「ひとみちゃんにしか相談できない」と言われた夜。4時間の対話で変わったこと

「ひとみちゃんにしか相談できない」と言われた夜。4時間の対話で変わったこと

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学び
その日の昼過ぎ、幼馴染からメールが来ました。

「ひとみちゃんにしか相談できないことがある」

子どもの頃はよく遊んでいましたが、その後ずっと人生を並んで歩いてきたわけではありません。

それでも、お互いの家族のことや、昔どんな子だったか、人生の途中でどんなことがあったかは、断片的に知っています。

「もし時間があれば、今日でもいいんだけど」

ちょうどその日は予定が空いていました。

「じゃあ今日にしよう」

夜8時。

彼女は、少し疲れた顔でやってきました。

最初に出てきた相談は、

「ずっとやりたいと思っているサービスがある」

という話でした。

自分自身の経験を生かして、昔の自分が「こんなサービスがあったらよかった」と思うものを形にしたい。

ところが話を聞いていくと、問題はそれだけではありませんでした。

サービス内容。

ホームページ。

WordPress。

発信。

AI。

名義。

集客。

お金を受け取る仕組み。

いくつもの「途中」が重なっていました。

本人も、どこから話せばいいのかわからない。

話は前後するし、途中で別のテーマに飛びます。

でも、こういうときに必要なのは、きれいに話してもらうことではありません。

私は一つずつ分けていきました。

「それは今は置いておこう」

「それとこれは別だね」

「そっちはもう、実は終わってない?」

「じゃあ今、本当に考えたいのはどこ?」

話しているうちに、彼女が「大きな問題」だと思っていたものが、少しずつ小さくなっていきました。

問題を解く前に、問題の形を見直す


彼女は何年も、

「ホームページを作れない」

ということを壁だと思っていました。

でも今はAIがあります。

数年前には難しかったことも、今なら違う方法で進められる。

つまり、彼女が抱えていた問題の中には、

昔は問題だったけれど、今はもう問題ではないもの

も混ざっていました。

人はよく、

「どうすれば解決できるだろう?」

と考えます。

でも、その前に必要なのは、

「そもそも今も、それは本当に問題なのか?」

と見直すことだったりします。

本人が持ってきた問題設定を、そのまま正しいものとして扱うとは限りません。

少し離れて見る。

すると、解決しようとしていたもの自体が、すでに別の形に変わっていることがあります。

やり方を全部整理したあとに残った問い


技術的な問題を一つずつ分けていくと、最後に残ったのは方法ではありませんでした。

私は聞きました。

「で、本当にそれ、やりたいの?」

「これをやらないまま、この先ずっと過ごしたらどう?」

彼女は少し考えて、

「それは嫌だ」

と言いました。

そこで、話の中心が変わりました。

「どうやって始めるか」ではなく、

「私は、本当はどうしたいのか」

へ。

方法はいくらでも調べられます。

AIにも聞けます。

検索もできます。

誰かに頼むこともできます。

でも、

どの未来を選ぶのか

だけは、本人にしか決められません。

AIに相談しても「知ってる答え」しか返ってこなかった理由


彼女はすでにAIも使っていました。

でも、

「何回相談しても、知ってることしか返ってこない」

と言います。

話を聞いていて、その理由も少し見えました。

彼女がAIに聞いていたのは、

「どうすればいい?」

という問いでした。

でも、やり方については、彼女自身がすでにかなり知っていた。

だから答えを読んでも、

「それは知ってる」

となってしまう。

彼女に必要だったのは、もっと方法を増やすことではありませんでした。

「本当にやるの?」

「やらない人生でいいの?」

「そのために、まず何を終わらせる?」

「これから、どんな自分として進む?」

別の種類の問いです。

そして、人間に目の前で

「本当にやりたいの?」

と聞かれると、なぜか少し逃げにくい。

文字で表示されるより、問いが重くなる。

あの夜、私はそんなことを感じました。

問いに、重力が生まれる。

「未来に進んでいる人」になる


話している途中、私はこんなことを言いました。

「やり方より、在り方を先に変える。未来に進みたいなら、まず“未来に進んでいる人”になる」

すると彼女が、

「今の、もう一回言って」

と言って、メモを取り始めました。

全部を一気に完成させる必要はありません。

サービスを整理する。

AIと話す。

ページをひとつ作る。

必要な手続きをする。

外に出してみる。

大切なのは、

今日やることの向きだけを、未来にすること。

そうすれば、

「いつかやりたいと思っている人」

から、

「もう始めている人」

へ変わります。

彼女が帰ったのは、深夜0時ごろ。

夜8時から、約4時間。

ホームページの相談をしていたはずが、最後には、

「これからどう生きたいのか」

という話になっていました。

でも、人生の相談は、たぶんそういうものなのだと思います。

ひとつを動かそうとすると、その周りで止まっていたものも見えてくる。

そして整理していくと、最後に残る問いは案外シンプルです。

私は、本当はどうしたい?

答えが見えたら、あとは少しずつ未来側へ動けばいい。

玄関で靴を履きながら、彼女が笑って言いました。

「これで私も、New Meになれるわ」

そして、

「進んだら連絡するね」

と言って帰っていきました。

あの夜、整理したのはサービスだけではなかったのかもしれません。

止まっていた未来を、もう一度、自分の時間の中に戻す。

そんな対話になりました。



私のセッションで大切にしていること


私は、すぐに答えを渡すことよりも、

「今、本当に考えるべきことは何か」

を一緒に見つけることを大切にしています。

仕事の判断、企画、人間関係、キャリア、これからの働き方。

相談内容が散らかっていても構いません。

話しながら、

今考えること。

まだ考えなくていいこと。

もう終わっていること。

前提そのものを見直した方がいいこと。

を一緒に分けていきます。

そして最後に、

自分で次を選べる場所まで戻る。

それが、私が提供しているDIALOGUEです。


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