だから今、あなたの話を聞きたい ~「にこ 心が軽くなる相談室」に込めた想い(第3回・最終回)

だから今、あなたの話を聞きたい ~「にこ 心が軽くなる相談室」に込めた想い(第3回・最終回)

記事
コラム
前回は、お金の失敗、愛した人との別れ、
そして死にたいと思うほど苦しかった時期の話をしました。

今回は、そこからどうやって今に至ったのか。
そして、なぜ私がこの相談室を始めようと思ったのかを、お話しします。

8章 だから私は、電話相談をやろうと思いました

人は、正論だけで救われるわけではありません。
「そんなこと考えちゃダメ」
「もっと前向きに考えなよ」「頑張ればなんとかなるよ」。
そう言われても、心が限界のときには届かないことがあります。

でも、ただ話を聞いてもらえること。
否定されずに、責められずに、自分の気持ちを外に出せること。
それだけで、人は少しだけ呼吸ができるようになることがあります。
そして、とことん聞いてもらった先に、ふと届く言葉があることもあります。私は、それを自分の人生で経験しました。
だから私は、電話相談をやろうと思いました。
大きな答えを渡せる人になりたい、というよりも、
まずは「話しても大丈夫」と思える場所をつくりたい。
ひとりで抱え込んでいる気持ちを、少しだけ外に出せる時間をつくりたい。
誰にも言えなかった本音を、
否定せず、責めず、受け止められる人でありたい。
それが、にこ 心が軽くなる相談室を始めようと思った理由です。

9章 私が今、残していきたいもの

今の私は、人はこの世に生まれたからには、
何かを後世に残していくものなのではないかと思っています。
それは、命だけではなくていい。
情報でも、記憶でも、記録でも。誰かの心に残る言葉でも、
誰かの人生にほんの少し影響を与えることでも。
先祖代々、誰かが命をつなぎ、暮らしをつなぎ、
知恵や経験を残してきてくれたから、今の私がいます。
だから私も、自分が経験してきたこと、迷ってきたこと、失敗してきたこと、それでも生きてきたことを、
少しずつ言葉にして残していきたいと思っています。
それが、誰かの心を少し軽くするきっかけになるなら、私の遠回りにも意味があったのかもしれない。そう思っています。

10章 変わってもいいし、変わらなくてもいい

今の私が大切にしている言葉があります。
変わってもいいし、変わらなくてもいい。
頑張れる日があってもいい。頑張れない日があってもいい。前に進める日があってもいい。立ち止まる日があってもいい。笑える日があってもいい。泣いてしまう日があってもいい。

私は自分自身の人生を通して、人は
そんなに簡単に割り切れないものだと知りました。
頭ではわかっていても、心がついてこないことがある。
やめた方がいいとわかっていても、離れられないことがある。
変わりたいと思っていても、同じところで立ち止まってしまうことがある。
それでも、その人が弱いわけではない。ダメなわけでもない。
ただ、それだけ心の奥に、まだ言葉になっていない思いや、
癒えていない痛みがあるのだと思います。

11章 「にこ 心が軽くなる相談室」に込めた想い

私は立派な人生を歩いてきた人ではありません。
むしろ、たくさん迷い、たくさん間違え、たくさん遠回りをしてきました。
「いつもニコニコ元気」で生きようとしてきた私。
「愛されている実感」を探し続けていた私。
自分の人生を、どこか他人事のように生きてきた私。
人生を変えたくて、焦って、迷って、失敗した私。
娘の存在に救われた私。
お金の不足感に縛られながらも、少しずつ現実と向き合ってきた私。
心のことを学びながら、自分を許すことを覚えてきた私。

そんな私だからこそ、誰かの苦しさを、簡単に正論で片づけたくありません。「それは間違っている」「早くやめた方がいい」「もっと頑張ればいい」。
そんな言葉では届かない気持ちがあること
を、私は知っています。

ここは、完璧な答えを出す場所ではありません。
まずは、心にあるものを少し外に出す場所。
言葉にすることで、自分の気持ちに気づく場所。
少しだけ呼吸がしやすくなる場所。
もし今、誰かに話したいけれど話せずにいる気持ちがあるなら、
ここに来てください。
うまく言葉にできなくても、大丈夫です。泣いてしまっても、大丈夫です。
「こんなこと話していいのかな」と思うことでも、大丈夫です。
あなたの言葉を、ちゃんと受け取ります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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