ココナラで、フリーランスの方の契約書づくりをお手伝いしている行政書士の秋月です。
最近いただくご相談で、とても増えているのがこの声です。
「AIに聞いたら契約書が出てきたけど、これで合っているのかわからない」
AIは、それらしい契約書をすぐに作ってくれます。でも、あなたのお仕事で本当に必要なことが入っているか、逆に不要なことで相手をかまえさせていないか。そこまでは判断してくれません。
この記事では、私が実際にお手伝いした2つのケースをもとに、「自分の仕事に合う契約書」の考え方をご紹介します。
よくある3つのつまずき
ご相談に来られる方の多くが、同じところでつまずいています。
何を決めておけばいいのかわからない
AIやネットの雛形を使ってみたけど、正しいのか判断できない
堅い契約書を出すと、お客様に引かれそうで気が進まない
どれも、契約のプロでなければ当然のことです。
大切なのは、「自分のお仕事で、何が起きやすいか」から逆算することです。
ケース1:インテリアデザイナーさん
ご相談のきっかけ
契約書の知識がほとんどなく、どこから手をつければいいのかわからない状態でした。
このお仕事で起きやすいこと
修正のやりとりが続いて、どこまでが料金内なのかあいまいになる
提案したデザインを、ほかの場面で使われてしまう
契約書で決めたこと
デザインの著作権はデザイナーさん側に残し、お客様には使う権利を渡す
無料の修正は2回まで。3回目からは追加料金
数万円の小さなご依頼は、A4・1枚の「ご依頼確認書」で気軽に
金額の大きいご依頼は、支払いを段階に分けた契約書で
ポイント
お仕事の規模に合わせて、書類の「重さ」を変えたことです。小さなご依頼に何ページもの契約書は必要ありません。
ケース2:訪問美容師さん
ご相談のきっかけ
こちらも契約書の知識はゼロからのスタート。介護施設とのお仕事で、何を取り決めておけばいいのかがわからない状態でした。
このお仕事で起きやすいこと
施設の設備と、自分で持ち込む道具の区別があいまいになる
施術中のケガや肌トラブルが起きたとき、責任の所在がはっきりしない
感染症の流行などで、急に訪問できなくなる
契約書で決めたこと
施設が用意するもの、美容師さんが持ち込むものの役割分担
体調の共有、パッチテスト、施術記録の保管
料金は施設から当日にまとめてお支払い
感染症や災害など、やむを得ない事情のときのキャンセルの扱い
事故が起きたときの対応、個人情報・写真の取り扱い
契約書の外で、もう一つお伝えしたこと
責任の範囲を契約書で決めても、実際に賠償が必要になったときに備えがなければ困ります。そこで、賠償責任保険への加入もあわせてご案内しました。
契約書と保険、この2つで「もしも」に備えるのが安心です。
2つのケースからわかること
同じ「業務委託契約書」でも、入れるべき内容はお仕事によってまったく違います。
インテリアデザイナー 訪問美容師
守りたいもの 作品と時間 安全と責任の範囲
重視した項目 著作権・修正回数・支払い 役割分担・事故対応・キャンセル
書類の形 金額に応じて2種類 施設との業務委託契約書
雛形やAIの文章は「どのお仕事にもそれなりに当てはまる」ようにできています。だからこそ、あなたのお仕事ならではの大事なことが抜けやすいのです。
締結までオンラインで完結
お二人とも、契約書は電子契約で締結しました。
収入印紙が不要
印刷・押印・郵送がいらない
相手はアカウント登録なしで署名できる
無料プランのあるサービスもある
「作ったはいいけど、送るのが面倒」という心配もいりません。
ご相談はこちらから
このサービスでは、契約書の作成から電子契約の締結まで、チャットで一つずつサポートしています。
業種に合わせて、一からオーダーメイドで作成
AIで作った契約書や、取引先から渡された契約書のチェックにも対応
電子契約の送り方も、手順をご案内します
「うちの業種でもできる?」と迷ったら、まずはお気軽にメッセージでご相談ください。