広告に30万円かけても仕事につながらなかった──それでも得た大きな気づき

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ビジネス・マーケティング
一年が経つのが、本当に早く感じます。
今年を振り返る中で、最も印象に残っている出来事のひとつが「メタ広告を試したこと」です。
私たちはこの春、電子書籍プロデュース事業の認知を広げようと、FacebookとInstagramに広告を出しました。いわゆる「メタ広告」です。投じた金額は約30万円。
それなりの金額ですが、成果を見たかったのです。
しかし──結果から言うと、ほとんど反応はありませんでした。

広告を見たという知り合いから「見たよ」「頑張ってるね」とメッセージをもらうことはありました。けれど、仕事の問い合わせや新しいつながりは、ほぼゼロ。
数字的に見れば、失敗だったと言わざるを得ません。

広告を打って見えた「人の行動のリアル」

この経験を通じて痛感したのは、
「人は広告を見ても、すぐには行動しない」ということです。
特に私たちが扱っているような「電子書籍出版プロデュース」のような無形サービスは、
“その場の勢い”で申し込むものではありません。
広告を見て、興味を持ち、そこから信頼できる人なのかを確かめる──そのプロセスが必要なんです。
SNS広告は「きっかけ」にはなっても、「信頼の証明」にはならない。
そこに気づけたのが、この30万円の最大の学びでした。

一方で効果を感じた「もう一つの取り組み」

一方で、同じ時期に行った別の取り組みがありました。
それが自分自身が著者となってKindle本を出版したことです。
タイトルは
『ひとり事業者は電子書籍で出版デビューしなさい』。
出版業界で30年以上働いてきた経験をもとに、これからの時代は「きちんとした電子書籍」で出版デビューするのが得策だ、という内容をまとめた一冊です。
この本を出してから、仕事関係で初めてお会いする方に
「これが私の本です」とお渡ししたり、PDFでお送りしたりしています。
不思議なもので、これを見せた瞬間に相手の反応が変わるんです。
「この人は本を出しているんだ」という安心感。
「出版のことを語れるだけの人なんだ」という信頼感。
それは、SNSの投稿をいくら読んでも得られない“印象の強さ”です。

費用ゼロで「信頼資産」をつくれた
しかも、このKindle出版にかかった費用は、
表紙デザインの外注費以外はほぼ0円。
原稿は自分で書き、Kindleダイレクトパブリッシングの登録も無料。
広告に30万円をかけて結果が出なかったことを思うと、
「費用対効果」という観点では比べものになりません。
Kindle本は、一度出せば“名刺代わり”として何度でも使える。
自分の考え方や姿勢を、まとまった形で伝えられる。
そして、誰かがAmazonで見つけてくれる。
そう考えると、広告費の何十分の一どころか「投資ゼロで得られた最大の成果」だったと感じています。

「まとまったコンテンツ」としての本の力

SNSやnoteでの発信も、もちろん意味があります。
私も日々の思いや気づきを投稿していますし、それを通じてつながれた人も多いです。
ただ、SNSは「点」でしかない。
一方で、本は“線”で伝えられるコンテンツです。
一冊を通じて「あなたが何者なのか」「どんな価値を提供できる人なのか」を体系的に伝えられる。
SNSやnoteで信頼を積み重ねるには時間がかかります。
けれど、出版された一冊の本には、「この人は本気でやっている」という強い説得力があります。
本を出すということは、読者という“他者”を想定して書くということ。
つまり「自分の言いたいことを言う」のではなく、
「相手の立場に立って伝える」という編集的視点が欠かせません。
この意識の違いが、発信全体の質を底上げしてくれるのです。

まとめ──広告よりも「信頼」を積み上げる方法を

今年、広告に30万円を投じて学んだこと。
それは、「広めること」と「伝わること」は別物だということです。
SNS広告は“広げる力”に長けていますが、
“伝える力”や“信頼を築く力”は、やはりコンテンツの中身にあります。
あなたがもし、広告を出そうか迷っているなら──
そのお金を「自分をきちんと伝えるコンテンツ」に投じてみてほしい。
私の場合は、それがKindle本でした。
そして今も、この経験をもとに「ひとり事業者が出版を通じて信頼を築く」お手伝いをしています。
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