徴税人マタイは民衆から嫌われていた

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コラム
イエスの直弟子の1人に徴税人マタイという男がいる、彼はのちに4つの福音書の一つマタイ福音書を書き記すことになるキーパーソンだ。私は当然、4つの福音書を全て読んでいるが、彼の書いた福音書が最も淡泊というか事実のみを簡潔に書きしるしている感がある、それとは対照的にルカ福音書は、著者の想像で補完している部分が多々あるように見受けられる。
さて、当時のユダヤ社会において、徴税人という職業は民衆から嫌われる存在であった、当時のユダヤはローマの属国となって税金を納めさせられていたのが内心、気に入らなかった、そして同じユダヤ人でありながら同胞から税金を徴収して回る徴税人というのは嫌われる存在であったのだ。
現代でも、なかなか税金を徴収する仕事というのは嫌われ役であり憎まれ役でもあるのでマタイの気持ちは何となくわかる。彼自身、引け目というか負い目を感じていたと思う、ただマタイの心理描写が聖書に細かく出てくるわけではないので単に想像するしかできないが、実際私も、市職員として約8年の勤務経験があり、そのうち4年は税務部課税課という部署に務めていた、また税金とは色合いが少し違うが、保健福祉部で国民健康保険料の不良債権処理などもやっていたのだ。なのでマタイの仕事は、一応、公務員の仕事みたいなもんなのだ。で、公務員特権として、民間業者と違い、裁判所を通さずに直接に市民の財産を差し押さえる権限を持っている。極論を言えば、民家に押し入って財産を持っていく権限があるということなのだ。納税通知書や国保料通知書を発送する時期になると職場がピリついてくる、最も市民からのクレームが多く入る時期だからだ。電話も取りたくないし、窓口当番の日も気が滅入る。お前ら公務員は市民の税金で食っているくせに偉そうにしやがってだの、どうせ裏で悪いことやってんだろだの、どさくさに紛れて一般的な公務員バッシングをされると、話が進まないうえに、言い返すこともできないので単にサンドバッグにされるしかないという状態が続き非常にストレスだけが溜まっていく。なのでマタイも、そういう気持ちになっていたのかなぁと思うと、気の毒である、しかし、イエスは彼を指導者の一人に選んだのだ。マタイは、イエスから、私に従いなさいと言われ、素直についていった。考えられますか?想像できますか、いきなり何の後ろ盾もない、得体のしれない宗教団体の男が、私に従いなさいと言ってきて、即答でついていったのです、普通はあり得ませんね。でも、イエスには普通ではない神のオーラがあった、だからマタイは従った。
徴税人で嫌われ役の私を直弟子に選んでくれるのか・・・と内心、ものすごく喜んでいたかもしれません、しかし、ある意味、安定した職業です、それを捨ててイエスに付き従うというのも、ある意味で大変な決断だったと思います。
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