本当は、どうして欲しかった?

本当は、どうして欲しかった?

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「嫌い」と決めると、脳は嫌いな証拠を集め始める。

「この人、嫌いだな」

一度そう思うと、なぜか嫌いなところばかりが
目につくことってありませんか?

「あのときも嫌だった」
「そういえば、こんなこともされた」
「昔から、こういうところが嫌だった」

過去の嫌だった出来事まで、次々と思いだしてくる。

でも、その時に少し立ち止まって考えてみて
ほしいんです。

本当に、その人は嫌なところしかなっかたのでしょうか?

もちろん、嫌だったことは嫌だった。
傷ついたことも、我慢してきたことも
なかったことにする必要はありません。

ただ、一度「この人は嫌い」と決めると
脳はその考えに合う情報を集めやすくなります。

反対に、優しくしてくれたことや、嬉しかったこと
助けてもらったことは、見えにくくなっていく。

すると
「ほら、やっぱりこの人は嫌な人」
と、自分の中でその考えをどんどん強くしてしまう
ことがあります。

では、なぜ私たちは「嫌いな理由」を探して
しまうのでしょう?

もしかすると、その「嫌い」という気持ちの奥には
別の気持ちが隠れているのかもしれません。

本当は
「もっと大切にしてほしかった」
「分かってほしかった」
「私の気持ちにも気づいてほしかった」
「もっと優しくしてほしかった」

そんな気持ちがあるのかもしれません。

期待すると、傷つく。
分かってほしいと思うほど
分かってもらえないと苦しくなる。

だから
「もう期待しない」
「この人はこういう人」
「嫌いになれば、傷つかなくて済む」

そんなふうに、自分の心を守っていることも
あるのです。

だから「嫌い」という気持ちが出てきたとき
「こんなことを思う私はダメだ」
と、自分を責めなくても大丈夫。

その気持ちを否定するのではなく
「私は、本当はどうしてほしかったんだろう?」
と、少しだけその奥を見てあげる。

「嫌い」の奥に
「大切にしてほしかった」
「愛されたかった」
「わかってほしかった」
という、あなたの本当の願いが隠れていることが
あります。

そしてもうひとつ大切なのは

嫌だったことも本当。
良かったことも本当。

どちらか一方に決めなくてもいいということ。

嫌なところがあるからといって
その人との間にあった良い時間まで
嘘になるわけではありません。

良いところを見つけたからといって
嫌だったことを我慢し直す必要もありません。

ただ
「私は今、嫌なところばかりを探していないかな?」
と気づいてあげる。

それだけでも、見えてくる景色は
少し変わるかもしれません。

人間関係でモヤモヤしたときは
「相手のどこが悪いんだろう?」
だけではなく
「私は本当は、どうしてほしかったんだろう?」
と、自分の心にも目を向けてみてください。

もしかしたら、そこには
あなたがずっと大切にしてほしかった気持ちが
そっと隠れているかもしれません。



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