その男は、どうやったら、お金を儲けることができるのか
どうやったら人より得ができるのか
日々、考えて生きていました。
ただ、どんなにお金を儲けても際限がなく
どんなに得をしても幸せを感じることがありません。
それでも男は、それを疑問に思うこともなく
ただ ただ、日常を繰り返していました。
ある日、男は一冊の本に出合います。
「お金をどのように使うとそのお金が生きてくるのか」
お金はお風呂の水のようなもの
引寄せると逃げていき、押しやるとぐるっと回って自分へ戻ってくる。
男はその本を読み、お金への価値観が変わりました。
すると、また別の本に出合います。
今度は「どのように生きるか」についての本です。
その本を読んだとき、自分が周りの人の価値観を
自分に当てはめていたことに気づきました。
自分が欲しいと思っていたものは
実は、別の誰かが欲しいと思っていたものでした。
「得をすること」への執着が消えていきました。
気付いた瞬間、山積みになっていた一色のジグソーパズルが
さっと完成したように頭がすっきりし
目の前にかかっていた薄いベールが取れたように
視界がクリアーになった気がしました。
なんとなく心の中にあった、もやもやした物の原因もわかりました。
それから、その男は、自分の心が求めているものがなんなのか
それから、この男は、自分の人生を楽しめるようになりました。
人はみな、
必要な時に必要なものに出逢っているのだと思います。
そのことに気づくことができるのか
その時に、この男のようにそれを受け入れ、昇華し
自身のよりよいステージへあがっていけるようか
いつも、どんな時も、柔軟でありたい。