巫女の日常 ① 宝くじ騒ぎ

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久しぶりにブログを書きます。
神々のお声がカジュアルに聴ける仲介巫女、三峯(みつみね)です。


今回は「神様のお声が聴けることで起こった出来事」をテーマに

最近あったことを吐き出していきたいなと思います。


11月第2週のとある日の昼間。

元気いっぱいの天照大御神から
「るりー!御使い行ってきて!」

と声が掛かりました。

めんどくさい内容だったら嫌だな、と思いつつ
「なんでしょうか?」と返事します。

すると、国道6号から牛久沼の辺りの住宅街へ右折し進んでいくイメージが視えました。

「そのへんにるりが挨拶したことのない神様がいるのよ。

私も親しくないんだけど手伝って欲しいことがあって、
お供え持って行って架け橋になってくれない?

るりも力を借りることになる神様だから」


神様の司令は即対応が基本です。
怒られることはありませんが、
なんだろう、と思いつつ、早速神社を調べます

すると、「鬮神社(くじじんじゃ)」という知らない神社が出てきました。

周辺神社の御祭神は皆親しい神々だったので、
心当たりはそこしかありません。

さて、事前に御名がわかっていれば好感度は高いはず。
次は御祭神を調べます。すると・・・・

" 御祭神不明 "

なんということでしょう。

気難しい神様だったら私はどうすれば?

突然襲いかかるアウェイ感。


ところが



調べを続けると
「江戸時代に富くじ(現代の宝くじ)を当てるという御神徳をもたらした」
という情報が出てきたのです。

せい。

待って。

大御神。
「るりもお力借りることになるから」って言ったよね?

ーーーー わたし、3日前に宝くじ買ってる ーーーーーー!


当選していいの?
お力借りるってそういうことなの?
いいのね?大御神????


早速、私は日本酒と神饌を持って出掛けたのです。


到着した当該神社は、
神気溢るる神聖な心地の木々の中でした。

空気が澄み、鳥居のように対となった2柱の御神木が、社の前に荘厳に並んでいました。

なんと神々しい。

私は萎縮しつつ一礼し、境内に一歩足を踏み入れます。
無事神饌を供え、作法に則り祝詞とご挨拶を済ませました。

特に危なげなく済んだため、御祭神と少し雑談をします。

お声は壮年男性のもので、
やや嗄れた喉から響く声でした。


私が声が聴こえるようになった経緯が特殊なため、身の上話や、
ご挨拶に至った事情も説明しました。

鬮神様は「ああ……、なるほど、」と仰せでした。

曰く、神々の決議(秩序や調和を図る決め事)にはあまり参加しないのだそうです。
(後ほど御名を知りましたが、納得の事情でした。)

あまり古語らしい言葉遣いもなく、気さくな印象の神様。
しかし、御名をお答え頂いても受け取ることができません。

経験上、受け取れない時は結びつきがまだ弱く、
3度は参拝しなければ姿も視えません。

「名を教えてやれ」と側に居た個人神に告げてくださり、
何事もなく帰宅致しました。




「ひょっとして宝くじ当たるのかな」


神々の遣いを果たすと嬉しい出来事が多く起こります。

わたしは突然の御使いに期待を膨らませ、
入浴中に個人神に尋ねました。

「知らん。
 今のお前にそんな命運があるとは聞いていないが」

いけず!!!!


「よく考えたら、一等当選したら神社建立できるよ。
 自由に趣味の活動もできる」

「……。それが心からの心願であれば御百度詣りでもして気概を見せてみろ。
 取り次いでやる」


「…………やる」

私の自由な人生の創造のために。



資金という多くの選択肢を得られる経験は、
霊力の証明にだって役立つ。

決めた時の行動力は凄まじいものがある三峯です。

こうして、翌朝4時から8時25分まで、
御祭神の見守る中、御百度詣りを決行することになりました。


人生で御百度の行をするのはそれが5度目でした。
もはや慣れっこだったのですが、11月の早朝は気温3°

真っ暗な森の中で、泣きそうになりながら裸足になりました。

寒い。
冷たい。
痛い。
暗い。
怖い。
痛い。痛い。痛い。

だけどこれまで、御百度詣りをして叶わなかったことなどありませんでした。
1度ずつ丁寧に心を込め、願いを込め、敬いを込め、

理想とする当選後の未来のことを口にし、手を併せました。

吐く息も白く、心細い中、鬮神様がずっと雑談に付き合ってくださいました。



そうして無事、個人神の予告通りの時刻に儀を終了し、
お付き合い頂いたお礼参りに最後の一回を参拝し、御神酒を改めて帰宅しました。

朝日がとっても心地よかったです。

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高熱を出しながら泥のように眠り、いよいよ当選発表の時刻になりました。



なんとその、抽選結果はーーーーーーー!




