夏祭りの 花火鑑賞〈1000文字以内シチュボフリー台本〉

夏祭りの 花火鑑賞〈1000文字以内シチュボフリー台本〉

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小説
▼夏祭り

SE:お祭りの賑やかな音(常時)
SE:下駄で歩く音

あれ〜?
キミもお祭りに来てたの?

もしかして一人?

そっか……。
私も一人で回ってたんだ〜。

SE:花火の音

あっ!ちょうど花火、始まったみたいだね。

出店(でみせ)巡りで、ちょっと疲れたな〜。

ねぇ、休憩がてら一緒に花火見ない?

キミが……良ければだけど。

〈少し間〉

そっか!なら、行こう!




▼移動中

SE:2人分の足音。(下駄と靴)
SE:徐々にお祭りの賑やかな音が遠ざかる。

SE:祭りの喧騒から離れて、虫の鳴き声と、遠くなった花火の音(常時)

お祭り会場からは離れちゃうけど、人だかりのない所でゆっくり花火が見れる場所があるんだ〜。

ベンチもあって座れるスペースもあるし、休憩にはもってこいの穴場だよ。

SE:2人分の足音(下駄と靴)のみが続く。

とうちゃ〜く!

ここだよ〜!良い感じでしょ?

〈先にベンチに座る語り手〉

ほら、このベンチで一緒に見よう!

〈促された聞き手は、語り手と少し間を開けて隣に座る〉

なんか……距離ない?

もしかして……私の隣が嫌とか?

〈少し間〉

そんなに慌てて、否定しなくてもいいけど……。

もしかして、普段と違う浴衣姿にドキドキしてたりする?(意地悪げに)

ふふ。
な〜に?図星なの?キミって、可愛いね。

〈少し間〉

別に馬鹿になんかしてないよ。

ちょっと嬉しくって。

SE:少しの間、虫の鳴き声と遠い花火の音のみ。

今頃、友達は彼氏とこの花火見てるんだろうな〜。

〈少し間〉

本当は今回のお祭り、友達と来る予定だったんだ。

だけど直前でその子に彼氏が出来ちゃって、私はあっさり捨てられたの〜。

女の友情なんて、儚いものよね。

〈ため息〉

せっかく色違いで、お揃いの浴衣も準備してたのに。

〈少し間〉

でもキミにこうやって見てもらえたから、着てきたかいあったかも(小声で)

SE:特大の花火の音。

ん?
別に……何も言ってないよ。




SE:しばらく花火の連続音。

もうすぐ、花火も終わりかな?

〈少し間〉

花火に付き合ってくれて、ありがとね。

キミに会うまでは、一人で回っててつまんなかったんだ〜。

でも、キミとこうして過ごす時間は、楽しかったから……だから、ありがとう。

SE:花火の音で、少し間。

……ねぇ。
来年のお祭りは、一緒に行かない?

SE:花火の音で、少し間。

今度は、最初からキミと来たいから!(元気よく)

SE:花火の連続で、フェードアウト。

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