●「チャートをみても勝てないなら、いっそのこと捨てちゃえば?」
昔、わたしが塾生にいった言葉です。
例えば卵の価格が高騰したとしましょう。
今は1パック300円前後しますよね。
友人のAさんが、卵の価格チャートを開いて、あなたに真顔でこう言います。
友人のAさん
「ここでダブルボトム形成からのEMA13反転で強いレジスタンスラインを突破したから、卵の価格は上がったんだよ。テクニカル分析って凄いだろう」
あなた
「鳥インフルエンザの影響による供給不足で価格が上がったんじゃないの?」
友人のAさん
「まぁ、そういった要因もあるかもね」
あなた
「卵を買いで持っているポジションはいつ利確するの?」
友人のAさん
「今は300円が強いレジスタンスになっているから、MACD反転がおきてダブルトップを付ける動きをしたらヤバいと思って利確するつもりだよ」
あなた
「鳥インフルエンザが収まる兆候がみえたら、供給不足が解消されるから利確すればいいのでは?」
友人のAさん
「・・・」
いかがでしょう?
価格というのは、需給で決まります。
チャートは、需給の変化で形成されたグラフに過ぎません。
テクニカル分析を使用する本来の目的は、
損小利大の良いエントリーポイントを探す為です。
相場の方向性を探る為ではありません。
ここで反論が出てきそうですね!
「チャートをみてトレンドを把握できれば、方向性は分かるじゃないか」と。
間違ってはいませんが、それは既に発生した方向性です。
トレンドの初動を取りにいけませんし、そのトレンドがいつ終わるかも分かりません。
方向性を知る為にテクニカル分析を使用すると、そのトレンドがなぜ生まれたのか、いつ終わるのかが見えていないので、エントリーを躊躇したり、チキン利食いをしてしまいがちです。
「これだけ上昇したのだから、いつ下がるか分からない」と躊躇したり、
「これだけ上昇したのだから、下がるだろう」と思って売ったり、
「これだけ下落したのだから、上がるだろう」と思って損切りを見送って、塩漬けポジションを持たれた経験もあると思います。
また、テクニカル分析だけでトレンドが生まれた理由を決めつけてしまうと、ダブルボトムが、ダブルトップが、MACD反転が、レジサポが、ピボットが・・と真実からどんどん遠ざかってしまい余計混乱します。
そんな状況化でMTF(マルチタイムフレーム分析)をいれると、もっと訳が分からなくなるでしょう。
●テクニカル分析だけの検証は意味がない
その時の相場の方向性が分かった上で、損小利大の良いエントリーポイントを探す為の検証であれば意味はあるでしょう。
テクニカル分析だけで、相場の方向性を知ろうとチャート検証をするのであれば、全くの無意味だと考えています。
ここでまた反論が出そうですね。
「過去10年のバックテストで収益が右肩上がりのインジケーター(EA)が売ってるぞ!聖杯級じゃないか」と。
そういった類のものは過去10年間で、どのインジケーターと組み合わせたら収益が右肩上がりになるのかを調査した上でカーブフィッティング(最適化)したものです。
未来の価格変動を予想する為のものではなく、過去の価格変動に対して都合のよいインジケーター、パラメーターを組み合わせたものです。
わたしも簡単に作れますが、明日からは使い物になりません。
でも初心者さんには魅力的に映るので、売れるんでしょうね💦
🐶ワンポイントアドバイス
某証券会社では、新人ディーラー育成の時に、ありとあらゆるテクニカル分析を半年くらいやらせるそうです。「自分だけの聖杯を探してみろ」と、過去チャート検証を徹底的にやらせます。
その目的はなんだと思いますか?
