言葉の刃

言葉の刃

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占い
前回、言葉は誰かの支えになり得る、という話をしました。

けれどその一方で、言葉の「恐ろしさ」を再認識する出来事もありました。

あるとき、SNSで見かけた占いの無料鑑定を試してみたことがあります。

届いた鑑定文を目にした瞬間、私の中に広がったのは強い違和感と嫌悪感でした。

そこに並んでいたのは、誰にでも当てはまりそうな巧妙な言葉。

読み進めるうちに、不安が少しずつ大きくなっていき、やがて救いを求めるように高額な鑑定へと誘導する流れになっている…と、すぐに気づいたんです。

プロとして言葉を扱う側にいたからこそ、その裏にある計算が透けて見えました。

私は、同じように占いに関わる者として、軽い気持ちで鑑定を試してみただけ。
ですが、本気で悩んで藁にもすがる思いでその言葉を受け取った人が、どれほど傷つき恐怖に支配されてしまうか。

言葉は、誰かの背中を温かく押すこともできれば、刃物になって人をコントロールすることもできる。

そのことを深く考えさせられた瞬間でした。
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