現代気功のテキストをお渡ししていると、よくいただくご質問があります。
「このやり方で合っていますか?」
「イメージがテキストと違うのですが大丈夫ですか?」
「手の動きや順番を少し間違えたら効果はなくなりますか?」
こうしたご質問をいただくたびに、私は少し考えることがあります。
私ができるだけ分かりやすく、詳しくテキストを作っていることで、
逆に受け取る方の“自由に感じる余白”をなくしてしまっているのかもしれない、と・・・。
もちろん、最初はテキスト通りにやってみることが大切です。
手順やイメージには、その技術の目的や流れがあります。
なので、はじめは書かれている通りに進めることで、
技術の全体像をつかみやすくなります。
けれど、現代気功において本当に大切なのは、
テキストを一字一句そのまま再現することではありません。
大切なのは、
自分の頭の中、つまり情報空間にきちんとアプローチできているか
ということです。
現代気功は、目に見える物質を直接いじるというよりも、
まずは自分の認識、感覚、イメージ、無意識の情報に働きかけていく技術です。
だからこそ、
テキストに書かれているイメージが、
必ずしも全員にとって一番分かりやすいとは限りません。
たとえば、テキストに「白い光を流す」と書いてあっても、
ある人には金色の光のほうがしっくりくるかもしれません。
光ではなく、
あたたかいお湯のように感じる人もいるかもしれません。
風、霧、粒子、音、香り、温度、圧、空気感。
人によって、情報の感じ方は違います。
それで大丈夫です。
大切なのは、
「白い光でなければいけない」ということではなく、
必要な情報が自分の中に入っている、動いている、変化していると感じられることです。
つまり、あなたにとってイメージしやすいものが、
あなたにとっての正解になります。
テキストは、絶対に守らなければならないルールブックではありません。
テキストは、
あなたの意識を情報空間へ向けるための地図であり、
頭のスイッチを切り替えるための入口です。
最初は型として使う。
慣れてきたら、自分の感覚に合わせて調整する。
さらに慣れてきたら、技術の本質だけで起動できるようになる。
この流れで大丈夫です。
もちろん、何でも好き勝手に変えてよいという意味ではありません。
浄化の技術なら、不要な情報を外す、軽くする、クリアにする。
美容の技術なら、美しさ、透明感、若々しさ、理想の自分に近づく。
恋愛の技術なら、安心感、魅力、好意、自然な引力を育てる。
このように、
技術の本質や目的は大切にしてください。
ただ、その本質をどうイメージするかは、
ご自身が一番分かりやすい形で大丈夫です。
「ちゃんと見えない」
「なんとなくしか分からない」
「これで合っているのかな」
そう感じても、心配しすぎなくて大丈夫です。
現代気功では、
くっきり映画のようにイメージできることが正解ではありません。
ぼんやりでも、
なんとなくでも、
「そうなっていることにする」でも、
十分に入口になります。
むしろ、最初から完璧を求めすぎると、
意識が固くなってしまいます。
現代気功は、力んで正解を探すものではなく、
自分の内側の情報空間とやさしく対話していくものです。
ですので、実践するときは、
「間違えたらどうしよう」ではなく、
「自分にはどう感じるかな?」
「どのイメージが一番しっくりくるかな?」
「この技術の本質は何かな?」
という感覚で行ってみてください。
現代気功の正しいやり方とは、
外側にあるたった一つの正解を探すことではありません。
自分の内側にアクセスし、
自分にとって一番リアルに感じられる形で、
必要な情報を書き換えていくことです。
だから、安心してください。
テキスト通りに完璧にできなくても大丈夫です。
あなたの感覚で、
あなたのイメージで、
あなたの情報空間に触れていく。
それが、現代気功の大切な入口です。