昔の映画で「男はつらいよ」っていうのがあった。
主演の渥美清さんが、腹巻巻いてて
ぶらぶら好き勝手に放浪してたような記憶がある。
森三中の大島さんが、よくモノマネして寅さんの
衣装を着てるよね(^^♪
映画をあまり本気で見たことなかったから、
内容まで気に気に留めてなかったけど
今思うと 何がつらいという話だったのだろう?
女として50年ちょっと生きてきて思うけど
「女もつらいよ・・・」
そう思うのは私だけじゃないと思う。
出産、育児、子育て、家事、仕事・・・
私の中では、仕事は「自分だけのこと」と思ってる。
その他は、「自分だけのこと」じゃないって気がする。
結婚は一人でしない。
必ず、夫がいる。
だから、出産、育児、子育て、家事は
「自分だけのこと」ではなくて、「夫婦二人のこと」のはず。
昔は女性は外で仕事をしなかったから、
仕事は「夫の担当」で出産、育児、子育て、家事は「妻の担当」
という分業だった。
今の時代は女性も仕事をするようになった。
でも、この分業スタイルは今でもあまり変わらない。
男性は仕事(自分だけのこと)だけでいいけれど、
女性は仕事(自分だけのこと)に加えて、
出産、育児、家事(夫婦二人のこと)も担っている。
出産はさすがに男性には不可能だから仕方ないけど、
せめて育児と家事は夫婦二人で半分半分で担うものじゃない?
でも今でも
育児と家事は女性の担当で、男性はお手伝い程度でOK
という潜在意識が根強い気がする。
男性は結婚して子供がいても、
飲み会も出張も当然のように出かけていくし、
さらに、自分の趣味の時間まで持てる。
女性は、すべての役割をこなすので精一杯で
自分の趣味のための、時間も体力も残ってない。
でもこれは、夫婦だけの問題ではなくて
日本はまだまだ、そういう社会だということ。
「女もつらいよ」いや「女はつらいよ」ですよね?
そんな、くすぶる不満を抱えて
結局私は、正規教員の仕事を退職したのでした。