こんにちは、泉恵舟です。
「肚が整うと、人生が整う」
そう信じて、古心術をお伝えしています。
久々の更新です。
ここしばらく、呼吸法を続けていて、ある変化というか、副産物のようなものに氣づいたので、お話したいと思います。
じつは、私はかれこれ10年間近く、引き寄せの法則を実践していました。
ビジョンボードを作り、感謝日記をつけ、アファメーションを唱えてました。ポジティブな思考を保とうとして、ネガティブな感情が出るたびに自分を責めてばかりいた日もありました。
結果はほとんど効果なし。
叶ったこともありました。でも、叶ったそばから、また次の「まだ足りない何か」が現れるの繰り返し。
氣がつけば、ずっと疲れていました。
あるとき、ふと氣づきました。
私はずっと、心が力んでいたのだと、そのとき氣づきました。
願うとき、力んでいたのではないか?
信じようとするとき、力んでいました。
ポジティブでいようとするときも、力んでいました。
強く握りしめた手には、何も入ってきません。
それと同じことを、10年間近く繰り返していました。
引き寄せをやめて、古心術(こしんじゅつ)という考え方に出会いました。
老荘思想、禅の教え、そして日本に古くから伝わる呼吸法「密息(みっそく)」をもとにした、引き寄せとはまったく逆の道です。
古心術の中心にあるのは、「肚(はら)」という場所です。
おへその少し下、臍下丹田(せいかたんでん)とも呼ばれる体の中心。
日本語には「腹が据わる」「肚を決める」「腹に落ちる」という言葉があります。祖先たちは、心の本体は頭ではなく肚にある、ということを体の感覚で知っていたのです。
引き寄せをやめて、肚を整えることに集中するようになりました。
そのことにより、変わったことを、正直にお伝えします。
ひとつ目。誰かの言葉に、以前ほど揺れなくなりました。
傷つかなくなったのではありません。傷ついても、本来の自分に戻ってくるのが早くなったのです。揺れても、戻れる場所が体の中にできた感じです。それが、肚が据わるということだと今は思っています。
ふたつ目。焦りの質が変わりました。
焦りが消えたのではありません。焦りに氣づいたとき、肚に戻ってこられるようになりました。「今、力んでいる」とまず氣づける、そして氣づいた瞬間、少し息を吐く。それだけで、次の一手が見えてくることがあるようになりました。
みっつ目。「まだ足りない」という感覚が薄れていきました。
引き寄せをしていた頃、私は常に「まだ足りない場所」にいました。肚が整い始めると、今ここにすでに足りているものがある、という感覚が少しずつ育ってきました。
古代中国の思想家、老子はこう言っています。
「知足者富」
足(た)るを知る者は富む。
この言葉が、頭ではなく肚に落ちてきたのは、引き寄せをやめてからでした。
誤解しないでほしいのですが、私は、決して引き寄せの法則を否定したいのではありません。
その道で希望を見つけた人がいることも、そちらの方法が合っている人がいることも知っています。
ただ、その道で疲れてしまった人に、別の道があることを伝えたいのです。
それは、ただ単に、今あるものや状況に感謝しろという、氣休め的な精神論ではありません。
叶えようとしなくても、本当に必要なものは自ずと巡ってくるようになる。
それが、古心術という道の根本にある考え方です。
この考え方を、一冊のPDF本にまとめました。
『引き寄せより、肚寄せ。古心術』
引き寄せに疲れた理由の本質から、肚を整える具体的な実践法まで、全7章で丁寧にお伝えしております。
もし、この文章を読んで「自分のことだ」と感じた方がいれば、ぜひ手に取ってみてください。
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泉恵舟(いずみ けいしゅう)@人生の調律師