「人間万事塞翁が馬」的な話は聖書にもある

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聖書に登場する「ヨセフ」という男の物語です。彼はイスラエルの子供の1人です。今、イスラエルという国が注目の的となってますが、もともとはイスラエルというのは聖書に登場する人の名前でした。もともとはヤコブという名前の人だったんですが、道中で天使と格闘して勝ったので、神様から、「お前は今日から神に勝つ者(イシャラ=勝つ者、エル=神)と名乗るがいい」と言われたので、その通りにイスラエルと改名しました。ま、それはいいとして、彼の子供のヨセフの話です。
ヨセフには兄がたくさんいました、彼は子供のころ、真面目で正義感が強く正直な男でした、兄たちが粗相をすると、それを父親に告げ口していたり、父親がヨセフをことさらに可愛がるので、兄たちは面白くありませんでした。そしてある日、兄たちのヨセフに対する憎悪が限界に達し、「今日、あいつを、荒野に連れ出して殺してしまおう」と共謀することにしました。ヨセフの兄たちは計画通り、ヨセフを荒野に連れ出し、古い空井戸に突き落としました。本当は殺すはずだったんですが、多数いる兄たちの1人が「やっぱ殺すのはまずいんじゃないか」と言い出したので、あーでもないこーでもないと議論し始めました。その間に、空井戸に落とされたヨセフは、たまたま通りかかったエジプトの宮廷の役人の男に見つかり、その男に引きずり出され奴隷として買われることになりました。ヨセフの兄たちが、やっぱり連れ帰ろうと言って、戻って空井戸を見に行くと、もうそこにヨセフはいませんでした。仕方ないので兄たちは、ヨセフは猛獣に食われたと父親に告げました。ヨセフは、宮廷で仕え人として非常に良い働きぶりを見せたので、役人は彼をただの奴隷ではなく、自分の一切合切を貯金の管理まで任せてしまいました。それほどヨセフを信用してたということです。ところがある日、役人の妻のポティファルが彼を誘惑して、夜、床を共にするように強要しました。ヨセフがよほどイケメンだったのか、毎晩毎晩しつこく誘ってきました。しかしヨセフは、「そんなことしたら私が信用を失うし、不貞行為はよくない」と突っぱねるので、ポティファルはプライドを傷つけられたと逆恨みし、悲鳴をあげて、「この奴隷が私を襲おうとしたのだ、者ども、捕らえよ!」と言って、衛兵に捕えさせました、ポティファルの夫は怒り狂い「お前を信用していたのに・・失望したぞ!」と怒り狂い、ヨセフは仕え人の身分から牢獄に囚われる囚人の身分となってしまいました。しかし彼は、囚人となりつつも、真面目に嘘偽りない誠実な生き方を続けました。
ある日、宮廷仕え人の2人の男が、「変な夢を見て、この夢には深い意味があるに違いないんだが、その意味が分からない」と言っているのをヨセフが聞いて、ヨセフはその夢の意味を正確に解き明かしました。この2人はヨセフの言った通りになりました。ヨセフは、事前に「その夢の意味を解き明かし、その通りになったら、私を囚人の身分から解放してくれるよう役人に言って、とりなしてくれないか、私は無実の罪で投獄されているんだ」と言っていたのに、給仕人の男はそのことをすっかり忘れて、そこからさに2年もヨセフは囚われの生活でした。ここまでのヨセフの人生を聞いたら、どんだけ不幸かと思うでしょう、実の兄に井戸に突き落とされ殺されかけ、役人に奴隷として買われ誘拐され、さらに役人の妻に無実の罪で投獄され、さらに約束を反故にされ、釈放の希望が断たれる・・ここまでひどい人生を送っているのに、彼はそれでも真面目で誠実でしたし、神を恨むこともありませんでした。そしてそんなある日、ファラオが「変な夢を見たが、これには深い意味があるらしいが、その意味が分からん」と言うので、給仕人の一人が「あ、ファラオよ、今、思い出したんですが、囚人の1人に夢占いできる男がいました、私も2年前にそれを当ててもらいました」と言うので、ファラオはヨセフに会いに行き、夢の内容を解き明かすように言った。ヨセフは「7年の大豊作の後、7年の大飢饉がくる、だから豊作の時に穀物を蔵に蓄え飢饉に耐えるようにしてください」と言って、実際その通りになった。ファラオはヨセフの言うとおりにして、この国難を乗り切ったので、ファラオは自分の指にはめてる指輪をヨセフにはめさせて、「お前は今日から宮廷のナンバー2だ、というか、かたち上は私が王様だが、実質おまえがトップみたいなもんだ」と言って、ヨセフを宮廷のナンバー2の地位に引き上げました、ま、現代日本で言えば1日のうちに、囚人が総理大臣になったようなもんです。この日から彼はエジプトで最高級の衣服やアクセサリを身にまとい、最上級の扱いを受けます。さあ、この話を聞いて、人間万事塞翁が馬だなぁ、と私は思ったのですが、これらのシナリオっていうのは、実は全部神様が、ヨセフのために用意してたんですね。なのでヨセフの兄たちも周りの登場人物も神様に操られて、このエンディングにたどり着くよう配置されていたと。だから、神様は、正しい人間が報われるのだよという、そういうことを、このヨセフを通じて教えてくれてるんですね。どんなひどい環境にいても、どんなひどい誤解を受けても、それは途中、途中だから・・と自分に言い聞かせよう、最後のハッピーエンドに焦点を合わせれば、越えられるはずだから。
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