テクニカル分析だけで、相場の方向性は分からないと新人に教えるためです。
●手法探しの旅
FXをはじめた方の大半が、テクニカル分析から学ばれると思います。
よくある流れとしては、
①勝率が高い手法・インジケーター(EA含む)探し
この段階では、ハイレバレッジのトレードを前提としているので、勝率にこだわる方が非常に多いです。
②きちんとFXを学ばないと勝てないと考え、裁量を含めて自ら学習する
トレード技術を高めるためにチャートパターンやダウ理論、MTF、酒田五法など、その他諸々に必死に手を付ける。
でも実際は多くの方が、実弾で大きなロットでトレードします。その結果メンタルが大事に逝ってしまいます。
③メンタルが大事と考え、ハイレバでも動揺しないメンタルを養おうとする。
④👆同時に、裁量はEA(自動売買)のように簡単にバックテストが行えない為、手作業の検証が大事と考えて、フォレックステスターで必死にチャート検証をしたり、デモや少額リアルで日々のトレード日誌を付け始める。
⑤ようやく資金管理の重要性に気づく。同時に勝率よりも損小利大の重要性に気づき始める。
⑥損小利大のエントリーポイントとは、トレンドの押し目かブレイクアウトと気付く。
⑦相場はチャートで動いているのではなく、○○で動いていると理解する。
テクニカル分析では、出来上がったトレンドに乗るので後出しとなります。
○○を理解すると、トレンドの初動でエントリーポイントが分かります。
初動が分かるということは、次の○○が出たら(あるいは出る前に)利確すれば良いことになります。
良いエントリーが出来るなら、良いエグジットも出来る。ということです。
いかがでしょうか?
FXを始めたばかりの人も他人事と思わずに、この現実をみて頂きたいです。
ずっと諦めずにFXを続けているのに、⑦に辿り着けない方がとても多いです。
チャートに答えがあると思い続けていると、次から次へと手法を探す手法難民を抜け出せないままです。
でも諦めずにFXを探求する姿勢は素晴らしいと思います。
ほとんどの人は①でFXを去っていきますので😢
これで最後だと思って、その情熱を正しい学習で利益に変えませんか?
●火の鳥FXを利用したエントリー例
2026年3月31日のドル円1時間足チャートです。
お昼過ぎくらいからドル円の方向性は売りでした。
あとは、テクニカル分析で売り場を探すだけです。
その後のドル円です。
ラインを2本引くと、三角持ち合いをブレイクして下落したのが分かります。
エントリーが遅れても、取れるところはしっかり狙えます。
2026年3月5日~11日のオージードル1時間足チャートです。
3月5日から9日までは売り圧力が小さく、レンジ気味ということが事前にわかっているので、MA(移動平均線)よりもチャネルライン戦略の売りが有効です。
3月9日からは強い上昇トレンドが出そうという事が事前にわかっているので、MA(移動平均線)で押し目を拾ったり、ブレイクを狙う戦略が有効です。
このように相場の方向性以外にも、方向性の強弱もパッと見で分かるようになります。
大切なのは、テクニカル分析が凄いのではなく、相場の方向性やトレンドの強弱を把握しながらテクニカルを活用している点です。
相場の方向性をテクニカル分析だけに頼ると、底なし沼にハマります。
●わたしの教材について
難易度と学習順です。
①火の鳥FX 難易度★
②敗者復活FX 難易度★★
👆メインは、テクニカル分析ではない方法です。
③赤鬼FX
押し目を狙う手法 難易度★★★
④長靴ペロのFX 難易度★★★
ブレイクを狙う手法
⑤ブレーメンFX 難易度★★★★
押し目とブレイク両方を狙う手法
👆全てテクニカル分析についてです。
※変更点について
これまでトークルームでレッスン形式でお教えしてきましたが、マンツーマンのレッスンで料金が高くなってしまう点、わたしの時間がかなり取られてしまう点が懸念点でした。
そこで、個別のマンツーマンレッスンをやめて料金を安くし、有料の週刊レポートを配布する流れで検討しています。
また、上記の教材は①~⑤順番に購入をおススメします。
トレードは技術です。
正しいやり方で学習していけば、自ずと上達していきます。
間違ったやり方、つまりテクニカル分析ばかりで相場の方向性を見定めようとすると・・手法のレパートリーばかり増えて、いつまでもレベルアップできません。。
ご不明な点はDMでお願いします。