【実体験】過去のトラウマとの向き合い方。

【実体験】過去のトラウマとの向き合い方。

記事
コラム
最近橋本愛さんのトラウマと
佐藤二郎さんのハラスメントについて報道されていました。

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この報道について私は2点気になった部分がありました。

① 橋本愛さんのトラウマについて
②佐藤二郎さんのハラスメント発言について。

この2つがごちゃ混ぜになって話題になっていますが
別で考える必要があるのではないかと思いました。

① 橋本愛さんのトラウマについて
トラウマには
事故や震災など大きな出来事による単回性トラウマ
いじめや虐待など、長期にわたる複雑性トラウマ
大きく分けて2つの種類があり

橋本さんのトラウマがどちらに該当するかは不明ですが
トラウマによる症状は人によって異なります。

私は父親からの暴力による複雑性トラウマを発症し
男性との心理的距離が近づく場面になると
頭が真っ白になって思考の停止してしまったり
相手の機嫌が少しでも悪くなると心身に緊張は走り
硬直してしまうなどの症状が出て

付き合う前の”いい時間”を味わうことができなかったですし
お付き合いできても、
相手に向き合うことができませんでした。

人間関係も深まることはなく
なぜ自分は人とうまく付き合っていけないのか
それがトラウマの症状だとは気づかないまま
30年以上、苦しんだ過去があります。


記事の中で橋本さんの症状として
身体接触について書かれており
これが会社員であれば
リモートへの切り替えや部署移動など
対処ができる範囲かもしれませんが

俳優というお仕事上では
演出などで身体接触を避けることにも限界があり
トラウマの症状が出やすい環境なのは
ご本人も事務所も承知されていたようですが

その事実を佐藤さんに告げることなく
撮影が続いていたことが明らかになっています。

その上でお話ししたいのが

②佐藤二郎さんのハラスメント発言について。
長期に渡る虐待によってトラウマを発症した
私だからこそ言えることがあります。

それは、
自身のトラウマに対して
周りに過剰な配慮を強制する権利はないということです。

過去のトラウマは自分自身の問題であり
とんな理不尽な出来事で発症したとしても
それを乗り越えるのは自分しかいない。


私も過去に何度も
「もっと優しくしてほしい」
「なんで思いやってくれないの」と
私のトラウマに合わせてもらおうとしてきましたが
このやり方では苦しさが増していくばかりでした。

それは、「あなたは私を傷つけた加害者だ」という
無言のメッセージを投げかけていたからなんです。


言葉には、耳に聞こえるものの他に
その人が発する聞こえない”裏メッセージ"が含まれています。

劣等感が強い時に
「バカだなぁ〜(笑)」と言われると見下されたようで
「かわいいなぁ〜」というメッセージが受け取れないように
耳に聞こえる"音"に含まれたメッセージを
私たちは自分の状態によって
受け取りたいように受け取っています。

トラウマを抱え、心が不安定な時には
この裏メッセージを見誤ることが多く
今回の佐藤さんの発言も
同じことが起きているのではないかと感じました。

「(この状況が続くなら)俳優を続けるべきではないのではないか」
という”音”に含まれるメッセージは
橋本さんには否定されたように感じられたのかもしれません。


とはいえ、佐藤さんの発言だけを問題視するのは
「トラウマを抱えた人が
症状が出る可能性がある環境に、自分で決めて居る」という
根本的な問題を直視しないことにも繋がり
昨今の行き過ぎたハラスメント問題にも言えることだと思います。

平成くらいまでは
トラウマを持つ人やうつ病の人が阻害される時代でしたが
今では過剰に言葉や行動をハラスメント扱いされるようになり
その奥にある当事者の問題に踏み込めなくなっているように感じるのです。


心が弱っているときは
誤解によるすれ違いが起きやすいですが
どれくらい弱って居るのかは他人には分からないからこそ
周りに配慮を求める前に
自分の状態をよくよく観察しておくことが
適切なサポートを受け、克服するためにも大切です。

橋本さんがゆっくりと回復に向かい
イキイキと俳優というお仕事を続けられるよう祈っています。


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