
三陸鉄道とJR八戸線の乗り換えの主要駅だが、駅は無人でひっそりしている。
本日の旅はここ久慈駅までとし、1年前にも利用した旅館に宿泊。
久慈で旅館に宿泊
駅から10分ほど久慈の町を歩き旅館へ。
昨年は久慈の夜は相当冷え込んで寒かったのだが、今回は少し寒いなという程度である。
旅館に到着して案内された部屋は昨年と同じ部屋であった! 部屋は昨年ほどの冷え込みは無い。
久慈駅裏のスーパーへ遅い夕食を買いに行き、和室で晩酌兼夕食をゆっくり楽しみ、そして畳の上の布団で休んだのであった。旅の宿は、やはり畳の部屋の旅館がいい!
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この旅の続きは追って綴っていきます。どうかお楽しみに!
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