三つの世界

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三つの世界

今回の内容は三つの世界について書いていきます。

世界と言っても自分の中にある世界のことです。
私はカウンセリングを行っていますが、クライアントの悩みや不安はどの世界にあるのかを意識して行なうようにしています。
何故ならその世界にある悩みや不安によって話を聴くだけのカウンセリングを行なっていてもクライアントの問題の解決に時間がかかりすぎてしまうからです。
今回はもし悩みや不安を持っている人は、自分の悩みや不安がどこの世界にあるのかを少しでも認識して頂ければと考えております。

まず一つ目は「知っていることを知っている」世界です。
これは自分がしっかりと認知しており、知っているからできることなどに繋がります。
例えば、掛け算を知っており、掛け算ができることを知っているといった感じです。
この部分の悩みや不安を持っている人は、まず「誰がそうさせているのか?」を認識してください。
考えれば簡単にわかるはずです。
答えは「あなた」でしかありません。
自分が自分で悩ませたり、不安にさせているのであれば、自分をコントロールする力を持っていることを思い出す必要があります。

二つ目の世界は、「知らないことを知っている」世界です。
こちらは、自分が無知だということを認識しているということです。
例えば、掛け算ができないことを知っているといった感じです。
この部分の悩みや不安のある人は、知らないことを知っているのですから、知らない所を調べたり、学んだりすると問題は解決できるはずです。
ここで大事なのはどんなことにも地道に行なうといったことが大切です。

三つ目の世界は、「知らないことを知らない」世界です。
自分が無知だということすら認識できていない状態です。
例えば、掛け算を知らないのですから、全部一つ一つ足していく計算しかできません。
しかし、掛け算の存在を知ることができれば、どうでしょうか?
そんな簡単に出来る方法があるなら「最初からそっちでするよ」といった感じでしょう。
それと同様に、この世界にある悩みや不安を持った人は、悩みや不安の原因をしっかりと認識すらできていないのです。また答えを出すのに複雑に考えすぎているのです。
そういった世界で悩んでいる人は「そんなに難しく考えなくても、こう考えたら答えは簡単じゃないの?」と教えるだけで、カンの良い人であれば、すぐに自分の中で答えを導く方程式を自分なりに作り上げていくことができるのです。

大事なのはどこの世界にある悩みや不安かを理解することができれば、答えを導いていく手順が変わるのは当然の話です。
いかがでしょうか?
あなたの悩みや不安によってどういった対処ができるか少しでもヒントになればと考えています。


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