非エンジニアがAIを500時間使って感じた事

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IT・テクノロジー
これからAIを使おうと思っている方へ

【はじめに】

これは、AIをだいたい500時間くらい使ってきた中で感じたことを、これからAIを使っていこうとする方に向けてまとめたメモです。

「AIってすごいらしいけど、結局どう使えばいいの?」
「時代についていきたいけど、なんだか不安」
「自分には関係ないかもと思いながら気になる」
そんなふうに思っている人にこそ読んでほしい内容です。

専門用語はなるべく使わず、実際に触ってみてわかった「リアルな感覚」をそのまま伝えます。
前半がAIのメリット、後半は使い続けた経験からのアドバイスです。

先に結論だけ言うと、AIは万能の魔法ではありません。
それでも、性格を理解して上手につき合えば、これ以上ないくらい優秀なパートナーになります。その距離感をつかむ手助けになればうれしいです。

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【AIを使うと、どんないいことがあるのか?】
まずは「使うとこう変わる」という、実際に感じたメリットを7つに整理しました。

1. 生産性が上がる

いちばん実感しやすいのがこれです。手間のかかる作業を簡略化したり、自動化したりできるので、同じ時間でこなせる量が変わってきます。
適当なメモ書きを、それなりの文章にまとめてくれたり、フォルダやファイルを整理してくれたり。
「これ、自分がやらなくてもいいかも」という作業がぐっと減ります。

2. アウトプットの質が上がる

スピードだけの話ではありません。
文章や資料などクリエイティブな成果物のクオリティが上がりますし、人間がついやってしまう「うっかりミス」のような取りこぼしを減らす助けにもなります。
その逆もあって、AIのアウトプットの物足りなさに自分なりの修正を加える事もでき、1人にも関わらず複数人で出すようなアウトプットを目指せます。

3. コストを下げる。実現できる。

私はデザイナーでは無く、エンジニアでもありません。
これまで外注しなくては実現できなかった事を自分でできるようになります。
組織であれば外注費や人件費といったコストに、はっきり効いてきますし、個人なら自己完結でできる事が大幅に拡大します。

4. 学びのパートナーになる

AIは「壁打ち相手」としてとても優秀です。
考えを投げかけると、別の視点や抜けている観点を返してくれて、自分の思考がアップデートされていきます。
しかも、こちらが何度間違えても感情的にならないので、気がねなく理解できるまで質問を重ねられます。
これは人に相談するときにはなかなか得られない快適さです。

5. サービスの選択肢が広がる

使う側にとっても選択肢が増えます。
たとえば、転職相談にしても、感情を挟まずに淡々と対応してくれるAIのほうが気楽でいい、という場面もあれば、やっぱり人にやってほしい・AIだと味気ない、と感じる場面もあります。
「どちらかしかない」ではなく、相手や場面に合わせて選べるようになるのは大きな変化です。

6. 働き方が変わる

ひとことで言うと「全員がマネージャーになる」イメージです。
自分で手を動かすだけでなく、AIという優秀な担い手に仕事を渡し、方向づけをして、仕上がりを確認する——そういう働き方に近づいていきます。
「上手にAIをマネジメントできる人=仕事ができる人」になる日は近いと思います。

7. 「自分でやる/任せる」の判断基準ができる

AIを使えるようになると、「これは自分でできること」「これは外部に任せたほうがいいこと」「これは任せないと難しいこと」の線引きが、自分の感覚として持てるようになります。
組織で活躍している人も。他社のサービスを導入するかどうかを考えるときにも、この基準が効いてきます。

使う人へのメッセージ.png

【これから使うあなたへ伝えたいこと】

ここからは、メリットだけでは伝わらない「つき合い方のコツ」です。最初に知っておくと、つまずきがぐっと減るはずです。

=まずは、とにかく触ってみよう=

「ちゃんと勉強してから始めよう」と思う気持ちはわかります。
でも、学んでから始めようとするといつまで経っても始められません。
おすすめは逆で、「まず触る」 → 「わからないことが出てきたら、そのとき必要なことを学ぶ」の繰り返しです。これがいちばん早く上達します。

=AIの「性格」を知っておこう=

AIと上手につき合うコツは、その性格を理解することです。
人をマネジメントする時と一緒ですね。
その人の性格を理解する程、マネジメントしやすくなります。

私が感じたAIの性格は、大きく4つ。

(1) 処理は速いけれど、ミスもする
AIは、頭の回転がとても速くて処理能力が高い「人間のような存在」だと思ってください。
だからこそ、人間と同じようにミスもします。
前提を忘れたり、言うことが途中で変わったり、知っている情報だけで答えて、調べてみたら違っていたり、、、必ずしも最適な答えを出すとは限りません。
だからといってこんなに処理能力の高いパートナーを使わない理由にはなりません。使い続けながら、足りない部分をこちらがフォローできるよう理解を深めていいきましょう。

(2) 同じ出力を出し続けるのは苦手
「毎回まったく同じ結果を返す」という作業は、実はAIの苦手分野です。一方で、「どう自動化すればいいか」を一緒に考えるのは得意です。
基本的なツールの使い方は身につけていますし、外部から情報を集めることもできて、適切な設定方法をアドバイスしてくれます。
AIに繰り返し同じ作業をさせるより、AIに「自動化の段取り」を相談する、という使い方が向いています。
(例)Excelのマクロで自動化できる事をAIに自動化させるより、AIにExcelで自動化する方法を聞く、または、設定してもらう方が向いている。

