キャリアの捉え方|評価する、ということ

キャリアの捉え方|評価する、ということ

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おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「評価する、ということ」についてです。

多くの学生が、エントリーシート(ES)の作成や自己分析に生成AIを活用するようになりました。一方、企業の採用活動では、応募書類だけでは応募者の個性や考え方を十分に捉えきれないという課題も生じています。そうしたなか、書類選考を廃止し、対話を起点とする選考方法を導入する企業も現れています。皆様は、エントリーシートを書くとき、生成AIに文章を整えてもらったことはありますでしょうか。

就職活動でのAI活用はどこまで広がっているのか?

株式会社マイナビが行った2026年卒学生を対象にした調査によると、就職活動で何らかの形でAIを使った学生は66.6%でした。また、AIを利用した経験がある学生は82.7%にのぼり、2024年卒の39.2%から2倍以上に増加しています。特にエントリーシートでは、「AIで添削・推敲した」と回答した学生が68.8%、「AIで作成した」と回答した学生が40.8%という結果でした。

AIによって選考の在り方にも変化が生じてきている?

一方で、企業の採用現場では、こうした状況に対する戸惑いも広がっています。日経BOOKプラス(2026年7月30日掲載、初出は日経ビジネス2026年7月21日)の記事では、似たような完成度の高いエントリーシートが並ぶようになり、面接担当者が「これは、生成AIが作った作文ではないか」と疑いながら読まなければならない現場の様子が伝えられています。こうした状況を考えるうえで、ロート製薬の取り組みも参考になります。ロート製薬は、新卒採用における書類選考を廃止し、応募者全員と、まず15分の対面(「エントリーミート」)を行う形へと選考方法を変えました。人事担当者は、エントリーシートが似通ってきたことを、その理由の一つとして挙げています。

おわりに

私は、生成AIを活用して応募書類を整えることについて、否定的な見方をしていません。むしろ大切なのは、その整えられた文章の中からも、応募者自身がこれまで歩んできた軌跡や、どんな思考を持ち合わせているのかという本質が、見えてくるかどうかだと思います。生成AIを活用して仕上げてきた応募書類だからこそ、見えてくるものもあるはずです。そして、その整えられた応募書類そのものも、仕事のアウトプットとして十分に評価される点だと、私は考えます。
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出典
・株式会社マイナビ「2026年卒 学生就職モニター調査」
・日経BOOKプラス「疲弊する新卒採用の現場『生成AIの書いた作文』を読まされる担当者」(2026年7月30日掲載、初出:日経ビジネス2026年7月21日)
・ロート製薬 新卒採用における選考方法変更に関する発表(2025年12月15日)

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