ハローワークに求人を出しても応募が来ない。止まっていたのは窓口ではなく、求人票でした

ハローワークに求人を出しても応募が来ない。止まっていたのは窓口ではなく、求人票でした

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ビジネス・マーケティング
「ハローワークには出してるけど、電話は一本も鳴らない」

建設会社の社長から、本当によく聞く言葉です。そして多くの場合、その次に「だからハローワークはもう使えない」と続きます。

僕は毎日、いろいろな会社の求人票を読んでいます。その立場から言うと、ハローワークそのものが使えなくなったとは思っていません。止まっているのは、窓口ではなく、そこに出している求人票のほうであることが多いです。

求人は、自宅のスマホで見比べられている

ハローワークの求人は、いまは窓口の端末だけでなく、求職者が自宅のスマホからも探せます。夜、布団の中で、何十件もの求人を指で流しながら見比べている。そこが、求人票が読まれている現場です。

一覧で流れていく中で、目が止まるかどうかを決めるのは、職種名と仕事内容の書き出しです。ここが「作業員」「建築工事全般。未経験者歓迎。詳細は面接にて」だったら、隣に並ぶ何十件と見分けがつきません。読まれる前に、指が通り過ぎていきます。

書き直すなら、ここから

派手なことをする必要はありません。いま出している求人票を、読む人の目線で書き直すだけです。

職種名に、何の仕事かを入れる

「作業員」ではなく、何の工事で、どのあたりの現場なのか。一覧で見た瞬間に、自分の仕事として想像できる言葉にします。

仕事内容を「一日の流れ」で書く

「朝7時半に資材置き場に集合、社用車で現場へ。8時から作業、17時に片付けて解散」。こう書いてあるだけで、読む人は自分の朝を思い浮かべられます。誰と組むのか、最初の1か月は何をするのかまで書けると、なお伝わります。

給与は、その先まで見せる

「月給18万円〜」の1行で終わっている求人票をよく見ます。実際には資格手当や現場手当がついて、数年後にはもっと稼げる会社でも、そこが書かれていなければ伝わりません。払えるなら、払える額の顔をして出したほうがいいと思います。

休みと忙しさは、正直に書いて見せ方を考える

休みが少ない月があるなら、それを隠すより、なぜ忙しいのか、その分どう稼げるのかまで書いたほうが、合う人が来ます。隠して入った人は、たいてい早く辞めてしまいます。

「やる気のある方」「明るい方」は消す

どの会社にも書ける言葉は、どの会社の魅力にもなりません。その行を消して、空いた場所に、会社の中の具体的なことを書きます。

求人票の外も、見られている

求人票を読んで気になった人は、次に社名で検索します。そこでホームページが何年も止まっていたり、働いている人の顔がまったく見えなかったりすると、応募の手前で止まってしまいます。求人票にはホームページのアドレスを載せる欄もあるので、そこから見に来る人もいます。

そしてもうひとつが、応募のあとです。ハローワーク経由で応募があると、まず会社に連絡が入ります。そのとき社長は現場にいて、電話に出られない。折り返しが遅れているあいだに、応募した人の気持ちは冷めていきます。

求人票、ホームページ、応募のあとの返事。この3つがつながって、ようやく電話が鳴るようになります。

3年ゼロの会社でも

3年間応募がゼロだった会社で、求人票と見せ方を変えて、3か月で3名の採用につながったことがあります。広告の出し方を増やしたわけではありません。会社の中身は、変える前から十分にありました。それが求人票に出ていなかっただけでした。

ハローワークは、無料で出せる大事な窓口です。諦める前に、一度、自分の会社の求人票を、夜の布団の中で読む人の気持ちで読み直してみてください。

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