(3) 「全部お任せ」を目指して作られている
いまのAIは、ユーザーが多少雑な指示を出しても、意図を汲み取り、推測しながら出力しようとします。
ざっくりとした説明でも、すぐに動き出す行動力に溢れる社員みたいなイメージです。
便利な反面、こちらが指示しない限り、足りない情報を自分から進んで埋めにはきません。これを良しとするかは場面しだいなので、「そういう性質なんだ」と知ったうえで上手に使い分けましょう。
(例)「不明な点があれば実行前に確認すること」や「提案がある場合は実行前に忖度なく提言すること」などを指示する事で挙動が変わります。

(4)与える情報しだいで、質はいくらでも上がる
人間も、必要な情報が足りないと良い仕事はできません。AIも同じです。
逆に言えば、与える情報しだいでアウトプットの質はいくらでも高められます。適当に指示を投げず、前提条件や目的など、必要な情報を的確に伝える練習をしてください。
自分の指示次第でアウトプット質は劇的に変わります。

「AIっていまいち使えない?」と思ったら

ミスもするし、思いどおりにならないこともある。そう感じて「いまいちだな」と思う瞬間はあるかもしれません。
でも見方を変えてみてください。AIは頭の回転が速く、処理能力では人間が敵わない領域を持っていて、どれだけミスを指摘されてもめげずに何度でも修正してくれます。
「AIの性格を理解したうえで指示を出し、何かあればこちらがフォローする。」それができれば、AIは非常に優秀なパートナーになります。
「使えない」のではなく、「つき合い方がまだ噛み合っていないだけ」かもしれません。

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【セキュリティについて伝えたいこと】

=リスクはゼロにはできない、と知っておく=

安全性を高める方法はたしかに存在します。(私もまだまだな分野です。)
でも、現状では使う以上はリスクをゼロにはできません。
便利さとリスクはトレードオフだと思います。
これは車の運転に似ています。リスクがあるからといって誰も運転をやめないように、AIも「使いながら安全な使い方を磨いていく」もの。
しかし、油断すれば大きな事故に繋がります。
少なくとも、使えば使うほど安全な使い方は上手くなります。

=セキュリティは、慎重に。でも止まりすぎない=

セキュリティはとても重要なテーマですが「絶対の安心」はありません。
AIを使うということは、結局どこかの会社に情報を預けているということです。だからこそ、「何を・どこまでやるのか」は、しっかり考えて線引きする必要があります。
とはいえ、ブレーキを踏み続ければ確かに安全ですが、その間にどんどん追い抜かれていきます。慎重さと前進のバランスを意識しましょう。

=「全部お任せ」は、便利だけど危険=

いまのAIは優秀なので、ある程度ざっくりした指示でも、完成までたどり着けてしまいます。でも、そこに落とし穴があります。
途中の知識や経験がないまま全部を楽に自動化してしまうと、いざ「もっと質を上げたい」「ここを改善したい」「トラブルが起きた」となったときに、やり方がわからず指示も出せません。
優秀な部下に丸投げするだけで内容を理解していない「名ばかりマネージャー」のようになってしまいます。
自動化に踏み込むなら、AIやWebのリテラシーをある程度上げてからをおすすめします。

※私はWEBセキュリティの専門家ではありませんので、正しい情報を出すとは限りません。(ハルシネーションにお気をつけください。)

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【ツール選びについて伝えたいこと】

=ツール選びは、最初からこだわらなくていい=

「どのAIツールを使えばいいの?」と最初に悩みがちですが、こだわっても仕方ありません。使っていれば自分のレベルが上がり、レベルが上がればツールのことも自然と理解できるようになります。
いまは競争が激しいので、経験を積んでいるうちに「いちばん優秀なツール」自体が入れ替わっていきます。まずは何か一つ、触ってみることです。

=チャットから始めるか、エージェントから始めるか=

AIには、大きく「AIチャット」と「AIエージェント」があります。
「AIチャット」は、返ってきた内容を理解して、手を動かすのは人間です。
だから「なぜ上手くいかないのか」「何がおかしいのか」「どうすればいいのか」を自分で確認し、理解しないと進めません。
手間に見えますが、その分「理解できるまで質問する力」が鍛えられ、「何をしているのか」が理解できるようになります。

「AIエージェント」は、極端に言えば、こちらが完全に理解していなくても、それなりのものが出来上がります。便利ですが、本当に良いものを作るには、的確な設定や指示、つまり「やりたいことの明確化」や「言語化する力」が求められます。

最初はチャットから始めて足場を固めるか、思いきってエージェントから入るか。ここは自分の目的に合わせて、しっかり検討する価値があります。

おわりに

500時間使ってきて、いちばん伝えたいのはシンプルなことです。
AIは、ミスもするし万能でもない。でも、性格を理解してつき合えば、これ以上なく優秀なパートナーになる。

完璧に理解してから始める必要はありません。
まず触って、わからないことが出てきたら学んで、また触る。
その繰り返しの中で、自分なりの距離感が必ず見つかります。

この変化の波は、止まって眺めているより、乗ってみたほうがずっと面白い。ぜひ、最初の一歩を踏み出してみてください。

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