ハ    ズ    レ


おいいいいいいいいいいいいいいい!(;`O´)o

この日私は初めて、御百度詣りで心願が叶わない出来事を経験したのです。

「修行不足」を主な理由として、いくつか原因を説明されましたが、
なんという意地悪でしょうか。

事前に言ってくれても良くない?


実はこれまでも、私に厳しい修行を促す出来事は何度もありました。

神々は「強制」をしないため、
出来事として心に想起させる手法を取ります。

正直なところ、私は人ですから、稼ぎがないと生活が成り立ちません。
修行と生活のバランスを取るのはとても難しいです。

それでも出来る範囲で修行し、趣味をおざなりにしている、というのが実情でした。
出来る範囲で努めているつもりだったのです。

あれほど痛く、真剣に願ったものが叶わない訳がないと、
神秘に慣れすぎて期待していたのです。



あまりにも意地悪な顛末にガッカリし、
誰の声も聞きたくなくなり、暫く塞ぎ込みました。




後日、友人数名と母にこの話をしたところ
みな口々に

「いやそれ、当たらなくて当然じゃない?
 普通御百度参りした後にくじ買わない?」

「神様だって当選結果を物理的に変えることはできないでしょ」

と言ってきます。


えっ、たしかに。

どうして皆わたしより御神徳に詳しいのかな。




その日、気になってこの宝くじの話題を蒸し返しました。

「もしまたくじを買ったら、当選するなんてことある?」


尋ねた個人神はうすら笑いを浮かべていました。


「当たるかどうかはお前次第だろう。
 1度で諦めるつまらん女と結んだ覚えはない。
 一等を手にする予定だった者を押し退けてでも、
 " 我こそがその命運に相応しい道理を持つ者だ "と示してみせろ」

※要するに自分の修行で見事に霊視し当選しろと言っている。

「あと、当選額の半分は予定通り神々に奉納しろよ。
 具体的には俺の神社を建立するがよい」


くあああああああ!憎たらしいーーーーー!!!!!


読んでいますか個人神が好きなリピートの皆様。
こいつ普段からこんな憎たらしいこと言ってるんですよ。(それでも好きですか?)



皆さんはこの出来事、どのように受け取りますか?

三峯にとっては「声が聴けるのも良いことばかりじゃない」という話題の一つとなってしまいました。

そりゃあすんなり当選していたら、霊能者やシャーマンの皆さんは例外無く億万長者でしょう。
それでは困っている人に通じ、霊視によるお悩みの解決もしなくなるというものです。

その特技を誰のために、なんのために使うのか


神々は役割や命運も調和の範疇に入れておいでなのです。
そして何より、

ご神徳を頂いていようと、

人生を創造する自由こそは人間だけのものなのです。


此度の経験で私が何を想い、何を目標と定め、どう行動していくのか。

立体的に無数の未来を把握している神々でも、
どこに進むかの判断は人間の自由に委ねています。


ですから私も
「自らの意志」で修行を増やし、再チャレンジしてみようと思うのです。



とはいえ当選が本懐ではないですし、巫女業の廃業などできませんので(笑)
腕試しと思い楽しんで臨みたいと思います。

宝くじ以外の霊視はご存知の通り絶好調です。
寧ろ此度の御百度で精度増ししましたので、今後も真摯に修行と鑑定をしていく所存です。

宜しくお願い申し上げます。





年末で耳にする機会が多い「宝くじ」。
皆さんは、どの神社に当選の願掛けをされますか?






✦ 三峯 ✦
※当該内容は個人のホームページでも掲載します。
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